ここ数年、よく耳にする「食料不足」や「食料飢饉」。
異常気象や環境変化に伴い、私たちの生活も徐々に変わりつつあります。
生活は変われど、毎日の食事は安心安全なものを選びたい。
子どもたちや家族に美味しい安全な食べ物を提供したい。
そういった温かい想いはきっと変わらないはずです。
少しずつ変わる世界の中でも、一緒に安全な食べ物を選び取り入れていきましょう。
・食料不足でも安心素材の食材を備えていきたい方。
・プラントベース・ヴィーガンのレシピや材料をお探しの方。
・毎日の生活に少しでも安心安全な食材を取り入れていきたい方。
くまちは、自給農をするくま!
私も!遅ればせながら、始めたいと思ってるの。自給農についても、後日お知らせします!
注目されているフードテックってなに?
世界では人口増加による食料不足が深刻化しています。
また、気候変動などによる異常気象により、食料飢饉や食料不足をより加速させています。
深刻化する世界の食料不足に、最新テクノロジーを駆使した「フードテック」が注目されています。
フードテックとは?
Food(食)+Technology(技術)を組み合わせた造語がフードテック。
最新技術を用いて、食料危機・食料不足・食の安全に対応していくのがフードテックです。
フードテックにより生み出されるもの
世界的食糧危機に備えて活用されるフードテックですが、多くの活用方法があります。
フードテックが活用されることにより、私たちの食べ物や生活に変化がおこりそうです。
どんな分野で活用されていくのか、少しみていきます。
代替肉の製造
フードテックの活用により、動物肉にかわる植物由来の代替肉の製造・普及が注目されています。
「大豆ミート」や「グルテンミート」など、大豆やグルテンなどを使って、動物肉のような植物由来の肉が製造されています。
海外では、食肉売り場にも、代替肉が置かれている程、浸透しつつあります。
代替肉で気をつけて確認したいこと。
それは、遺伝子組み換え食品を使用しているかどうかです。
信頼のおけるメーカーさんで、確認をして取り入れていきたいです。
日本では、昔から「畑のお肉」「麩」「車麩」など、意外にも身近な存在であると思っています。
逆輸入で注目されている「マクロビオティック」などでは、以前から動物肉の代わりに、植物由来のタンパク質を利用し、「大豆ミートから揚げ」「車麩カツ」など、様々な料理があります。
「マクロビオティック」とは・・
穀物・野菜・海藻などを中心とする日本の伝統的な食事を季節に応じてとることで、自然と調和し健康的な生活を送る考え方。
従来の食養生に桜沢如一が陰陽論などを加えつくった。
培養肉などの細胞培養・細胞農業
あまり聞きなれない培養肉や培養農業などのワード。
しかしこれからの私たちの食生活に身近なものになるかもしれません。
動植物などの細胞を体外で生育し、つくられる食用肉が「培養肉」です。
すでに、牛肉や鶏肉、フォアグラなどの肉だけでなく、サーモンやエビなど魚介類の生産も試作品レベルで実現しています。2020年12月には、世界で初めて、シンガポールにおいて培養鶏肉が販売承認されました。(参考:日本細胞農業協会HP)
現在日本でも70社以上の企業が培養肉に関わっているんだって。(Wikipediaより参照)
とても注目されている事業だよね。安心安全を慎重にみていきたいな。
新しい食材の開発・昆虫食
培養肉や代替肉だけでなく、その他の新しい食材の開発もどんどん進んでいます。
少し前に私たちが耳にしていた「ミドリムシ」もその一つ。
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、植物と動物の両方の細胞をもった「藻」の仲間です。
このミドリムシの粉末をドリンクやクッキーに混ぜる製品が販売されました。
現在、世界が注目する新しい食材は・・・「昆虫」です。
国際連合食糧農業機構(FAO)は、世界的な人口増加による食糧難対策の一つとして、タンパク源としての昆虫食を評価しています。
日本でも昆虫食事業への参入企業などが、開発を進めています。
コオロギがとくに注目されているみたいだよ。
昔、イナゴとか食べてる大人いたよね。私は、食べられなかった・・。コオロギかぁ。私、ついていけるかな・・。
屋内での植物栽培「植物工場」
天候や害虫などに左右されやすい農業。
これらの外的要因の影響を防ぐために、「植物工場」が注目されています。
こちらは、室内での植物栽培を可能にしています。
そうすることにより、外的要因により生産量が左右されることがなくなります。
また、砂漠などの植物栽培に向かない地域での植物の栽培も可能になります。
アメリカでは、自宅で水耕栽培が出来るキットの販売も行われています。
当たり前の私たちの食生活が、大きく変わるときなのかもしれません。
安全な食品製造
フードテックでは、食品が傷んでいないか確認できるツールがあります。
それにより食中毒を未然に防ぐことができます。
また長期保存ができる技術がどんどん開発されています。
災害が起こった時は、とても重宝すると思います。
この食技術が私たちの普段の食生活で、どの程度まで混ざり合ってくるのだろうか・・と、考えています。
遺伝子組み換えでない代替肉7選
今後、代替肉は私たちの生活で当たり前の存在になるのだろうと予想されます。
それなら、少しでも安全なものを選びたい。
・出来る限りやさしい素材
・遺伝子組み換えでない
などを基準に、やさしい素材の代替肉を集めてみました。
まるでひき肉!大豆ミート
まるでひき肉です。
そぼろ丼や、タコスミートなど、美味しく作れます。
「オーサワ」さんの大豆ミート「ひき肉風」。
国内産大豆を使用して、作られています。
もちろん遺伝子組み換えでは、ありません。
湯戻しをして、湯をしっかり切りお好みで味付けします。
から揚げみたいな大豆ミート
私が、むかーし昔に最初にであった大豆ミートがから揚げ風でした。
とっても美味しくてビックリしたことを覚えています。
しかも調理も簡単!油も少なくヘルシー。
アレンジ無限で、とっても便利です。
「ムソー」さんのから揚げ風大豆ミートです。
遺伝子組み換え食品不使用です。
私が大好きなから揚げ風大豆ミートですが、夫は本物が好きだな・・と言っています。
好みもあるかと思いますが、調理も楽で美味しくて、アレンジ豊富なから揚げ風大豆ミート。
私はかなり好みです。
大豆で作ったソーセージ
ソーセージだって、大豆でできるんです!
