オムレツ・卵焼き・オムライスに、煮卵!
お料理にもお菓子作りにも、たくさん登場する卵。
どこで購入していますか?
どんな卵を選んでいますか?
今回は、毎日食べている卵をちょっといろんな角度から見つめてみようと思います!
安心たまごって何?
安心じゃない たまごがあるってこと?
むむむ!
安心たまごをちょこっと深堀りしていきます。
・安心たまごを選びたい方。
・美味しいたまごを食べたい方。
・こだわり食材選びをしていきたい方。
卵料理は断トツでオムライスが好きくま~!
オムライス美味しいよねぇ!オムレツに卵焼き、どれも最高だぁ!
避けたい卵の特徴
避けたい卵についてです。
鶏の飼育環境を知ろう
美味しい卵を提供してくれる鶏たち。
どんな環境で飼育されているかご存知でしょうか?
多くの鶏は、「ケージ飼い」という何段にもなる鳥かごに、鶏を敷き詰めた形で養鶏しています。
歩き回るのが大好きな鶏たちが、狭い環境に閉じ込められている状態です。
ウィンドレス鶏舎
窓がない鶏舎。
病原菌が外界から入らないようにという観点から、外界を一切シャットアウト。
光も風も全てコントロールされています。
日照時間を調整することにより、鶏に早く産卵させるという、なんとも不自然になっています。
バタリーケージ
ワイヤーでできたケージを何段も重ねて、鶏を飼育する方法です。
鶏たちは、羽を自由に広げる空間しかない環境に押し込まれています。
海外では、アニマルウェルフェアから、こういった飼育方法を禁止している国がどんどん増えてきています。
エンリッチドケージ
バタリーケージが改良されて、エンリッチドケージという改良版ができました。
バタリーケージより少し広いスペースが提供されています。
が、ケージの中での窮屈な環境は変わりません。
諸外国ではこちらもまた、廃止方向へ進んでいます。
「ケージフリー」とう方向へと進んでいます。
開放型鶏舎
鶏舎の環境を清潔を保つという観点から、自由に歩ける開放的な広さを確保しつつ管理するという「開放型鶏舎」という形をとっている養鶏所もあります。
アニマルウェルフェアを
「アニマルウェルフェア」という言葉をご存知ですか?
動物福祉とは、一般的に人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの活動により動物の心理学的幸福を実現する考えのことをいう。
Wikipediaより
自然の光も風も感じられない、窓のない場所。
飛んだり跳ねたり自由に歩き回ったり、羽を広げることすら許されない狭い空間。
私が鶏だったら、そんな空間に苦しくていられません。
でも現状で、そのような環境に身をおき、卵を産まされている鶏たちがいます。
特売日でとても安く買える卵たち。
その裏で、こういった環境があることを知って欲しいです。
同じこの瞬間に生きている生き物。
人間も動物も、同じだと思います。
人間だけの都合で、気持ちのいい風も、まぶしい光も感じられないなんて、悲しいです。
ストレスや病気への対応
「ウィンドレス鶏舎」や「バタリーケージ」のような不自然な環境に身をおけば、病気にだってかかりやすくなってしまいます。
鶏は産卵期に入ると、抗生物質等の投薬を現在は禁止されています。
が、産卵期に入る前の期間に予防・治療において薬剤を投与することがあります。
ケージで飼育されている多くの鶏はそのような環境にあります。
鶏のエサについて
養鶏所での飼料の多くはトウモロコシや大豆が使用されています。
もちろん、それぞれの特徴により米などを配合しているところもあります。
ケージ飼育養鶏所のトウモロコシや大豆などの飼料には、遺伝子組み換えが使用されていることがあります。
現在、日本は海外から遺伝子組み換えの穀物を輸入していますが、多くは飼料として消費されています。
「非遺伝子組み換えの飼料を使っているという」文言がないものは、遺伝子組み換えの飼料を使用している可能性が高いかと思います。
こんな風に、書いていないとよくわからないものを使っているのかも・・なんて考えなくてはならないことが、とても悲しいです。
でも、できることから。
太陽の光や風を感じられる環境で鶏を育ててくれている養鶏者の方に一票を投じていくことで、何か少しでも変わると信じて。
安心の卵の選び方
安心たまごを選ぶポイントをみていきます!
放し飼い・平飼い
まずはここからです。
当たり前に動き回れて、自由に走れる環境をとても自然に感じます。
「平飼い」「放し飼い」というワードで表現されています。
鶏たちが元気に自由に動き回れる環境で育っています。
人工的な光や風によって操作されることなく、自然の摂理に従った産卵を迎えることができます。
自然の当たり前の環境で育つことにより、病気にもかかりにくく元気な鶏が元気な卵を産みます。
食べ物
「どんな環境で育てられているか」と同じように
「どんなものを食べて育っているのか」も大切です。
生き物は食べたもので身体が作られていきます。
・非遺伝子組み換え
・ポストハーベストなど不使用
・肉骨粉など不使用
・抗菌性物質の飼料添加不使用
これからとても大切になるワードが「非遺伝子組み換え」です。
海外からトウモロコシや大豆など多くの穀物を輸入しています。
油や発酵食品への使用されています。
その他多くは飼料として使われています。
知らぬ間に、私たちは遺伝子組み換えの作物を食べている鶏の卵などを食べている可能性があります。
また、輸入の飼料にはポストハーベストという収穫後の防腐剤や酸化防止剤が使用されていることが多くあります。
肉骨粉なども、どんなものが使用されているのか不明などで避けたいです。
飼料に抗菌性物質が含まれていることが多くあります。
これも不使用のものを探したいです。
洗卵について
狭いケージで育てられた卵は洗卵も薬剤が使用されています。
薬剤を使用することにより、天然のバリア機能なども壊してしまうと専門家もいます。
そういった薬剤を使用せず、電解水などを使用して洗卵している養鶏所さんもいらっしゃいます。
電解水とは?
