毎日のお料理に欠かせないものの一つ。油。
炒めもの・揚げ物・ドレッシングなど様々なお料理で使われる欠かせない存在です。
そんな毎日使うものだから。
欠かせないものだから。
・避けるべき油はどんなものなのか
・よい油を選ぶ基準はなにか
を少し深堀していきたいと思います。
・毎日の食生活をヘルシー志向にしてきたい方
・健康的な油を使っていきたい方
・こだわり食材に興味がある方
そういえば毎日のお料理で油をつかっているくま~。
ねぇ。毎日のお料理で使うからこそ、少しだけ見直してもいいのかなぁ♪なんて。
油の種類と特徴
では早速、私たちの身近な油についてそれぞれの特徴をみていきます。
オリーブオイル
オリーブオイルは、オリーブの実から採れる油です。
常温では液体の不飽和脂肪酸は、オメガ3・オメガ6・オメガ9に分けられます。
オリーブオイルはオレイン酸が豊富に含まれていて、オメガ9になります。
このオメガ9は、
・悪玉コレステロールを減らす
・血圧を下げる
・体重を減少させる
などの効果が期待できると言われています。
酸化しにくいことから、加熱調理にも向いています!
抗酸化作用の強いポリフェノールを含んでいるので、活性酸素から体や細胞を守ってくれる働きがあります。
オリーブオイルも、低温圧搾製法のものを。
オリーブ100%のエキストラバージンオリーブオイルは、酸化度が0.8%と決められているため、とても栄養価も高く、毎日のお料理にオススメです。
米油
米油は玄米のぬかからとれる、とても貴重な油です。
米油は脂肪酸のバランスがとてもいい油。
飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸の割合が3:4:3の割合が理想と言われています。
米油はこの割合が3:4:3に近く、理想的です。
酸化しにくいことから、加熱調理にも向いています。
クセもなく、ドレッシング・炒め物・揚げ物・スイーツなど様々なお料理で大活躍です。
米油の圧搾製法のものは、とても貴重です。
米ぬかから油分の抽出はとても難しく、溶剤使用のものがほとんどです。
溶剤と圧搾を掛け合わせたものなどもあります。
米油の圧搾製法のものは貴重が故に、価格もよいです。
使い分けながら大切に使っていきたい油です。
菜種油
セイヨウアブラナから採れる油です。
菜種油は、オリーブオイルの次にオレイン酸が多い油です。
こちらも、脂肪酸のバランスがよく、酸化しにくいことから
ドレッシング・炒め物・揚げ物など様々な料理に使いやすいのが特徴です。
ごま油
ごま油は、ごまを油でいった焙煎ごま油と、ごまを生のまま絞った太白ごま油とあります。
その他に、低温でじっくり焙煎したものもあります。
出来上がりの色も、香も焙煎と生のものは、全く違います。
用途によって使い分けるといいですね♪
またオレイン酸とリノール酸を多く含んでいる油でもあります。
リノール酸は、オメガ6で体内で作ることができない必須脂肪酸です。
血中のコレステロール値を下げてくれる効果が期待できます。
しかし、摂りすぎ注意です。
ポテトチップなどのスナック菓子にも多く含まれていることから、私たちは知らない間に多く摂取している油でもあります。
適度に美味しくがいいかなと思います。
太白ごま油は、クセが少なくドレッシング・揚げ物・お菓子作りにも大活躍です。
焙煎ごま油は、香りがいいので、香りを活かしたい場合は、炒め物などで炒め終わりの最後にたら~んと少しかけると、香ばしいゴマの香りが最高です。
焼きおにぎりに、かけても香りが最高です♪
えごま油
えごまは、シソ科の植物です。
なんとなーく、名前からごまの仲間な気がしますが、全くの別物なんです。
α-リノレン酸が含まれていて、オメガ3に分類されます。
体内で作ることができない必須脂肪酸のひとつです。