大豆と卵白などを使用し作られたソーセージです。
焼いても、そのままでも食べられるので、ローリングストック用として常備しておくのもオススメです。
「三育フーズ」さんの大豆で作ったソーセージです。
遺伝子組み換えでない大豆を使用し、作られています。
こちらは、お肉好きの方でも、クセがなく食べやすいです。
やさしいお味のソーセージです。
バラ肉風もある大豆ミート
なんでもある大豆ミート。
から揚げ風・ひき肉風だけでなく、パラ肉風もあります。
お料理の幅が広がりますね♪
「オーサワ」さんの大豆ミートバラ肉風です。
国内産大豆を使用しています。
もちろん遺伝子組み換えでない大豆使用。
グルテンミート・セイタン
ヴィーガン・マクロビオティックの間では、馴染みのある食材です。
小麦たんぱくから作られるものが、グルテンミート・セイタンです。
海外では、代替肉として人気の高い食品です。
「オーサワ」さんのセイタン・グルテンミートです。
遺伝子組み換え食材不使用です。
そのままでも、塩抜きしても召し上がれます。
炒め物や揚げ物など、お好みの食材に変身してくれるのも魅力です。
海外では、本物のお肉のようだと、代替肉としてとても人気のある食材です。
レトルトもある!大豆ミートハンバーグ
代替肉のレトルトあります!
お肉じゃないの?って言ってもらえる自信あります!
これから、もし代替肉が主流になるとしたら・・。
お肉以外なんて考えられないって方には、まずこのレトルトを召し上がってみてほしいです。
ビックリ間違いなし。美味しです。
「三育フーズ」さんの大豆ミートハンバーグです。
遺伝子組み換えでない食材使用。
トマト・デミグラス・照り焼き味があります。
レトルトで簡単!大豆ミートのミートボール
大豆ミートのミートボールもあります。
先ほどのハンバーグ同様、レトルト大豆ミート。
代替肉のバリエーションには、いつも驚くばかりです。
「三育フーズ」さんの大豆ミート・ミートボールです。
遺伝子組み換えでない食材使用です。
和風・デミグラス・中華・トマトの4種類あります。
簡単!大豆ミートから揚げレシピ
<材料>
●大豆ミート(から揚げ風)
●湯80℃位
●天然醸造醤油・ショウガ・ニンニク・塩麹・玉ねぎ麹など、お好み。
●無農薬米粉・有機片栗粉など
<作り方>
下味付けて、そのままから揚げにしても食べますが、
下味をつけておいて、野菜炒めなどですぐ使えるようにしています。
80℃位のたっぷりの湯に10分程つけておきます。
スプーンなどで押して、しっかり湯につかるようにしています。
湯戻しが終わったら、水切りをします。
ざるに揚げ、スプーンなどで押し付けて水を切っています。
手と手を合わせてぎゅっとしぼって水切りをしてもいいのですが、熱いのでこのような形でしぼっています。
下味は、お好みです。
塩こうじ・しろたまり・天然醸造醤油・有機ニンニクペーストなど。
今回は、塩こうじ・天然醸造醤油・有機ニンニクペーストを使用しました。
表面に無農薬米粉や有機片栗粉などをまぶします。
粉類も、お好みで大丈夫です。
フライパンに油をしいて、先ほどの米粉などをまぶした大豆ミートを並べます。
私は、揚げずに焼き上げています。
焼き色がついたら、裏返して同様に焼き出来上がりです。
揚げない、ヘルシーな大豆から揚げです。
作り置きをしておいて、野菜炒めやサンドイッチの具材などにも使用しています。
まとめ
異常気象などの気候変動により、私たちの食生活が大きく変わってきています。
集中豪雨や天候不良・日照不足による作物の不作。
日照りや気温上昇による作物不作や森林火災。
今まで当たり前だった、生活がもしかしたら、様子をかえようとしているのかもしれません。
何が変わろうと、どんなときだって、安心な美味しいものを大切な人たちと楽しく食べていきたい。
そんな温かい気持ちは同じです。
フードテックが主流になるのなら、その中でも安心な素材を使用し作ってくれている企業を選んでいけばいいと思っています。
これからも、時代の流れと喧嘩はせず、少しでもいいものを選べるように、美味しい安全な食品をお伝えしていきます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
どんな時もやさし風に癒され、少しでも穏やかな時間がありますように。
一緒に、大切な人を守っていきましょう。