冬になると、食べたくなるチョコレート。
美味しい味わいだけでなく、あの香りにも癒されますよね♡
カカオの香りにはリラックス効果もあります。
集中力や記憶力を高める効果も期待できることから、上手に取り入れていきたい食べ物の一つです。
チョコレートには、リラックス効果や集中力・記憶力を高める効果が期待できる。
私は、ほっと一息の時間に少量のチョコレートと温かい飲みのものでリフレッシュしています。
今回は、安心素材のチョコレートの選び方のお話しです。
その中でも「植物油脂」についてみていきます。
また、美味しい厳選チョコレートについても♡
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
・安心素材のチョコレートお探しの方。
・フェアトレードチョコレートをお探しの方。
・こだわり食材を取り入れている方&取り入れていきたい方。
チョコレートの一息効果ってすごいよね!
ねぇ!一息って大切だよね♡安心素材チョコレートで今日も一息。
チョコレートの植物油脂って何?
もし近くにチョコレートがあったら、裏面にある原材料を見てみて下さい。
シンプルなチョコレート原材料の一例・・
砂糖、全粉乳、カカオバター、植物油脂、カカオマス/乳化剤、香料など・・
何だか思ったよりシンプル。
そう。チョコレートの原材料って意外にシンプルだったりします。
この中で気をつけたいポイントは・・もちろん全部です。
どんな材料が、どんな工程で製造されているのか・・。
食品表示は、使用されているすべての材料が記されているわけではありません。
【一括名で表示できる食品添加物】イーストフード、ガムベース、かんすい、酵素、光沢剤、香料、酸味料、調味料、豆腐用凝固剤、苦味料、乳化剤、pH調整剤、膨張剤、軟化剤
これらの食品添加物は、複数の組み合わせで効果を発揮することが多く、個々の成分まですべてを表示する必要性が低いと考えられる食品添加物や食品中にも通常存在する成分であるため、一括名で表示しても表示の目的を達成できるとして一括表示が認められています。
独立行政法人 国民生活センターHPより
その他、キャリーオーバーというものもあります。
キャリーオーバーとは、原材料中には含まれるが使用した食品には微量で効果が出ないため、食品表示法に基づく食品表示基準によって表示を免除される添加物を指す。
食品衛生用語集より
キャリーオーバーの対象となる条件には、以下のことがあります。
食品の原材料に使用された添加物について、次のすべての条件に当てはまる場合は、「キャリーオーバー」となり、表示が免除されます。
・食品の原材料の製造又は加工の過程において使用されるもの
・当該食品の製造又は加工の過程において使用されてないもの
・当該食品中には、当該添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないもの
(東京都福祉保健局HP 食品衛生の窓より参照)
どんな素材を使用し加工されたのかは、消費者である私たちには不明なのです。
それてる!それてる!話が逸れてるよ〜!
おっと!ごめん〜!話を戻します。
食品表示は、全ての材料が記されているわけではない。
今回は、この中の「植物油脂」に焦点をしぼっていきます。
では、チョコレートにも使用されている「植物油脂」とは一体!?
植物油脂とは・・
植物に含まれる脂質を抽出・精製した油脂のこと。
(常温において液体のものを植物油、固体のものを植物脂となる。)
『食用植物油脂品質表示基準制定平成12年12月19日農林水産省告示、平成21年改正』に記されている内容では、食用植物油脂とは、
食用サンフラワー油、食用ぶどう油、食用大豆油、食用ひまわり油、食用小麦はい芽油、食用とうもろこし油、食用綿実油、食用ごま油、食用なたね油、食用こめ油、食用落花生油、食用オリーブ油、食用パーム油、食用パームオレイン、食用調合油及び香味食用油の16種類を指します。
現在、食用植物油脂は上記16種類が指定さている。
植物油脂は上記の16種類であるならば、なぜ使用している植物油の名前を記載せず、「植物油脂」とするのでしょうか?
植物油脂という表記では、どの油をどれくらいの割合で使用しているのかも不明です。
製品の中には、植物油脂(なたね油)というように、具体的な植物油を特定し記載しているものもあります。
植物油脂という記載は、油の原材料を特定することができない。
なるほど〜。植物油脂は、具体的にどんなものを使っているのかわからないんだねぇ。
そんな植物油脂の気になることって何?
