ぷっくりかわいい米粉クッペ。
そのまま食べても、サンドイッチにしても美味しいです。
気泡もできて、軽めタイプの米粉パンです。
・グルテンフリー、増粘剤不使用の無農薬米粉100%レシピ
・パリッと軽い米粉パンレシピと作り方ポイント
・やさしい素材で作った米粉パンレシピ
何挟もうかな〜!シンプルなパン、いいよね♪
ありがとう〜!シンプルパンは、アレンジがたくさんできるのも、嬉しい!
※レシピの転用転載は、ご遠慮ください。
米粉クッペの材料
<材料>
・無農薬米粉ミズホチカラ 180g
・有機コーンスターチ 10g
・自然塩 2.4g
・有機砂糖 6g
・白神こだま酵母 1.2g
・有機サイリウムハスク 4.2g
・水(30〜35℃) 180g※
※ 水分量は米粉によって変わります。
基本の米粉ソフトまるパンでお使いの米粉の水分量を大体把握していただくと、水分量が決まりやすいです。
※レシピの転用転載はご遠慮ください。
無農薬米粉ミズホチカラ
コバタケファームさんの無農薬米粉ミズホチカラです。
水分吸収率が低く、初めて米粉パンを作る方も、ふんわり美味しい米粉パンに仕上がりやすいです。
まずは、お使いの米粉の大体の水分量を把握してから、お作りいただくと失敗が少なく作れます。(基本のソフト米粉まるパンをお作りいただき、大体の水分量を把握することをお勧めします。)
大体の水分量とは・・同じメーカーさんの米粉でも、水分吸収率は変わるためです。
ソフト系、ハード系の米粉パンを作っていくと、水分量の調整がなんとなくしやすくなると思います。
毎日ごはん、米粉パン・米粉お菓子の米粉は有機栽培や無農薬栽培のものを選んでいます。
米の慣行栽培では、ネオニコチノイド系農薬を使用することが多くあります。
このネオニコチノイド系農薬は、昆虫の神経を撹乱させる殺虫剤です。
浸透性や残効性が強く、ヒトや環境への影響から海外では規制のある農薬の一つです。
日本でも「みどりの食料システム戦略」において、2050年までにネオニコチノイド系農薬を新規農薬へと切り替える方向と記されています。
この新規農薬についても、しっかりとみていく必要があると思っています。
有機コーンスターチ
アリサンさんの有機コーンスターチです。
遺伝子組み換えでない有機トウモロコシ使用。
無水亜硫酸不使用です。
米粉パンに加えると、ふっくらと歯切れの良い米粉パンに仕上がります。
遺伝子組み換えでないトウモロコシを使用したコーンスターチがお勧めです。
コーンスターチに使用されている「無水亜硫酸」って何?!
トウモロコシから澱粉を取り出す際に使用されています。
硬いトウモロコシをふやかす役割があります。
白神こだま酵母
種起こし不要の白神こだま酵母。
パン作り5分前に30〜35℃のぬるま湯に溶かし使用します。
米粉パンとの相性もとても良く、ふんわり美味しい米粉パンになります。
また、発酵を強めるための添加物や保存料なども不使用です。
有機サイリウムハスク
Organic Indiaさんの有機サイリウムハスクです。
アメリカのオーガニック認証であるUSDA認証取得。
サイリウムハスクは、オオバコ属プランタゴ・オバタという植物の種皮(ハスク)を粉末にしたものです。
食物繊維が豊富で、水分を含むとゼラチンのようになります。
サラサラとした米粉パンの生地をまとめ、成形米粉パンを作ることができます。
1日の使用上限のある食物です。
きなこレシピでは、少しでもサイリウムハスクを少なく作れるような製法にしています。
材料の力を引き出し使用することで、より美味しい米粉パンを焼くことができます。
有機砂糖
ナチュラルキッチンさんの有機砂糖です。
ブラジル産の有機サトウキビを使用したグラニュータイプの有機砂糖です。
琥珀色をした未精製のお砂糖です。
健康志向の方に選ばれている「甜菜糖」。
もちろん米粉パン作りでもお使いいただけます。
やさしい砂糖と知られている甜菜糖ですが、甜菜大根から作られているお砂糖です。
この甜菜大根は、栽培時にネオニコチノイド系農薬を使用していることが多いです。
そのため、甜菜糖を選ぶ際は有機栽培のものがお勧めです。
自然塩
海の精さんの粗塩です。
伊豆大島の海水を使用。太陽・風・火の力を利用し日本の伝統製塩方法で丁寧に作られています。
毎日ごはんではもちろん、私たちの大切な身体づくりにも欠かせないお塩。
精製されていないミネラルを含んだ自然海塩を選んでいます。
米粉クッペレシピ
<作り方>
水(30〜35℃)に白神こだま酵母を加え、5分おきます。(酵母液)
水分量は米粉によって変わります。
まずは基本の米粉ソフトまるパンを作ると、お使いの米粉の大体に水分量を把握することができます。
(大体の水分量が把握できても、多少の水分量は変わってきます。)
別のボウルに、無農薬米粉・有機コーンスターチ・自然塩・有機砂糖・有機サイリウムハスクを加え、泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせます。
ハード系米粉パンをパリッと仕上げるために・・
ハード系米粉パンをパリッと仕上げるためには、混ぜすぎないが鉄則!
