カレーライスは、お野菜もたくさんとれて、ボリューム満点で幅広い世代で大人気なメニューです。
最近では、スパイスカレーも手軽にお家でつくったり、いろんなタイプのカレーに出会えますよね。
いろんなカレーのルーがでているので、お好みのものを見つけたり、その時の気分で選ぶのもいいですね♪
・ヘルシーなカレールーをお探しの方。
・こだわり素材のカレーを作りたい方。
・小麦粉不使用のカレールーをお探しの方。
カレー♪カレー♪大好きくま~!
カレー美味しいよね♪私は、スパイスカレーがいいな。
市販のカレールーの原材料をみてみよう
どんなカレーが好きですか?
今はいろんなカレールーが販売されています。
市販のカレールーってどんな材料から作られているのでしょうか。
食用油脂(牛脂豚油混合油脂・パーム油・牛脂・豚油・ラード・なたね油など)・小麦粉・食塩・カレーパウダー・でんぷん・コーンスターチ・酵母エキス・砂糖・たんぱく加水分解物・酵母エキス加工物・ぶどう糖・調味料(アミノ酸等)・乳化剤・甘味料(スクラロース)・カラメル色素・酸味料などなどなど・・・
その他、カレールーの特徴により、追加されるものなどがあります。
これらの原材料。
一体どういったものなのか。
何が避けるべきポイントなのか、次の章でみていきます。
避けたいカレールーの添加物
私たちの周りに当たり前にあるカレールー。
スーパーはもちろん、コンビニでも売っていて、とても身近な存在です。
この章では、使われている原材料と避けたい添加物についてみていきます。
食用油脂
カレーを食べて、胃がもたれたことはありますか?
私は、胃腸があまり強い方ではないので、市販のルーのカレーを食べると胃が重く苦しくなっていたことを覚えています。
小さい頃は原因がわかりませんでした。
その原因とは、カレールーのおよそ3分の1は食用油脂・・つまり油だったのです。
それを知った時、なるほどと納得しました。
そして、その油の正体は
・動物性の油
・トランス脂肪酸が含まれている油
・遺伝子組み換え使用の危険性の油
動物性の油
動物性の油も時に必要だと思いますが、摂りすぎは避けたいです。
また、どのような環境で育てられているのかを知ることも大切かなと考えています。
パーム油
カレーのルーに使われているパーム油は、その他にもいろんな食べ物に登場します。
カップ麺・アイスクリーム・チョコレート・スナック菓子・ドーナツ・ケーキ・パンなど・・
どれも、私たちの身近な食べ物ばかりです。
パーム油は、アブラヤシから採れる油です。
・安価であること
・生産量がしっかりあり、安定して手に入ること
・固めても溶かしても使える便利であること
などから、私たちの一般家庭で直接使う機会は少ないと思いますが、食品産業などでは多く使用されています。
世界で最も生産させている植物油です。
食べ物以外にも、石鹸・洗剤・化粧品など、様々なところで使われています。
大活躍のパーム油ですが、気になる点が。
・飽和脂肪酸の摂りすぎによる動脈硬化等の心配
・製造過程にて添加物などを使用している
・長く輸送されることから、大量の酸化防止剤を使用している
・環境問題
パーム油は製造過程で添加物などを使用して作られている場合が多い
アブラヤシから油を抽出する際に、石油系の抽出溶剤を使用している場合が多くあります。
また、臭みや透明感を出すために、なんども薬剤を使用します。
不純物を取り除くろ過の際も、薬剤を使用していることが多くあります。
パーム油のみだけでなく、これらはその他の植物油にも同じく当てはまります。
長く輸送されることから、大量の酸化防止剤を使用している
パーム油は、マレーシアやインドネシアが原産地です。
海外から日本へ運ばれてくる際に、長期間船の上で過ごします。
そのため、パーム油に大量の酸化防止剤が使用されています。
この酸化防止剤はBHA(ブチルヒドロキシアニソール)とう、さけたい酸化防止剤の一つです。
諸外国では使用を禁止している国もあります。
環境問題
誰かが笑って、誰かが泣く。
そうじゃなく、みんな笑顔がいいです。
アブラヤシの原産国では、アブラヤシ農園を拡大するために、熱帯雨林の伐採から環境破壊へつながってしまっています。
それだけでは、ありません。
昔からそこに住んでいる方々の居住地も、これらのアブラヤシ農園開発のために失う場合もあるのです。
人だけではありません。
野生動物たちも住む場所を失っています。
持続可能なパーム油の開発を行い、環境を守りながら生産されたものを使用しているものもあります。
私たちのお買い物が、地球環境を守り、同じ地球に住む方を守ることに繋がると思っています。
