やさしい米粉パンレシピ

グルテンフリー米粉食パンの簡単作り方と米粉の選び方      小麦粉・乳製品・卵なし

米粉パンって、なんか難しそう・・。

米粉パンって、本当に美味しいの・・?

って、思ってる方も多いのではないのかなと思います。

米粉パンは、とっても簡単です。

冷蔵庫に入れても、しっとりもちもちです。

翌日のサンドイッチを作るために、前日に焼いておいて冷蔵庫で保存しておくことも可能です。

今回は、そんな簡単米粉パンのレシピです。

このレシピはこんな方にオススメ

・美味しく簡単な米粉パンのレシピをお探しの方。

・グルテンフリーの食生活をされている方。

・こだわった食材をお探しの方。

くまっち

米粉パン、食べてみたいくま~。

キナコ

くまっち、ありがとう♡とっても簡単だから一緒に作ってみよう♪

米粉食パンの米粉を選ぶポイント

まずは大切な米粉パンの米粉を選ぶ時のポイントです。

米粉パン用の米粉を用意することが大切です。

・アミロースの含有量

・製粉の製法

・デンプンの損傷が少なく、粒子が細かい

もっちり美味しい米粉パンを作るときは、この3点が大切です。

アミロースの含有量

お米に含まれるデンプンには、「アミロース」と「アミロペクチン」があります。

このアミロースの含有量がポイントになります。

低アミロース 炊飯すると、もちもちのごはん。

ミルキークイーンなど。

米粉パンには向かない。

中アミロース コシヒカリなど。

中高アミロース ササニシキなど。

炊飯すると、さっぱりとした美味しさ。

米粉パンが作りやすい。

弱高アミロース ミズホチカラなど。

米粉パンにすると粘りがでて、しっとりしっかりボリュームのあるパンに。

アミロース値により、

・炊飯

・米粉パン

・米粉麺

などに向くものが変わってきます。

弱高アミロースのミズホチカラは、米粉パン作りにとても人気です。

製粉の製法

米粉の製粉製法は、米粉の用途により変わります。

米粉パンは粒子を細かくする必要があります。

気流粉砕・胴搗き製粉が向いていると言われています。

現在は気流粉砕が主流になっています。

どちらも、粉へのダメージが少なく仕上がることがポイントです。

デンプンの損傷が少なく、粒子が細かい

製粉時に、

・米粉の粒子が細かい

・デンプンの損傷が少ない

細かな米粉が作れるお米ががパン用に向きます。

グルテンフリー米粉パンの材料

ではさっそく米粉パンの材料からです。

今回は、簡単にできる米粉食パンです。

こねずに、あっという間にできることも魅力です。

・パン用有機米粉       200g

・有機片栗粉         15g

・有機大豆粉         15g

・オーガニックドライイースト 4.3g

・植物油           10g

・オーガニックシュガー    10g

・自然塩           3g

・水             180㏄~

パンに向く有機米粉

お米はネオニコチノイドなどの神経系の農薬を使用している場合が多いため、無農薬栽培のものを使用しています。

パン用の米粉を使用しています。

こちらは、無農薬のササニシキから作られた米粉です。

ササニシキはアミロース含有量からみても、米粉パン向きと言われています。

水分を少なくした、丸パンなどを作るためには、やはりミズホチカラの方がボリュームがでて作りやすいかと思います。

今回の食パンタイプは、ミズホチカラでなくても、しっかり食パンになりました。

試しにオーサワジャパンさんの米粉で作ってみました。

食感が、ミズホチカラのほうがさっくり。

という感じ以外は変わらず作れました。

有機片栗粉

米粉パンや米粉おやつなどを作るときに使います。

さっくり感と歯切れがよくなります。

有機大豆粉

こちらも米粉パンや米粉おやつを作るとき、よく登場します。

大豆がはいることで、ふっくら感アップです。

大豆粉や納豆、豆腐など大豆を召し上がる際は、遺伝子組み換えでないものを見つけてみてください。

オーガニックドライイースト

有機穀物で作ったオーガニックのドライイーストです。

水やぬるま湯などでの種おこし不要で、とっても使いやすいです。

発酵力が落ちてしまうことから、水やぬるま湯などに触れないようにします。

米粉パンだけでなく、小麦粉のパンなどにも、もちろん使えます。

原材料:酵母・有機小麦・有機トウモロコシ(遺伝子組み換えでない)

