やさしい米粉パンレシピ

15cm丸型で作る【ふわふわ米粉のちぎりパンレの作り方】

今回は、ふわふわ柔らかい米粉パンレシピのお届けです。

15cm丸型で作る、ふわふわ米粉ちぎりパンです。

こちらのレシピでは、グルテンや増粘剤などを使用しない無農薬米粉100%の米粉パンレシピをお届けしています。

材料も、できる限り有機素材などのやさしい素材を使用しています。

このレシピはこんな方にオススメ

・米粉パンレシピをお探しの方。

・オイル・サイリウム少なめのヘルシー米粉パンレシピをお探しの方。

・こだわり食材を取り入れている方&取り入れていきたい方。

くまち

ふわふわ米粉パン、ハチミツかけたい〜!

きなこ

ふわふわ米粉パンに、有機ハチミツ♡最高の組み合わせだよね!

ふわふわ米粉のちぎりパンの材料

<材料>

・無農薬米粉ミズホチカラ   180g

・有機コーンスターチ      20g

・自然塩            1.5g

・有機砂糖           10g

・白神こだま酵母        4.0g

・有機サイリウム        3.5g

・圧搾製法なたね油       5g

・水(ぬるま湯)       170g前後※

※30〜35℃のぬるま湯を使用してください。

米粉によって水分量が変わります。

初めての米粉をお使いの場合は、165g前後からスタートしてみてください。

無農薬米粉ミズホチカラ

米粉パンにも種類があります。

グルテンを含んでいるもの、増粘剤を含んでいるもの、小麦粉パンに一部米粉が含まれているものなど。

こちらのレシピでは冒頭でもお伝えしたように、グルテン・増粘剤などを含まない無農薬米粉100%のレシピになっています。

製菓に向くもの・パンに向くものなど、米粉にも種類があります。

どんなものを作りたいかで選ぶ米粉が変わります。

米粉パンの米粉の特徴やポイントが3つあります。

・アミロース値が中高程度のもの。

・気流粉砕などで細かく製粉しているもの。

・製粉時の澱粉損傷が少なく、細かく製粉できるもの。

これらの条件を満たしやすい品種として「ミズホチカラ」「こなだもん」「笑みたわわ」「ほしのこ」などがあります。

また、このほか「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種であっても、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75μm以下の割合が50%以上の微細に挽くことで、パン用として使用できます。(参考:農林水産省HP)

