やさしい米粉パンレシピ

ふっくら米粉パンと米粉湯種・アルファ化米粉について

初めて米粉パンが焼けた時、とても感激しました。

米粉パン作りに慣れてくると、もっと美味しく焼きたい!もっとふっくらさせたい!

と、どんどんと欲が湧いてきました。

米粉湯種を活用すると、米粉パンをもっと美味しく焼きたい!ふっくら米粉パンを作りたい!

を少しだけでも叶えられるかな・・叶えられるといいな・・なんて思っています。

今回は、米粉湯種って何?から始まり、米粉湯種の役割や作り方につて、お話しします。

米粉湯種を活用し、もっとふっくら米粉パンを♡

この記事はこんな方にオススメ

・ふんわり米粉パンを作りたい方。

・米粉パンレシピをお探しの方。

・毎日のこだわり食材を取り入れている方&取り入れていきたい方。

くまち

ふっくら米粉パン♡美味しいよねぇ♡

きなこ

ありがとうくまち♡一緒に美味しいふっくら米粉パンを焼こう♪

米粉湯種ってなに?

米粉湯種とは、米粉に熱湯を注いで作った糊のようなゲル状のものです。

小麦の湯種は、パン生地に使用する一部の小麦を取り出し熱湯を加えこね、一晩寝かせてお餅のようにする必要があります。

一方で、米粉湯種は、寝かせる必要がなく冷めたら使用できます。

米粉パン作りでは、最初の作り冷蔵庫で冷やし、その後その他の材料を計量しパン作りを開始するとスムーズです。

米粉湯種の役割は?

米粉湯種を加えると、ふっくらとボリュームのある米粉パンを作ることできます。

米粉湯種が増粘剤や乳化剤のような役割をするためです。

増粘剤とは・・食品に粘りやとろみをつける役割があります。

乳化剤とは・・保水性を高め、柔らかさを維持するのに役立ちます。(こちらは、パンにおける乳化剤の役割です。)

米粉湯種は、「米粉・熱湯・冷ます」で上記のような増粘剤や乳化剤の働きをします。

米粉湯種の作り方

米粉使用量150g〜180g前後の米粉パンの湯種の作り方です。

<米粉湯種材料>

・パン作りで使用する無農薬米粉 8g

・熱湯             27g

<作り方>

パン作りに使用する無農薬米粉に熱湯を注ぎ、素早く全力で混ぜます。

伸びのある糊のようなゲル状になったら、ラップをし使用するまで冷蔵庫で冷やしておきます。

寒い日は、冷蔵庫で冷やしていた米粉湯種を取り出し、常温に置いておきます。

米粉湯種とハンドミキサー

米粉湯種は、粘り気のある糊のようなゲル状のものです。

私は、米粉湯種を使用する際には、有機サイリウムを加える前に、ハンドミキサーで5分ほど攪拌しています。

ハンドミキサーでしっかり混ぜることにより、よりふわふわ感がアップし、ボリュームのある米粉パンに仕上がります。

米粉湯種・ハンドミキサーなしの簡単米粉パンレシピもあります。

米粉湯種の代わりになるもの

米粉パンに加えると、ふわふわ感がアップする米粉湯種。

この章では、米粉湯種の代わりになる材料についてお伝えします。

アルファ化米粉

アルファ化米粉は、ふんわり美味しい米粉パン作りに役立つ食品です。

アルファ化米粉とは・・

炊飯した米を加熱しながら急速乾燥した米を製粉したものです。

アルファ化米米粉の特徴として

・水を加えると糊のような粘りのあるゲル状になる。

・冷めても固くならない。

などが挙げられます。

これらの特性を活かし、増粘剤や乳化剤などのように使用することができます。

米粉パンに加えると、上記のような働きから、ふわふわっとボリュームのある米粉パンに仕上がります。

アルファ化米粉は、米粉パンを例にとると、ベータ米粉にアルファ化米粉を加えることで、生の粉を膨らませるときに発酵過程で出るガスを捉える役割をアルファ化米粉が補助し、膨らみやすくなります。

日本米粉協会HP

また、アルファ化した米は、ベータ米と比べ消化吸収も良いのも特徴です。

ベータ(β)米とは・・生米のことです。

参考文献:山形大学先端フードテクノロジー研究開発拠点HP

     日本米粉協会HP

平飼い有精卵

卵もまた、米粉湯種やアルファ化米粉のような働きがあります。

卵を加えることで、歯切れの良いふわふわとしたボリュームのある米粉パンが焼き上がります。

また、卵は表面に塗ることで、パンに綺麗な焼き色をつけたり、艶出しにもなります。

米粉パンに使用する卵も、毎日ごはんでいただく卵も『平飼い有精卵』を選んでいます。

平飼い有精卵とは・・

鶏が元気に自由に動き回れ(平飼い)、雄と雌がいる自然な環境で育てられている鶏の卵です。

飼料には、遺伝子組み換えなどの不自然な穀物など不使用で、鶏や私たちにやさしい飼育をしてくださっている生産者さんを応援しています。

まとめ

今回は、ふっくら米粉パンを焼くためには、どうしたら良いか?という米粉パン上級編のお話でした。

ふっくら米粉パンを焼くために『米粉湯種』や『アルファ化米粉』などを使用しています。

Q:『米粉湯種』『アルファ化米粉』を使用すると、どうしてふっくら米粉パンになるの?

A:米粉湯種やアルファ化米粉は、増粘剤や乳化剤のような働きをしてくれることにより、ふっくらとした米粉パンを焼くことができます。

ミズホチカラを使用している米粉パン作りでは、

米粉湯種を加える際に、ハンドミキサーでしっかりと生地を5分ほど攪拌してから、サイリウムを加えています。

ハンドミキサーでしっかり攪拌することで、ミズホチカラを使用する米粉パンは膨らみやすくなります。

米粉湯種やアルファ化米粉以外でも、卵を使用することでふんわりとボリュームがあり、歯切れの良い米粉パンに仕上がります。

平飼い有精卵使用の米粉パンレシピ・アルファ化米粉パンレシピも多数お届け予定です。

無農薬米粉のサポート粉として、有機ホワイトソルガム粉もふんわり米粉パンのお手伝いをしてくれます。

有機ホワイトソルガム粉についても、次回お話予定です。

最後まで、読んでくださりありがとうござます♡

毎日いろんなことがあるかと思います、

穏やかな時間がありますように。

大切なご自身がほっとできる時間を作ってあげて下さいませ。

ありがとうございます。

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。