原材料に有機小麦を使用しているため、小麦アレルギーの方は避けてください。

オイル

圧搾一番搾りの菜種油です。

市場にでている、ほとんどの油は石油系の溶剤を使用し、油を抽出しています。

これらは、そういったものを使用していません。

その後のろ過の作業でも、ほとんど物は、複数の薬剤を使用してます。

これらは圧搾製法といわれる、昔ながらの伝統製法で作ってくださっています。

ろ過の工程でも、薬剤などは使っていない、とても貴重なオイルです。

毎日使う油なので、やさしい方を選んでいます。

有機砂糖

お砂糖は、サトウキビやてんさい糖など様々なものがあります。

どうしても甘いものなので虫が付きやすく、ほとんどものもは農薬を使用しています。

私は普段の食事では、お砂糖は一切使用しません。

玉ねぎやレーズンなどで甘味はお願いしています。

おやつ作りの時は、できるだけ少なくでも美味しくのラインをみつけて、使用しています。

そしてできるだけナチュラルなものをチョイスしています。

自然塩

毎日のお料理に欠かせない塩は、ミネラルをたっぷり含んだ自然塩がオススメです。

グルテンフリー米粉の食パンの作り方

パウンド型にクッキングシートをしいておきます。


霜鳥製作所 パウンドケーキ型 中 18-0ステンレス 日本製 146

今回使用しているものは、こちらのパウンド型の小タイプのものです。

横17.5cm×縦8cm×高さ6cm。

クッキングシートを型の大きさにカットします。

底面にそって、筋を付けます。

はさみで写真のようにカットし、敷きこんでいきます。

ボウルに、米粉200g・片栗粉15g・大豆粉15g・自然塩3.0g・有機砂糖10gをいれます。

泡だて器でぐるぐると混ぜます。

水を加えます。

180㏄~様子をみながら加えます。

今回は合計191ccでした。

夏は、常温の水

冬は、ぬるま湯

水の分量の目安は、たら~んと生地をたらして、しっかりと跡がつく位です。

菜種油を10g入れます。

しっかりと混ぜ合わせます。

オーガニックドライイースとを4.3g加えてよく混ぜ合わせます。

クッキングペーパーを敷いた方に生地を流します。

その時、リボンみたいな跡がつく生地が理想です。

ラップをふんわりかけて、側面を輪ゴムでとめます。

40℃で30分発酵します。

1.5倍~2倍位になっているか発酵具合を確認します。

必要であれば40℃で15分発酵を追加します。

今回は、追加しました。

生地がしっかり発酵していたら、170℃で予熱開始です。

アルミホイルをクシャクシャにして、ふんわりとした蓋をつくります。

170℃で15分焼きます。

15分経過したら、一旦取り出してアルミホイルをとります。

パンの表面にオイルをやさしく塗ります。

200℃で15分焼きます。

焼きあがったら、型から外し冷まします。

クッキングペーパーの側面をそっとはがします。

触れる位に熱がとれてきたら、ラップで全面を包み密封します。

完全に熱がとれ、しっかり冷めたらナイフでカットします。

食べきれない分は、ラップで包んで冷蔵庫へ。

翌日ももちもち、ふんわり感は変わらず食べられます。

動画バージョンです。

米粉パンアレンジレシピ

そのまま食べても美味しいパンです。

サンドイッチ!サンドイッチ!

私は、翌日のランチのサンドイッチ用に作ることが多いです。

ラップでしっかりくるんで冷蔵庫で保存しても、柔らかいので前日に食パンを作って

朝ちゃちゃっとサンドイッチコースが多いです。

たっぷりのレタスに目玉焼きにカマンベールにマヨネーズにマスタード。

重ねるだけで完璧に美味しいサンドです。

フルーツサンド

クリームチーズ100gにノンシュガージャム25gを入れ、よく混ぜます。

これで簡単チーズクリームチーズの完成です。

パンに、チーズクリームをたっぷりのせ、フルーツも。

またまたチーズクリームをフルーツの上に重ねパンで挟みます。

あんサンド

あんことクリームの絶対美味しいあんサンド!

美味しくて、翌日もふんわりもっちりの米粉の食パンは、とってもメニューに取り入れやすいです。

サンドイッチもトーストもオープンサンドも、なんでもござれです♪

是非簡単、美味しいアレンジでヘルシーな米粉パンを楽しんでください。

市販の米粉パンを選ぶ時の注意点

米粉の食パンはとにかく簡単にすぐできることが、よくお分かりいただけたかと思います。

一番大切なのは、米粉選びかもしれません。

グルテンを含んでいる米粉もある

パン用米粉の中には、グルテンが含まれているものもあります。

グルテンを除去したい方は、気を付けてみてください。

米粉に一定のグルテンを含んで美味しい米粉パンを作っている方もいらっしゃいます♪

ご自身のチョイスしたいもので、使いやすいものを選んでみてください。

米粉パンミックス

米粉パンミックスの販売もあります。

こちらも、米粉にグルテンが添加してあるものや、グルテン不使用のものなど様々です。

グルテン以外でも、砂糖や片栗粉やトレハロースなどメーカーさんによって、いろいろなものがあります。

ホームベーカリーでパンを焼く方は、こういったパンミックスを使われる方も多いようです。

水で溶いてさらっとした米粉・かたまる米粉

米粉の食パンを焼いていて、水に溶いた時にさらっとした米粉の方が、もっちりと同時に歯切れの良さもでる美味しいパンになるのかなと思っています。

米粉の食パンであれば、製菓用米粉でも、美味しくできると思います。

ミズホチカラやササニシキはやはり、食感はいいです。

お米の種類だけでなく、製粉の仕方でデンプンを損傷せずに粒子を細かくしてある米粉かどうかもとても大切です。

少量の米粉を少量の水でとくと、さらっとする米粉か、だまっとなる米粉かがよくわかります。

米粉パンは、さらっとする米粉の方が美味しく食感よく作れます。

水分をもう少し少なくして作る丸パンを作るときは、完全にさらっとしたものでなくは、形を保つのが難しいです。

同じ製菓用の米粉でも、さらっとしたものと、だまっとしたものがあるので、少量で試してみるのも面白いかなと思います♪

まとめ

今回は、とっても簡単な米粉の食パンのレシピです。

なんだか難しそうな米粉パン。

ところがどっこい!笑

何よりも簡単な米粉の食パン。

大切なのは、

・米粉選び

・米粉にあった水分量

これだけです。

あとは、簡単に混ぜ混ぜするだけで、ふっくらもっちり美味しい米粉パンが出来上がります♪

サンドイッチ!サンドイッチ!

翌日のランチの用意も前日にパンを焼いておいて、冷蔵庫に保存しておけばあっという間にできちゃいます。

主食のパン。

オーガニックの食材で、よりヘルシーにな感じもオススメです♪

作りやすい米粉に出会えますように。

雨の日も、晴れの日も、風の日も、悲しい日も、楽しい日も。

どんな時も、クスっと にこっ となる笑顔の瞬間がありますように☆

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。