色々なものが加えられていない「パン用米粉」で米粉100%のパン作り。

私たちの主食であるご飯や、米粉パン・米粉お菓子であるお米は、やさしい栽培方法を選んでいます。

有機栽培・無農薬栽培の米・製菓用/パン用米粉を選んでいます。

米の慣行栽培ではネオニコチノイド系農薬を使用していることがあります。

このネオニコチノイド系農薬、昆虫の神経を撹乱させる殺虫剤としての効果をもちます。

浸透性・残効果性が強く一年栽培の果物などでも多く使用されています。

しかし、海外では人体や環境への影響から、規制のある農薬の一つなんです。

日本でも「みどりの食料システム戦略」にて、2050年までに新規農薬への移行を宣言されています。

やさしい農法で、お米を作っている農家さんがいらっしゃいます。

私は、米粉パン作りでは「コバタケファーム」さんの無農薬ミズホチカラを使用しています。

こちらの米粉は、水分吸収量が低く米粉パン作りにとても向いています。

初めて米粉パン作りに挑戦する方にもおすすめ。

「コバタケファーム」で検索してみてください♡

有機コーンスターチ

ふんわり米粉パンに仕上げるために、有機コーンスターチを少量加えています。

コーンスターチは、トウモロコシのデンプンから作られている粉末状のものです。

米粉を使用したお菓子やパンなどでは、食感を良くするために使用することが多いです。

米粉パンにおいて、穀物のデンプンを加えることで米粉パンの食感や仕上がりに変化をもたせています。

片栗粉・・パリッとした食感にしたい時。

コーンスターチ・・ふんわりとしたパンに仕上げたい時。

ホワイトソルガム粉・・ボリュームにあるパンに仕上げたい時。

コーンスターチを選ぶ際も、気をつけているポイントがあります。

輸入トウモロコシのほとんどは、遺伝子組み換えであると言われています。

また、コーンスターチの多くには「無水亜硫酸」という添加物が使用されています。

この「無水亜硫酸」は、トウモロコシをすりつぶしデンプンを取り出す際に、とうもろこしをふやかす目的で使用されています。

コーンスターチを選ぶときは「遺伝子組み換えでない」「添加物不使用」のものを選んでいます。

「アリサン」さんの有機コーンスターチです。

遺伝子組み換えでない有機トウモロコシを使用。

無水亜硫酸等の添加物も不使用です。

白神こだま酵母

白神こだま酵母は、パン作り5分前に、分量のぬるま湯の一部に溶くだけで、種おこし不要です。

発酵力を増すための添加物や保存料なども不使用。

白神こだま酵母は、自然界の糖質トレハロースを多く持っているため、ほんのり甘みのあるパンを焼くことができます。(白神こだま酵母HP参照)

白神こだま酵母は、米粉パンとの相性もとても良いです♡

有機砂糖

米粉パン作りのお砂糖の役割は、「甘みを出すこと」と、「酵母を元気にすること」があります。

しかしながら、毎日のご飯にはお砂糖は加えません。

米粉パンも、同様に少しでもヘルシーにを目指しお砂糖の量はできる限り少なくを目標にしています。

(今回は、きなこレシピの通常量より少しだけ多めのお砂糖を加えています。)

米粉パン作りも、お砂糖やオイルなどを少なくヘルシーなものを目指したい。

また、お砂糖もやさしい栽培方法、やさしい製法のものを選んでいます。

お菓子作りやパン作りで使用するグラニュータイプのお砂糖も、しっかり精製されて白いものではなく、黄色味が残る精製されていないものを選んでいます。

有機栽培や、無農薬で栽培され、ミネラルが残っているお砂糖がおすすめ。

「ナチュラルキッチン」さんの有機砂糖です。

グラニュータイプの有機砂糖は、お菓子作りにもパン作りにも材料にサッとなじみ使いやすいです。

健康志向の方に選ばれている「甜菜糖」も、ミネラルが含まれているお砂糖の一つです。

甜菜糖を選ぶ際も、有機栽培や無農薬栽培のものがおすすめです。

先ほど、米粉選びでもお話しした「ネオニコチノイド系農薬」が使用されていることが多くあるためです。

「ムソー」さんの有機甜菜糖です。

有機栽培の甜菜糖は、とても珍しく貴重なものです。

優しい甘さにとても癒されます。

また、有機認証などを取得していないのですが、「鹿北製油」さんの洗双糖もミネラルを含みやさしい甘さです。

こちらは複数の農家さんから仕入れていて、その中の数件で虫がサトウキビについた時だけ農薬を使用しているそうです。

ほとんどの場合は、農薬は使用していないとのこと。

あんこ作りなどにも大活躍してくれます。

もう一つ!

