やさしいごはんとおやつの選び方

酸化しにくい!とにかく万能!米油を使いたい4つの嬉しい栄養素

毎日のお料理に欠かせない油。

どんな油を使っていますか?

お菓子作りでも、バターの代わりに植物油を使うレシピなどがあります。

ヘルシーで扱いやすく、使いたくなる理由がたくさんあるんです。

しかし、油には様々な種類もあり、どれを使っていいのか分からないとう方も多いのでは?

今回は、そんな油について。

その中でも、米油について深堀します。

この記事はこんな方にオススメ!

・お料理が好きで食材にもこだわりたい方。

・米油について興味があり詳しく知りたい方。

・ヘルシーなお菓子作りに挑戦したい方。

くまっち

油は毎日使うから、少し気になるくま~。

キナコ

いろんな油があるよね。毎日取り入れるものだから、少し知っておくのもいいよね♪

油の種類について簡単解説

油と一言いっても、様々な種類があります。

動物性や植物性、ぱっと思い浮かべても、いくつかありますよね。

ますは、油の種類についてみていきます。

油は大きく分けると

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸

・一般的に常温の状態で固形のもの.

・乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれる。

・ココナッツオイルやMCTオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸も飽和脂肪酸。

不飽和脂肪酸

・常温では液体。

・植物性の油に多い。

・動物性だと、青魚に含まれるEPAやDHAなどは不飽和脂肪酸。

・体内でつくれない多価不飽和脂肪酸(オメガ3系・オメガ6系)と、体内でつくれる一価不飽和脂肪酸(オメガ9系)に分けられる。

オメガ3系

体内でつくれない必須脂肪酸のひとつです。

植物由来のえごま油・亜麻仁油・くるみなどに含まれているα-リノレン酸と、

魚由来のEPA・DHAに分けられます。

血管を強くしたり、脳の働きを活性化する働きが期待できます。

オメガ6系

体内でつくることのできない必須脂肪酸のひとつです。

リノール酸などがあります。

大豆油・紅花油・ごま油・菜種油・マヨネーズなどに含まれています。

血中の悪玉コレステロールを下げる働きがありますが、摂りすぎは注意が必要です。

オメガ9系

オレイン酸などがあります。

体内でつくられる脂肪酸です。

オリーブオイル・紅花油・肉・バター・アーモンドなどに多く含まれています。

血圧を下げる効果が期待できます。

酸化しにくいことから、加熱調理に向いています

米油は脂肪酸のバランスがいいのも魅力!

SMP比をご存じでしょうか?

飽和脂肪酸(Saturated fatty acid)

一価不飽和脂肪酸(Monounsaturated fatty acid)

多価不飽和脂肪酸(Poly un-saturated fatty acid)

この3つの頭文字をとってSMP比です。

食事から取り入れる脂肪酸の思想的な比率はSMP比3:4:3が理想的だといわれています。

※公共財団法人 日本食肉消費総合センターより引用

どの脂肪酸も、摂りすぎることなく、バランスが大切なんですね。

米油は、このSMP比が3:4:3と、とても理想的な比率であることも、魅力の一つです。

米油ができるまで

米油の製造方法にも、いろんな種類があります。

原料や、どんな風にできるかもさらっとみていきます。

米油の原料

米油の原料は、玄米を精製し取り除かれる「米ぬか・胚芽」からできます。

圧搾法

米ぬかや胚芽などの原料に、圧力をかけ搾る製法です。

抽出法

ヘキサンといわれる溶剤を使用し、油を抽出する製法です。

溶解剤を使用し、無駄なく油を抽出できることから、

市場に出ている植物油の多くは、この溶解抽出法の商品が多いです。

圧抽法

圧搾法と抽出法を掛け合させた製法です。

最初に圧搾法にて、原料から油分を搾り取ります。

圧搾法にて摂りきれなかったところを、ヘキサンを使用し抽出する方法です。

オススメは、昔ながらの圧搾製法

とても貴重な油です。

現在市場で売られている多くの油は、ヘキサンを使用した溶解抽出法です。

昔ながらの圧搾製法は本当に貴重な油です。

毎日取り入れる油は、昔ながらの伝統製法である圧搾製法をオススメしたいです。

圧搾してから、すぐに出荷できるわけではありません。

圧搾し、ぬかなどの固形物や食用として流通させられないものを取り除き、良質なもののみを米油として出荷されます。

そうして、製品化させたものは、米油の大切な成分を壊されず作られた、とても貴重なものです。



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米油の嬉しいしい栄養素4つ

米油には、取り入れたい嬉しい栄養素が豊富です。

ビタミンE

「若返りのビタミン」とも呼ぼれるくらい、強い抗酸化作用があります。

活性酸素を取り除いてくれ、大切な細胞の働きを守ってくれます。

ビタミンA・ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果があります。

植物ステロール

植物油の中でもトップクラスに多く含まれています。

この植物ステロールは、コレステロールの吸収を抑えてくれる嬉しい働きがあります。

ɤオリザノール(ガンマオリザノール)

米油特有の栄養素です。

コレステロール低下や、自律神経の働きをサポートしたり、ストレスを防ぐ効果も期待できます。

トコトリエノール

ビタミンEの一種です。

ビタミンEは、大きくトコトリエノールとトコフェロールに分けられます。

トコトリエノールは、トコフェロールのおよそ50倍もの抗酸化力があります。

米油は万能!おやつにもお料理にも使える

米油は、万能です。

毎日のお料理だけでなくて、お菓子作りにもとても使いやすいんです!

酸化に強く、加熱調理に最適

その他の植物油に比べ、加熱調理した油の酸化度を測定したところ、

米油は酸化に強いという数値がでています。

また油酔いも少ない油でもあります。

(三和油脂株式会社HPより引用)

米油は加熱調理にとても向いている油なのです!

さらっとしていて使いやすい油

さらっとしていて洗い物がとても楽です。

揚げ物をしても、鍋に油汚れがつきにくく、とても調理が楽なのも嬉しいポイントです。

においがなくお菓子作りにも使いやすい

油のにおいがほとんどないです。

そのため、植物油を使用するお菓子作りには米油が大活躍してくれます。

私は、クッキー・シフォンケーキ・スポンジケーキ・マフィン・パウンドケーキ・ドーナツ・パンケーキなどなど。

様々なお菓子作りで米油を使っています。

洗い物も楽ですし、しっとり感をしっかりと出してくれて、とても重宝しています。


まとめ

毎日のお料理で登場する油です。

ダイエット中でも油をカットしすぎることはオススメされません。

最近は油を用途により使い分け、上手に取り入れることが注目されています。

その中で、毎日のお料理からお菓子作りまで万能に使えるのは米油です!

米油特有の注目すべき栄養素もあります。

・さらっとしている

・汚れにくい

・油酔いしにくい

・酸化しにくい

・においがほとんどない

というこれらの特徴から、加熱調理にも・お菓子作りにも適しています。

油を選ぶポイントの一つに、製造方法もあります。

市場に出回っているほとんどの植物油は溶解剤を使用した溶解抽出法です。

その中で、昔ながらの伝統製法である圧搾法を続けてくれているものもあります。

とても貴重な油です。

毎日のお料理で大活躍してくれる油ですから、オススメは圧搾製法です。

こちらの方が、嬉しい栄養素をしっかりと摂り入れることができます。

さぁ、今日のお夕飯を何にしましょうか!

我が家は、ニンジンフライでも作ろうかなーなんて考えています。

今日も、素敵な時間を過ごせますように。

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。