体の中に入ると、一定数がEPA・DHAに変換されます。
・血管を強くしてくれ、血流を整えてくれる。
・リノール酸を摂りすぎたことでおこるアレルギー症状を抑えてくれる。
・血圧を下げてくれる。
など健康的に過ごすために、とても大切な働きをしてくれます。
ひとつ。
とても酸化しやすいために、加熱調理には向きません。
開封したら冷蔵庫に保管し、できるだけ早めに消費することをオススメします。
アマニ油
亜麻の種子から絞った油です。
エゴマ油と同様にα-リノレン酸が含まれています。
オメガ3に分類されます。
体内でつくることができない必須脂肪酸のひとつです。
こちらも体の中に入ると、一定数がEPA・DHAに変換されます。
・血管を強くしてくれ、血流を整えてくれる。
・リノール酸を摂りすぎたことでおこるアレルギー症状を抑えてくれる。
・血圧を下げてくれる。
など健康的に過ごすために、とても大切な働きをしてくれます。
同じく、とても酸化しやすい油です。
開封したら冷蔵庫に保存し、早めに使い切ってくださいね♪
加熱調理にも向きません。
ドレッシング・納豆・スムージー・ヨーグルトなどに少しかけて召し上がってみてください。
パーム油
アブラヤシの実からとれる油です。
一般のご家庭ではあまり知られていないパーム油ですが、実は結構身近な存在なんです。
「見えない油」なんていう別名も持っている程です。
カレールーやスナック菓子など様々なものに使われています。
固めても溶かしても使える油ということで、とても万能選手なんです。
原材料にはパーム油だけでなく植物油としての記載も多めです。
知らぬ間に摂りすぎてしまい気を付けたいのものです。
製造過程もナチュラルでない場合も多く心配です。
また、たくさんのパーム油を製造するために、住まいを退かねばならない人や動物たちがいることも忘れてはならない油でもあります。
サラダ油
当たり前にあるサラダ油ですが、一体どんなものなのでしょうか。
サラダ油は日本農林規格(JAS)により定められたものでなけれは、サラダ油と名乗ることができません。
日本農林規格によれば、
サフラワー、ぶどう、大豆、ひまわり、とうもろこし、綿実、ごま、なたね、こめが原材料となります。
調合サラダ油になると、これらの中で2種類以上のものをいいます。
また、その他にもサラダ油の名称を名乗るには
・清澄で舌ざわりよく香味良好であること
・色
・冷却試験
などなど様々の項目をクリアし、JAS認定工場で製造されたもののみに許される名称なのです。
避けたい油
毎日のお料理やおやつ作りで欠かせない油です。
体にとっても、美容にとっても上手に適量摂り入れる必要があります。
大切な油です。
体にやさしいものを見極めて摂り入れたいななんて考えいます。
その前に、まずは油の気を付けるポイントです。
いくつかの項目で分けてみました。
原料
油の原料は非遺伝子組み換えと表記してあるものがオススメです。
菜種や大豆など遺伝子組み換えの、もしかしての心配がないように、私は必ず非遺伝子組み換えというワードを確認しています。
もちろん、無農薬栽培など栽培過程にこだわったものは、最高です。
価格帯と相談しながら、でも最低ラインのこだわりをもっていると、選びやすいかと思います。
パーム油などは、原料のアブラヤシを作るために、森林伐採をしたり、先住民の方や動物たちが住む場所を追い込まれていることがあります。
誰かが笑って、誰かが泣く。
これは、どうしてもなくなって欲しいなと思います。
みんなが笑顔の選択を一人ひとりが心がけることにより、先の未来は変わっていくのかなと思います。
製造~搾り編~
市販のほとんどの油は、この油を搾る際に、石油系の「ノルマンヘキサン」という溶剤を使って作られています。
原料に石油系のノルマンヘキサンを加えて、油を溶け出させて抽出させます。