水を電気分解してできる水のことです。
水素イオン濃度をpHで表現し、合計値14。
pHが低いと酸性水。
高いとアルカリ水となります。
キッチンなどの消毒やお掃除にも、この電解水を利用して油汚れなどを落とすものが販売されています。
水ですから、薬剤などに比べても安心安全です。
薬剤・投薬について
「放し飼い」「平飼い」によて育てられている鶏は、閉じ込められた鶏舎で育てられている鶏に比べて、断然病気などにかかりにくくなります。
治療や予防などで、抗生物質などの投薬使用なく育てられた健康な鶏が健全だと思います。
病気にかかっても、鶏の回復力に任せている養鶏所さんもいらっしゃいます。
有精卵
生命が宿っている卵です。
ケージで育てられた卵は無精卵です。
「平飼い」「放し飼い」で自然な形で飼育している環境では生命が宿る有精卵になります。
もちろん平飼いでも無精卵はあり、全体の80%~90%が有精卵のようです。
大切なのは、自然な環境かどうか。
選ぼう!素晴らしき安心たまご
環境や飼料など様々なことに、こだわりぬいた養鶏者さんたちの卵。
是非お試しくださいませ。
・のびのびと動き回った元気な鶏の平飼い有精卵。
・非遺伝子組み換えのトウモロコシなどが入ったオリジナルの飼料。
・洗卵にも薬剤等使用せず、電解水にて行っている。
などなど、とってもこだわってくれている安心たまごです。
・キレイな空気の環境で生活し、自由に動き回る鶏の有精卵です。
・飼料は非遺伝子組み換え。
収穫後に農薬を使用しないトウモロコシを使用。その他オリジナルの配合になっています。
・卵出荷時に塩素消毒はしていません。
などなど、とってもこだわってくれている安心たまごです。
マヨネーズだって、卵だもん
卵を使った美味しい商品はたくさんあります!
マヨネーズを勝手に代表的と位置付けて!
どの商品も、化学調味料やタンパク質加水分解物や調味料(アミノ酸等)など一切不使用です。
- 元気に動き回る環境で育っている平飼いの鶏の有精卵を使用しています。
- 鶏の飼料は、非遺伝子組み換え・ポストハーベスト農薬不使用。
- 非遺伝子組み換えのナタネを使用した圧搾一番搾りの菜種油を使用しています。
- リンゴ酢は、ポストハーベスト農薬不使用にするため、国産りんご果汁100%。
- 自然塩使用。
- 平飼いで自由に動き回る環境で育っている鶏の有精卵を使用しています。
- 圧搾絞りの菜種油とべに花油をブレンドしています。
- 調味料(アミノ酸等)などは使用していません。
- 圧搾絞りの菜種油のナタネは非遺伝子組み換えです。
- 砂糖はビート糖を使っています。
- 元気にのびのび育つ環境の平飼い鶏の有精卵を使用しています。
- 非遺伝子組み換え菜種使用の圧搾一番搾りの菜種油を使用しています。
- 酢は、ワインビネガーを使用。
- 自然塩。
- 元気にのびのびとした平飼いの環境で育つ鶏の有精卵を使用しています。
- 非遺伝子組み換えの菜種を使用した圧搾一番搾りの菜種油を使用しています。
- 化学調味料や酵母エキス等一切不使用
- 国産きゅうり・淡路島玉ねぎのピクルスでうま味と食感アップ!
まとめ
スーパーやコンビニなど、どこででも手に入る卵。
毎日のお料理やお弁当、お菓子作りにも大活躍で欠かせない存在になっています。
特売日には、超特価でどうしてこんなに安いのだろうと疑問を持つことさえあります。
でも、その裏には同じ生き物とは思えない光景があります。
鶏の絵を描こうと思い浮かべたら、何を一緒に思いますか?
私は、キラキラまぶしい太陽と季節の草が生えた緑の大地です。
しかし、どうでしょうか。
超特価で販売されている卵ができあがる環境は、そんな自然な環境とは全くの逆です。
諸外国では「ケージフリー」の方向で進んでいます。
今この瞬間にともに生きる同じ生き物です。
どうか、自分に身についているその羽を自由に羽ばたかせて、自由に動き回れる環境が当たり前になりますように。
そして、私たちの買い物は投票です。
一つのお買い物が未来をつくっていくのではないのでしょうか。
なんて、考えたりします。
毎日、いろんなことがあるかと思います。
少しの瞬間でも笑える瞬間がありますように。
そして、少しでも多く・・。