なたね油
なたね油は、植物油として多く様々な食品に使われています。
・遺伝子組み換えの危険性
・石油系溶剤使用の危険性
・不純物を取り除く際に、様々な薬剤を使用している危険性
私も、おやつ作りやお料理の時になたね油を使っています。
これらの危険性を含んでいない、感謝いっぱいのものを使用しています。
毎日食べるもの、毎日使うものこそ、安心して食べられるものを見つけてみてもいいのかなと思っています。
小麦粉
どのような小麦粉を使用しているのでしょうか。
もし、私がこだわった素材で健康的なものをお届けしたいと思った時。
必ず、どんな食材を使い、どんなこだわりを持って製造しているのかパッケージに書きたいです。
カレールーの小麦粉には、シンプルに小麦粉しか記載していないものがほとんどです。
国内製造と記載してある小麦粉も国産ではありません。
外国産のものを輸入し、国内にて加工しているものが国内製造という記載になります。
外国産の小麦粉は、大量の農薬使用が心配です。
遠く海を越えて、日本にやってくる際に、収穫後に再び防カビ剤などを大量に使用されていることも問題になっています。
カレールーには油と小麦粉の量が多く使われています。
その多くの材料が、農薬をたくさん使用している可能性があるものは、できれば避けたいな~なんて考えています。
こだわりの小麦粉やお粉をつかったものは、必ずパッケージに記載しているものです。
コーンスターチ
こちらは、トウモロコシから作られています。
外国産のトウモロコシには
・遺伝子組み換えの危険性
・農薬使用の危険性
・酸化防止剤を使用しているかも・・
などの心配があります。
お菓子やパン作りでコーンスターチを使用する時は、オーガニックのものがオススメです。
酵母エキス
お惣菜などや、出汁や調味料でもよくみかけます。
酵母エキスは、自然のうま味ではありません。
人工的に作られたうま味に慣れてしまうと、本当の美味しさやうま味が分からなくなってしまいます。
小さいお子さんが食べる、ソーセージや簡単なレトルト食品にも使われていることがあります。
食べたもので体が作られていく大切な時に、人工的な美味しさで味覚が鈍くなってしまうことは、悲しいなと思っています。
もちろん、大人も同じく。
食べたものから作られています。
酵母エキスの作られ方についてこんな書籍をみつけました。
~省略~
どうやって作られているかというと、遺伝子組み換えで作られている酵母が原材料で、その酵母にサトウキビかすやアンモニア混合物をエサとして与えることで、酵母が体内でアミノ酸を作り始めます。次に、ビールを作ったあとの廃液に残ったビール酵母を薬品で死滅させ、先の酵母を加え、酵素や酸を加えて製品化しています。
~省略~
「安い食べ物」には何かがある 南 清貴 著
自然の食べ物が、とても健康的かなと感じました。
この酵母エキスは食品添加物には指定されていません。
オーガニックのお店でも、この酵母エキスという原材料が記された商品が置かれていることもあります。
食品添加物無添加の文字に、全てを委ねることなく、裏側の原材料を少しだけ確認してみると、より自然なものをチョイスできるかと思います。
たん白加水分解物
お惣菜・だし醤油・ハム・ソーセージ・しょうゆ・練り物など、様々なものに使われています。
大豆・小麦・トウモロコシなどの植物性のタンパク質を分解したものと、
肉や魚などの動物性タンパク質を分解したものから作られています。
この分解する方法が3パターンあります。
・熱による熱水分解法
・塩酸を使って分解する塩酸分解法
・酵素を使って分解する酵素分解法
コスト面からも塩酸分解法が多く使われています。
塩酸分解法の製造過程で発生するクロロプロパノールという不純物。
発がん物質で危険を知らせている専門家さん。
安全基準により、問題ないという専門家さん。
こちらも様々な意見があります。
また、こちらの食品添加物には、指定されていません。
いろいろな見方があるものですから、私はできるだけ避けたいなと考えています。
こちらも、オーガニックのお店さんの商品にも使われていることがあるので、私は必ず裏面の原材料をチェックしています。
これらのタンパク質加水分解物を使った、お醤油などで味付けしたお惣菜など。
こちらの原材料には、タンパク質加水分解物という表示の必要がありません。
なんとも難しいですよね。
できれば手作り。
ちょっと疲れて、テイクアウトのときは、安心できるお店さんをみつけておく。
食べなくてはならないときは、よく噛んで美味しくいただく!