それにより、油分の少ない原材料からしっかりと油を抽出することができます。
油分の多い原料ものは、一度圧搾絞りを行ってから、その後溶剤をまぜて抽出することもあります。
圧搾絞りに比べて、抽出できる油の量も多く、企業からするといいのかもしれません。
生産者さんは、その後溶剤は除去するために、問題はないとお話されてます。
賛否ある見解のときは、私は安全な方を選ぶようにしています。
製造~精製・洗い・ろ過編~
搾りだされた油は、そのままでは私たちの手元には届きません。
溶剤抽出法は、抽出後に脱ガム・脱酸・脱色などを行います。
油をどんどんキレイにしていく度に、薬剤が使われています。
ろ過をする際にも、ヘキサンを使用し抽出した油の臭いを取り除くために、脱臭作業があります。
高温で何度も作業を繰り返すことにより、
・油本来の栄養が失われること
・高温処理により、よくない成分が発生すること
などが考えられます。
当たり前に使っている油ですが、あまりナチュラルな感じがしないですよね。
輸送
パーム油などの油は、海外で作られ輸送されてくることがほとんどです。
パーム油は私たちの家庭の料理では身近でない気がします。
が、実は結構身近な油かもしれません。
固めても、溶かしても使える油ということで、たくさんの食材やスナック菓子やアイスクリームやお惣菜やパンやお弁当などなど・・
様々なところで大活躍している油なんです。
話は戻って、海外で作られた油は長く船によって日本へとやってきます。
暑い中、寒い中船の上で長く過ごすのですから、油の状態を変化させないために、たくさんの酸化防止剤が使用されています。
このBHA(ブチルヒドロキシアニソール)、使用を禁止している国もあります。
賛否あるものは、無理に使わなくてもいいのかな、なんて考えています。
環境
先ほどの輸送でも話題にあがりましたパーム油。
環境の面からみても、私たちも考えたいことがあります。
パーム油の原料はアブラヤシの実です。
これらを生産するために、たくさんの森林が伐採されています。
環境を変えてしまっているだけでは、ありません。
そこに住んでいる人々や動物たちが住む場所を失っている事実もあるのです。
誰かが笑って、誰かが泣く。
これは、とても寂しい悲しいです。
みんな笑顔になーれ。
また、植物油の原料は遺伝子組み換えのものが多く使われている可能性があります。
遺伝子組み換え作物には、それに必要な農薬がたくさん使用されていることも穏やかな環境を変えてしまっていく可能性があるのかなと思います。
買い物は、投票です。
みんなが明るい未来を。
圧搾絞りの油
選ぼう!昔ながらの伝統製法。
圧搾一番搾りの貴重な油。
圧搾絞りの油~搾り編~
原料に圧力をかけ、一度だけ油を搾ります。
なんとシンプル。
昔からの伝統製法です。
圧力をかけて搾るので、原料の栄養素は壊れることなく、しっかりそのままです。
毎日使う油。
ナチュラルで余計なものが添加されていなくて、栄養も壊れていないものがいいですよね。
圧搾絞りの油~ろ過編~
搾った油の不純物を乗り除く作業です。
溶剤抽出法では、このろ過の工程でも複数の薬剤を使用しますが。
圧搾法では、そのようなことを行いません。
温水をくわえて、不純物と加えた水を取り除きます。
その後、和紙製のフィルターを通して、仕上げていきます。
ろ過もじっくりゆっくり時間をかけて作ってくださっています。
とても貴重な油です。
そうして、時間と手間ひまかけて作られた貴重な油は私たちの手元に届きます。
感謝して美味しくいただきたいと思います。
厳選!オススメの油
・こだわり油のできるまで
・避けたい油
などお話してきました。
毎日使う大切な油のオススメ編です。
お菓子作りでもお料理でも使いたいオススメ油