原材料を見ても、どんなものが使われているのか分からないって、どう考えたらいいのだろう?そこはおいておいて、
次の章で植物油脂の気になることを3つお伝えするね。
あまり気にしすぎも良くない気がします。
でも、全部OKとも言い切れない・・。
一人一人考え方も違いますし、身体や身体に受ける影響も違う・・。
ここら辺って、とっても難しいですよね・・。
植物油脂で気になる2つのこと。
✅トランス脂肪酸が気になる!
✅原材料が気になる!
植物油で気になることがあります。大きく分けて上記の3つです。
それぞれ気になることをみていきます!
その1:トランス脂肪酸が気になる!
植物油の製造工程には、「圧搾製法」と呼ばれる材料に圧力をかけ油を搾り取る製法と、
「溶剤抽出法」と呼ばれる、石油系溶剤を加え油を抽出する2つの方法があります。
植物油脂と、記載されいてるものは「溶剤抽出法」により製造されていると思ってほぼ間違いありません。
溶剤抽出法では、石油系溶剤を油から取り除く際に、高温処理が必要になります。
この高温処理により発生するのが「トランス脂肪酸」です。
トランス脂肪酸は動脈硬化や心疾患など病気リスクが高まることから、食品や外食業界から工業的に生成されたトランス脂肪酸を排除する方向へ進んでいます。(内閣府食品安全委員会HPより参照)
チョコレートの製造方法や原材料が不明な植物油脂も、避けたいかな・・と思います。
その2:原材料が気になる!
植物油脂とだけ記載されていますが、どんな植物油を使用しているのでしょうか?
その多くが「遺伝子組み換え」による穀物や作物を『使用している』または、『含まれている』と言われています。
大手食品メーカーさんのQ&Aでは、「遺伝子組み換え不分別」という対応をよく目にします。
この「遺伝子組み換え不分別とは」・・遺伝子組み換えでない原料の分別管理をしていなく、遺伝子組み換えの原材料が含まれる可能性があることをいいます。
しかも、遺伝子組み換えの使用量が総重量の5%以下であれは、不使用と記載できてしまいます。
なんで?!わざわざ「不使用」!?
その上、品質表示はどんどん変わっていき、どんな食材を使用されているのか、ますます分かりにくい仕様になっています。
遺伝子組み換え食品は、これからもますます増えていくことが予想されています。
私たちは、遺伝子組み換え食品を摂取した後の私たちを知りません。
少し慎重にみていきたいです。
一つしかない、大切な身体と心だから・・。
おまけ
植物油脂(ナタネ)など、記載されているものもあります。
当たり前のことですが、食べるもので身体は作られています。
毎日の忙しない生活の中で、忘れてしまいがちですし、食べ物と身体作りの大切な話は小学生の給食の時や家庭科でしか習いません。
でも、大切な身体づくりは、健康的な生活を送る上でとても重要なことだと思っています。
気にしすぎて神経質になりすぎているのは、それもまた心と身体が疲れちゃう。
だからこそ、何気なく手に取るものが、身体に負担をかけにくいナチュラルなものになるといいな・・と願っています。
安心素材のおすすめチョコレート厳選5選
安心素材で作られているチョコレートを厳選して5選お届けします!
どれも美味しくて、正直迷います。決められません!
お好みのものが見つかりますように。
第三世界ショップ
オーガニック・フェアトレードの第3世界ショップさん!
チョコレートの種類も豊富で、どれも美味しい!
ミルクチョコレートまでも有機素材で作られているのは、とても珍しく貴重です。
有機ホワイトチョコレート原材料:有機全粉乳・有機粗糖・有機ココアバター・有機カカオマス・有機黒糖・有機ヘーゼルナッツ粉・有機バニラ
ここまでしっかりと、こだわられている有機チョコレートです。感動!
壺カレーなどの、チョコレート以外の商品も豊富です。
ダーデン
ダーデン社のチョコレートは、砂糖不使用!
代わりに身体へ作用が穏やかなアガベシュガーを使用しています。
アガベシュガーだけでなく、ココナッツシュガーを使用しているシリーズもあります。
使用しているカカオ豆は、フェアトレードです。
ダーデン社のストレベリーピンクチョコレートです。
・フェアトレードカカオ豆使用
・砂糖不使用
・乳化剤、着色料、香料不使用
原材料:ココアバター、全粉乳、アガベシュガー、乾燥いちご、ビーツ
とってもシンプルな材料で、爽やかな甘みが美味しいピンクの可愛いチョコレートです♡
ヴィヴァーニ
ハイカカオ有機チョコレートの種類が豊富な、ヴィヴァーニ!