なんて、どうでしょうか♪
調味料(アミノ酸等)
でました!こちらも原材料の裏面でよく見かけます。
お惣菜・味噌・だし味噌・だし醤油・しょうゆ・お弁当・ドレッシングなどなど・・・
たくさんの食べ物に含まれています。
ほとんどの場合、グルタミン酸ナトリウムです。
炒めたり・揚げたり高温加熱をすると、避けたい物質に変化すると言われています。
乳化剤
チョコレート・アイスクリーム・お惣菜・パン・洋菓子・缶コーヒー・ガムなどなど・・・
本当に多くの商品に使われています。
乳化剤フリーを見つける方が難しいくらい、これでもかと大活躍です。
様々な役割がある乳化剤ですが、別の名を界面活性剤といいます。
また、この乳化剤は、複数の物質を使用していても乳化剤とだけ記載されています。
それでオッケーになっています。
なので、乳化剤とだけ書いてあっても、実は数種類の避けたい物質の塊なんてことも・・・。
腸内環境を整えるためにも、乳化剤を避けてみることから始めるのも、オススメです。
カラメル色素
お菓子・缶コーヒー・甘い飲み物・プリン・調味料など・・・
カラメル色素は4種類に分けられます。
・糖類から作られるカラメルⅠ
・糖類に亜硫酸を加えて作るカラメルⅡ
・糖類にアンモニア化合物を加えて作るカラメルⅢ
・糖類に亜硫酸とアンモニア化合物を加えて作るカラメルⅣ
Ⅰは、コスト面。
Ⅱは日本では使用禁止。
ということから、ⅢとⅣが主流なんですが、
原材料には、カラメル色素とだけの記載で、実際どんな加工でつくられているかわかりません。
いろんな見解があり、よくないとも大丈夫とも聞こえるものは、できるだけ遠ざけようと考えています。
厳選5選のカレールー2021年版
風と光
全てオーガニック対応のカレールーです。
動物性食材を使用していないので、ビーガン対応をお求めの方にオススメです。
ビーガンでない方も、酵母エキスなども一切使用していないので、お試しの価値ありです。
オーサワジャパン
オーガニックといったら、安心のオーサワジャパンさんです。
マクロビオティックを生活に取り入れている方は、ご存知の方も多いメーカーさんですよね。
こちらは、甘口対応になっています。
ピーナッツペーストを使用しているのでアレルギーのある方はお気をつけください。
酵母エキスは使用しています。
オーサワさんの辛口バージョンです。
フレークタイプになっているので、とても使いやすいです。
玄米粉を使用しているところも嬉しいです。
酵母エキスは使用しています。
カレーの壺(第三世界ショップ)
こちらはフェアトレードのチョコレートでも有名な第三世界ショップさんです。
何でも美味しくしてくれるカレーの壺です。
マイルド・スパイシー・オリジナルの三種類です。
添加物はもちろん、動物性食材も不使用です。
小麦粉も不使用でグルテンフリーです。
酵母エキスも使っていません。
ペースト状で瓶に入っていて、使いやすいですし、とても美味しいです。
創健社
こだわったメーカーさんの創健社さん。
こちらも動物性食材を使用していなく、植物性のみで作られています。
フレークタイプで使いやすいです。
酵母エキスは使用しています。
ひよこ豆粉のカレー
小麦粉も大豆粉も使用していません。
ひよこ豆の粉を使っているカレーです。
こちらも創健社さんのカレーです。
酵母エキスは使用しています。
王国のグリーンカレー
野菜や鶏肉とココナッツオイルで簡単にグリーンカレーの完成です。
動物性食材不使用です。
化学調味料や砂糖も使用していません。
煮込む必要もなく、あっという間に美味しいグリーンカレーができるのも魅力です。
まとめ
週に一度は食べたくなる?カレー。
季節のお好みのお野菜を入れて、同じカレーでも様々なアレンジができるのも魅力です。
そんなカレーですが、市場には添加物やあまり好ましくない油がたっぷり入ったものも・・・。
子どもも大人も大好きなカレー。
少しだけ材料を見直してみるのも、いいのかななんて思います。
とはいっても、一歩外に出れば、市販のルーを使用しているカレーの方が多いかもしれません。
食べる機会に出会ったときは、こんな味だったよね~♪と、
笑顔で美味しく、よく噛んで召し上がってくださいね♡
大丈夫。
毎日の食事の方が、何倍も大切です。
あれダメ、これダメと一生懸命になりすぎてしまうと、とても苦しくなってしまうこともあります。
美味しく楽しくを一番に。
でも、そうやって気にしてくれる貴方のおかげで、家族は健康で元気で今日も楽しく過ごせています。
いつも、いろんなことを考えてくれて、ありがとうございます♡
美味しいごはんになりますように。