風と光さんの有機砂糖もおすすめです。

お気に入りのお砂糖が見つかりますように。

有機サイリウム

サイリウムは、オオバコ属のプランタゴ・オバタという植物の種皮(ハスク)を粉末状にしたものです。

保水性に優れているため、サラサラとした米粉パンの生地をまとまりのある生地にしてくれます。

米粉パンでは、このサイリウムを使用し生地をまとめることが多くあります。

その他の食材で生地をまとめ成形米粉パンを作っているレシピもあります。

「Organic India」さんの有機サイリウムです。

アメリカのオーガニック認証であるUSDA認証取得の商品です。

米粉成形パンを作りやすくするサイリウムですが、メーカーさんによって1日の使用限度量が定められている食品でもあります。

きなこレシピでは、サイリウム量を少しでも少なく作れるような米粉パン作りを目指しています。

圧搾製法なたね油

今回のレシピでは、オイルは5gとオイル少なめのレシピになっています。

毎日ごはんでも、米粉お菓子や米粉パン作りで使用する油は「圧搾製法」のものを選んでいます。

油製造には、「圧搾製法」と「溶剤抽出法」の2種類があります。

圧搾製法は、昔ながらの伝統製法で材料に圧力をかけ油を抽出しています。

一方で、溶剤抽出法では石油系溶剤を使用し油を抽出しています。

市販の多くの油は、石油系溶剤を使用した「溶剤抽出法」を採用しているものがほとんどです。

溶剤抽出法で気になること・・「遺伝子組み換え」「トランス脂肪酸」

溶剤抽出法では、原材料がどんなものが詳しく記されていないものもあり、遺伝子組み換え穀物等の使用が心配されています。

また、製造中に使用した石油系溶剤を排出するために、高温処理が必要となります。

その高温処理の際に「トランス脂肪酸」が発生するとも言われています。

ここで、気をつけたいのが「こめ油」。

こめ油は抗酸化作用が強く健康志向の方に選ばれている油の一つです。

酸化しにくいため、揚げ物料理などにも向いています。

・・が、こめ油の原料は米の糠部分。

米糠から抽出する際に、溶剤抽出法が採用されいていることが多いのです。

自然食品等を多く扱うお店でも、溶剤抽出法のこめ油を販売していることもあります・・。

健康志向のキャッチフレーズに惑わされず、製品の材料と製造工程の確認が大切。

「オーサワ」さんの圧搾製法なたね油です。

国内産の遺伝子組み換えでないナタネ使用。

圧搾製法を採用していて、濾過の工程にも薬剤等一切不使用です。

ドレッシングから揚げ物まで、オールマイティに使用できます。

「平田産業」さんの圧搾製法なたね油です。

こちらも国内産の遺伝子組み換えでないナタネ使用。

圧搾製法で丁寧に作られ、濾過の工程も薬剤等一切不使用です。

癖がなく、なんでも使えます。

国産ナタネの「エルカ酸(エルシン酸)」について・・

以前、ナタネに含まれるエルカ酸(エルシン酸)を多量に摂取することで心臓に負担がかかるとの問題がありました。

現在は、無エルカ酸(エルシン酸)や低エルカ酸(エルシン酸)のナタネに品種改良されています。

「築野食品」さんの圧搾製法のこめ油です。

とても貴重な圧搾製法のこめ油です。

ビタミンEが豊富に含まれるこめ油は、抗酸化作用が強いです。

揚げ物などでも酸化しにくく、胸焼けや胃もたれがしにくいと言われています。

自然塩

お塩は、毎日のお料理はもちろんのこと、

大切な私たちの身体づくりにも欠くことのできない大切な食品です。

私たちの身体づくりにも欠かせないお塩は、未精製のミネラルを豊富に含んだものを選ぶ。

「海の精」さんのあらしおです。

伊豆大島の海水を100%使用し、太陽・風・火の力を利用し日本の伝統的製法により丁寧に作られた自然界炎です。

ミネラルを豊富に含んだお塩は、毎日料理にはもちろん、お菓子作りやパン作りにも大活躍です。

ふわふわ米粉パンのちぎりパンのレシピ

<作り方>

ボウルに30〜35℃のぬるま湯を用意し、白神こだま酵母をふるいいれ酵母液を作ります。

蓋をし、5分そのままにおきます。

別のボウルに、無農薬米粉ミズホチカラ・有機コーンスターチ・自然塩・有機砂糖を加え、

泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせておきます。

溶いておいた酵母液に、先ほど混ぜた粉類を加えゴムベラで混ぜます。

2分程混ぜます。

有機サイリウムをふるい入れます。

サイリウムを加えたら、ここから5分混ぜます。

初めはゴムベラで混ぜ、だんだんまとまってきたらカードや手に変えて混ぜ合わせます。

生地の状態は、指に生地吸い付き、手や指に生地が少しつく様な感じです。

生地がかたい場合は、小さじ1の水を追加します。

混ぜていると、だんだんと粘りが出てくるので、水は一気に加えず小さじ1(約5g)くらいずつ加えます。

1回霧吹きをし、蓋をし5分生地を休めます。

生地が緩い場合は、霧吹き不要です。

『生地を5分混ぜ→5分休め→再び混ぜる』という工程を取る理由は・・

・ふっくらとした米粉にするため。

・サイリウムを少なくするため。

・・5分後。