99%の有機チョコレートもあります。
ヴィーガン対応の乳製品不使用な有機チョコレートも豊富。
カカオ成分75%含有の有機ダークチョコレートです。
原材料:有機カカオマス、有機ココナッツシュガー、有機カカオバター
とてもシンプルな材料で、カカオの香りをしっかり感じられるチョコレートです。
ムソー
個包装された一口ナチュラルチョコレートです。
農薬・化学肥料も使わず育てられた有機カカオ豆を使用し、乳化剤も不使用です。
種類も豊富で『ビター・スイート・ミルク・抹茶・ホワイト・きな粉』の6種類です。
こちらは、ムソーのナチュラルチョコレートのビターです。
原材料:有機カカオマス、有機砂糖、有機ココアバター、全粉乳
ビタータイプはカカオ含有量70%です。
カカオの香りや甘みをとても感じ、美味しく食べやすいチョコレートです。
ステラ
人と地球に優しいチョコレート会社のステラ社。
5種類あるチョコレートは、全てこだわり食材で作られています。
有機カカオ・フェアトレードカカオをベースに、乳化剤・香料など不使用で丁寧に作られています。
こちらは、ミルクチョコレートです。
原材料:有機砂糖、有機ココアバター、有機全粉乳、有機カカオマス、バニラ香料(一部に卵、乳成分、小麦、そばを含む)
リッチなミルクチョコレートは、少量でとても満足感があります。
チョコレートを食べる前に知っておきたいこと
『フェアトレード』という言葉を耳にしたことはありますか?
公正な貿易・取引をフェアトレードと言います。
チョコレートを作る原料であるカカオ豆は、多くのカカオ豆農園により栽培・製造されています。
そして、公正な取引が継続的に行われないことにより、きちんとした収益を得られずにいます。
そこで、本来は学校に行くはずの年齢の子どもたちが強制的に働かされています。
カカオ豆農園では、経済的貧困により児童労働の現実がある。
フェアトレード製品では、この児童労働を禁止しています。
国際フェアトレード基準では以下のことを原則としています。
経済的基準 | 社会的基準 | 環境的基準 |
フェアトレード最低価格の保証 | 安全な労働環境 | 農薬・薬品の使用削減と適正使用 |
フェアトレード・プレミアムの支払い | 民主的な運営 | 有機栽培の奨励 |
長期的な取引の促進 | 差別の禁止 | 土壌・水源・生物多様性の保全 |
必要に応じた前払いの保証など | 児童労働・強制労働の禁止など | 遺伝子組み換え品の禁止など |
まずは、甘く美味しいチョコレートの裏側には、危険な児童強制労働の現実があることを知ってほしいです。
私たちは、毎日の買い物で支援ができます。
チョコレートを購入するとき、ちょっとだけ変えてみる。
その先にはきっと、子どもたちが等しく教育に触れ、年齢に応じた生活を当たり前に送ることができる。
そんな未来を信じています。
ピープルツリーは、様々な製品を通し、生産者の生活や環境を守る活動を行っています。
まとめ
今回は、甘くて美味しいチョコレートのお話でした。
チョコレートは香りと滑らかな舌触りが、最高に美味しいですよね。
この滑らかな舌触りをカカオバターでなく、「植物油脂」で作っているチョコレートは多くあります。
美味しく仕上げてくれているだけならいいのですが・・
植物油脂には気になることが2つあります。
「原材料」と「製造工程」。
つまりは、「遺伝子組み換え」と「トランス脂肪酸」。
植物油脂は、「遺伝子組み換え」と「トランス脂肪酸」が気になる。
近年の健康ブームでは、チョコレートの神経を癒す効果や、集中力を高める効果など、様々な効果に期待されています。
でも、上記のような植物油脂ではどうでしょう。
もう一つは、「フェアトレード」。
甘くてチョコレートの裏側では、子どもたちが強制労働されられなければならない現実があること。
いつでもどこでも繋がることができる現代では、知るべき事実であると思います。
なーんて思っています。
私は、チョコレート大好きです。
温かい飲み物と、丁寧に作られたチョコレート3粒あれば必ず幸せな気持ちになれます!
自分の機嫌取りにも、チョコレートには救われています。
これからも、様々なチョコレートが販売されていくと思います。
身体や環境や生活がきちんと守られる健康的なチョコレートが当たり前になりますように。
最後まで、読んでくださりありがとうございます!
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
穏やかな時間がありますように。
いい日になりますように✨