そのため、サイリウハスクは米粉類に先に混ぜこぜ込んでおきます。
※レシピの転用転載はご遠慮ください。
酵母液5分後、先ほど混ぜた米粉類を加えゴムベラで全体を混ぜ合わせます。
1〜2分ほど混ぜます。
粘らせるように、しっかりと混ぜ合わせます。
動画では1分40秒ほど混ぜました。
とても緩い生地です。
密封し、5分おきます。
米粉パンは美味しく仕上げるために、一気に作りません・・
「混ぜ→5分休み→混ぜ」(きなこのボリュームアップ製法)
この工程を取ることにより、米粉パンをふっくらとボリューミーに仕上げることができます。
また、サイリウムハスクを少しでも少なく作ることができます。
米粉やサイリウムハスクに吸水させ、それぞれの材料を活かしながら、作っていきます。
※レシピの転用転載はご遠慮ください。
カードを使用し、1分前後混ぜます。
生地を広げるように混ぜていきます。
動画では1分20秒ほど混ぜました。
生地を広げるように、密封します。
常温で50分ほったらかしタイム。
ほったらかしタイム終了後、そのまま35℃10分追加発酵します。
動画はこちらです♡
発酵完了後、オーブンに天板をセットし260℃で予熱スタートします。
手・こね台・カードに圧搾製法なたね油を塗ります。
カードを生地の下に入れ込み、そっと生地を取り出します。
生地を分割します。
ソフトに生地を整え、成形していきます。
閉じ目を閉じます。
クッキングシートに生地をのせ、形を整えます。
クッペをパリッと軽く仕上げるために・・
生地は触りすぎないように、ソフトに成形します。
気泡を作るために、成形も一回でキメます!
圧搾製米油を表面に塗り、無農薬米粉をふるいます。
中央にクープを入れます。米粉パンのクープは2回です。
2回目は1回目をなぞるように入れます。
クープに、圧搾製こめ油を垂らします。
予熱が完了したオーブンに、生地を素早くうつします。
庫内に霧吹きをたっぷりし、250℃15分焼成します。
ぷっくり焼き上がりました。
粗熱が取れたラップをかけ、完全に冷める前にラップで包みます。
気泡もあって、軽〜い米粉パン。
そのまま食べても、サンドイッチにしても美味しいです。
縦方向にカットする場合は、生地が冷めてからの方が、生地が荒れずにカットできます。
まとめ
パリッと軽〜い米粉クッペ。
そのまま食べても、サンドイッチも美味しい米粉パン。
混ぜの回数も少なく、簡単に作れるのも個人的に嬉しいポイントです。
米粉パンは、まずお使いの米粉の水分量を大体把握することが大切です。
米粉は、同じ米粉を使用していても、多少の水分量が変わってきます。
製粉時の微妙な差異だったり、米粉の製粉時からの時間の経過などにより、同じ米粉を使用していても吸水率が変わります。
そのため、基本的に米粉を作る際は、最低量の水分からスタートします。
一方で、ハード系米粉パンの場合は、大体の米粉の水分量を確認いただいたら、対比をした水分量で作ってOK!
ハード系米粉パンは、ほったらかしタイムを設けることで、多少の水分吸収率の差異をカバーできます。
ここで気をつけたいのが、多少の差異をカバーするということです!
大体の水分量を把握できていないと、作っていくうちに生地の感覚が変わってきてしまいます。
まずは基本の米粉ソフトまるパンで大体の水分量を把握することが、米粉パンを失敗なく進める上で、大切になってきます。
いくつかのポイントを押さえるだけで、パリッと軽い食感の美味しい米粉パンが仕上がります。
気泡がたくさんできるハードパンは、美味しさはもちろん、なんだか嬉しい気持ちのなるのは私だけでしょうか。
美味し米粉パンになりますように✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
ほっと安らぐ穏やかな時間がありますように✨