生地を再び5分間混ぜます。

・・5分後。

生地にたっぷり霧吹きをし常温で15分発酵します。

室温が低い場合は、オーブンの中に熱湯に湯はり(熱湯に近い湯をカップに注ぐ)をし、温かい温度を保つ様にしています。

一次発酵完了後、生地を取り出し軽く混ぜます。

手や捏ね台には圧搾製法なたね油を薄く塗っています。

生地を6分割にし、それぞれ成形していきます。

丸めた生地を広げ、ひだを作るように生地を中央に集めていきます。

生地を両手でハンバーグのようにパンパンと移動させたり、

コロコロと転がしながら表面がつるんとした状態を目指します。

15cm丸型にクッキングシートを敷き、生地をセッティングしていきます。

生地に霧吹きをし、ラップと輪ゴムで密封をします。

35℃20分〜発酵します。

くまち

動画もあります♡

35℃25分発酵しました。

発酵完了後、オーブンは170℃に予熱開始します。

発酵完了目安は、生地量がふっくらとし、生地の表面に発酵穴がそれぞれいくつかある状態です。

表面に圧搾製法なたね油を塗り、無農薬米粉をふるいます。

無農薬米粉は、なくても大丈夫ですが、生地を白っぽく仕上げるためにふるっています。

170℃で予熱していたオーブンで170℃20分焼成します。

焼き上がりました♪

焼き上がったら、火傷に気をつけながら、すぐに型やクッキングシートを外します。

白パンを焼く際に、見た目をより白く綺麗に仕上げたい!でも、焼成温度は170℃〜がおすすめです。

160度ですと、中が生焼け状態のことがあります。

また、米粉パンのふっくら感も170℃の方がしっかり出ます。

粗熱が取れたら、ラップで包みふわふわに仕上げます。

ラップに水滴が付いたら、ラップを交換します。

そのままにしておくと、生地がふやけて❌!

ふわふわ感が損なわれてしまいます。

お好みトッピングやサンドイッチでお召し上がりください♡

米粉ちぎりパンに合うトッピング厳選2選

ふんわり米粉ちぎりパンに合うトッピングと言ったら、やはりこの2点!

ふんわり米粉パンにかけるなら、有機ハチミツか有機メープルシロップがオススメ!

とは言いましても、カットしてサンドイッチもおすすめです♡

有機ハチミツ

ハチミツって美味しいですよね♡

あのやさしい甘さに癒されます。

「ミエリツィア」さんの有機ハチミツです。

ミエリツィアさんのハチミツは、全種類イタリア産のオーガニック仕様。

汚染物質や化学物質が全く検出されない自然の花々を蜜源としています。

蜂にも化学物質や抗生物質など一切使用していません。

集められたハチミツには一切何も加えておらず、

すべての工程で最大でも約40度前後の低温処理にて行うという徹底ぶり。

それにより、ハチミツの本来持っている風味や香りを最大限に感じられる貴重な有機ハチミツです。

(ミエリツィアHPより参照)

有機メープルシロップ

幸せな香りのメープルシロップも、ふわふわ米粉パンによく合います♡

メープルシロップは、4つの等級に分けられています。

樹液の採取時期により、以下の4つの等級に分かれています。

・ゴールデン(デリケートテイスト)

・アンバー(リッチテイスト)

・ダーク(ロバストテイスト)

・ベリーダーク(ストロングテイスト)

これらは採取時期により分けられていて、上から採取時期の順位並んでいます。

時期が遅くなるにつれて、徐々に色や味わいも濃くなっていきます。

私は、米粉クッキーや米粉お菓子作りなどで、よく使用するのは2番目のアンバーリッチテイストです。

香りも風味もよく、お菓子作りをとても豊かに仕上げてくれます。

「オーサワ」さんの有機メープルシロップです。

カナダ産の有機カエデ樹液を100%使用した、とても貴重な有機メープルシロップです。

おすすめのアンバーリッチテイストです。

ふわふわ米粉パンや、米粉パンケーキ、コクのある甘みが欲しい時など、色々な食材を美味しくしてくれます♡

まとめ

今回は、無農薬米粉100%で作る米粉のふわふわちぎりパンレシピでした。

砂糖・オイル・サイリウム少なめのヘルシー米粉パンレシピになっています。

それぞれの材料では、安心素材の材料の選び方についても書いてみました。

こんな材料もあるんだと思っていただけましたら幸いです。

ふわふわ米粉パンレシピでは、米粉パンをふわふわにする工程を踏んでいます。

サイリウムを加えてから、5分混ぜ→5分休み→再び混ぜる

この工程により、米粉パンをふんわり仕上げます。

併せて、サイリウムも少なく仕上げることができます。

さらさら米粉パン生地をまとめてくれる「サイリウム」。

そんなサイリウムも、1日の使用限度量が決まっている食品でもあります。

きなこレシピでは、サイリウムを少しでも少なくしたレシピを目指しています。

これからも、少しでもヘルシーな米粉パンレシピをお届けしていきたいと思います。

毎日いろいろなことがあるかと思いますが、

ほっと安らぐ穏やかな時間がありますように。

最後まで、読んでくださりありがとうございます!

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。