有機エキストラバージンオイルです。
搾油は一切熱を加えません。
ろ過もせずに、ゆっくりゆったりと時間をかけて自然に分離させるこだわりぬいた一品。
こだわりぬたいオリーブオイルは、炒め物はもちろん、ドレッシングでも味わって欲しいです。
とても美味しくて、私はこのオリーブオイルに出会ってからは、他のオリーブオイルは使えません。
洋食はもちろん、和食のしろたまりともとても相性がよく、小松菜をオリーブオイルでさっと炒めて、しろたまりで味付けなど、シンプルが美味しいです。
番外編で。
この白たまり、美味しいです♪
オルチョサニータのオリーブオイルに、このオーガニックのバルサミコ酢を混ぜて塩をいれてドレッシングにすると、とっても美味しいサラダになります♪
マスタードなんかをいれても最高に美味しいdす。
原材料はもちろん非遺伝子組み換え。
しかも国産の菜種使用です。
圧搾一番搾りのとても貴重な油です。
クセがないので、お料理やお菓子作りなど幅広く使えます。
こちらも原材料はもちろん非遺伝子組み換え。
菜種はオーストラリア産のものを使用。
圧搾一番搾りで、ろ過の時ももちろん薬剤など一切不使用のこだわりの油です。
クセがなく、お料理やお菓子りドレッシングなど何でも美味しく作れます。
薬品を一切使わず作ってくださっているこだわりのごま油です。
クセがなくお料理からお菓子作りドレッシングなど様々なお料理で大活躍してくれます。
毎日のお料理で大活躍のオススメ油
国内産の非遺伝子組み換えの菜種が原料です。
圧搾一番搾りで、ろ過に至ってももちろん薬剤不使用のもこだわりもの。
香りがしっかりとあるので、毎日のお料理で使いたい一品。
炒め物・揚げ物はもちろん、ドレッシングなど様々なお料理で大活躍です。
国内産の菜種使用です。
もちろん非遺伝子組み換え。
圧搾一番搾りで、一切の薬剤を使用していません。
香りがしっかりしています。
お菓子作りより、毎日のお料理で使いたい油です。
圧搾一番搾りで、ろ過の過程も一切薬剤を使用していません。
とても香り豊かです。
ごま油は、炒め物などの最後にひとまわしすると、香りがたって美味しいです。
美容と健康に取り入れたいオススメ油
オーガニックのえごま油です。
もちろん低温圧搾製法。
酸化しやすいため、加熱料理はNGです。
加熱せずに、サラダのドレッシングや納豆やヨーグルトにかける方もいらっしゃいます。
私は、スプーン一杯そのまま飲んでいます。
ドレッシングにするときは、マスタードと混ぜたり、バルサミコ酢と合わせたりしています。
開封しましたら、冷蔵庫に保管し早めに消費してください。
えごま油と同じく、加熱に向きません。
ドレッシングにしたり、納豆にかけたり、スプーン一杯分をそのまま飲んだりして摂り入れます。
スムージーなどにスプーン一杯分いれるのもいいですね♪
毎日のお料理などに、少量摂り入れて、美容と健康アップ!
「ちょいかけ」でごはん無限のオススメ油
焼きおにぎり・炊きたてごはん・卵かけごはんに!
少量をたらり~んとするだけで、もう贅沢ごはんに早変わりです。
香りが素敵で、幸せの香りです♪
ごま油・自然塩・のり組み合わせも最高です♪
大人の楽しみってやつですね♪
辛い物が苦手な人がいても大丈夫。
ごはんを辛くできなくても、最後に自分の分だけ、ちょっとかけるだけで、ピリ辛旨辛の世界へひとっとびです♪
ごはんは、美味しく楽しく幸せに健康的に!
まとめ
毎日のお料理で欠かせない油です。
油は摂りすぎ注意ですが、欠かさず必要な栄養素です。
どんな油を摂り入れるか。
どんな油を摂り入れないか。
なんて言ってみたかったりしてです!(笑)
どんな油がいいのかな、なんて考えてらっしゃる方に届きますように。
毎日、ごはん作りお疲れ様です。
たまにはテイクアウトなんかして、リラックス時間をゆったり過ごせますように。