手作りおやつ最強です!
高級お菓子や、有名パティシエが作ったお菓子も、もちろん最高です。
でも手作りお菓子は、特別な美味しさがあります♪
私的には、甘さなどを自由に変えられるので、有機素材でつくったり、甘さ控えめのギルトフリーに仕上げられる手作りおやつは最強です♪
今回は、そんな手作りおやつの時に登場する機会が多い「ベーキングパウダー」についてのお話です。
手作りおやつだけでなく、市販のお菓子にも「ベーキングパウダー」が使われていることは、多くあります。
避けたいベーキングパウダーと、選びたいベーキングパウダーについて、ちょこっと深堀していきます。
・安心ベーキングパウダーを選んでいきたい方。
・手作りおやつを作っている方。
・毎日の生活に安心素材を取り入れていきたい方。
くまっちは、手作りもパティシエのも、どっちも食べたいくま♡
どっちも美味しいよね♡私も、どっちも食べるー!
ってなことで、一緒に安心ベーキングパウダーみていきましょう♪
「膨張剤」や「ベーキングパウダー」ってなに?
ケーキやクッキーの原材料をみてみると・・
「膨張剤」や「ベーキングパウダー」の表記があります。
この「膨張剤」や「ベーキングパウダー」って一体どんなものから出来ているのか、ご存知でしょうか?
最初に「膨張剤」や「ベーキングパウダー」についてさらっと深堀です。
「膨張剤」「ベーキングパウダー」って何?
Q:「膨張剤」「ベーキングパウダー」な何のために使われているのか?
A:お菓子をふんわり膨らませたり、クッキーをさっくりと仕上げるためです。
どうやって膨らむの?
Q:「膨張剤」ってどんな仕組み?
A:「膨張剤」の作用は大きく3つに分けられます。
・物理的膨張
・生物的膨張
・化学的膨張
物理的膨張・・
生地の気泡に熱を加えてむ熱膨張(スフレ・シフォンなど)
水分の気化を利用した水蒸気の発生による膨張(シュー生地・パイ生地など)
生物的膨張・・
酵母・微生物からのガスの発生による膨張(酵母パンなど)
化学的膨張・・
膨張剤を添加し、加熱でのガス発生により起こる膨張。
お菓子作りや、市販のお菓子のほとんどが、この「化学的膨張」によるものです。
膨張剤(化学的膨張)の種類
この化学膨張剤は、
・炭酸水素ナトリウム
・炭酸水素アンモニウム
・炭酸カリウム
・炭酸ナトリウム
・L-酒石酸
・アジピン酸
・ピロリン酸4ナトリウム
・硫酸アルミニウムカリウム
・硫酸アルミニウムアンモニウム
などなど・・・
全部で41種類あります。
ベーキングパウダーの種類
Q:「ベーキングパウダー」にはどんな種類があるの?
A:ベーキングパウダーも上記の膨張剤の一種です。
ベーキングパウダーの主原料は、炭酸水素ナトリウム(重曹)です。
炭酸水素ナトリウム(重曹)のみでは、十分に膨らみません。
助剤と呼ばれる、サポート役で酒石酸・第一リン酸カルシウム・ピロリ酸カルシウムなどの複数の添加物が加わっています。
さらっとですが、「膨張剤」と「ベーキングパウダー」の仕組みや種類はこんな感じです。
避けるべき膨張剤やベーキングパウダーって、一体どんなものでしょうか?
次章で気を付けたいポイントについて、みていきます♪
「膨張剤」「ベーキングパウダー」の気を付けたいポイント
先ほど「膨張剤」の種類は41種類もあるとお伝えしました。
「ベーキングパウダー」もこの膨張剤のうちの一つの添加物です。
特に気を付けてほしい膨張剤とは・・
「硫酸アルミニウムカリウム」別名「ミョウバン」です。
この「硫酸アルミニウムカリウム」またの名を「ミョウバン」は、「アルミニウム」という名称でも知られています。
膨張剤としてだけでなく、様々な食品で使用されている添加物です。
身近なアルミニウム(ミョウバン・硫酸アルミニウムカリウム)
避けたい添加物なのですが、とても身近な添加物の一つなんです。
一体、どんな食品に使われているのでしょうか?
用途 | 使われている食品 |
膨張剤 | 菓子パン・焼き菓子(ケーキやクッキーなど)・揚げ菓子(ドーナツなど)・蒸し菓子(饅頭など) |
色止め剤 | 漬物(ナス、シソの実など) |
形状安定剤 | 魚介類(タコ、イカ、クラゲ、ウニなど) |
品質安定剤 | 野菜等の煮物 |
着色料 | 食品全般 |
こんなにたくさんの食品に使われているなんて知らなったくま~!
ねぇ!身近な食品に、様々な用途で使われているんだねぇ。
アルミニウム(ミョウバン・硫酸アルミニウムカリウム)を気を付けるべき理由
身近な食品に、様々な用途で使われているということが、わかりました。
こんなに身近な添加物のアルミニウムですが、どうして避ける必要があるのでしょうか?
Q:アルミニウムを避けるべき理由は何ですか?
A:ずはり!アルミニウムは厚生労働省より摂取量の使用基準が定められている添加物なんです!
あれだけ様々な食品に対して、多くの役割を果たしている添加物ですが、使用に関しては使用基準がある添加物です。
硫酸アルミニウムカリウムは、みそに使用してはならない。
硫酸アルミニウムカリウムの使用量は、アルミニウムとして、パン又は菓子類にあたってはその1㎏につき、0.1㎏以下でなくてはならない。
厚生労働省HPより
食品の衛生上、必要になる添加物もあると思います。
もちろん、アルミニウムだって使用する側にはメリットはあるはず。
でも、食べる側の私たちにはメリットが見当たらない添加物の一つです。
アルミニウムフリーの膨張剤は、販売されています。
少しだけしって、少しだけやさしいものを選んでいく。
そうすることで、少しだけ未来が変わってくると思います。
そのお菓子ちょっとまって!子どもに渡す前に知って欲いアルミニウムのこと。
そして、もう一つ。
知っておきたいアルミニウムの現状があります。
それは・・・「小児のアルミニウム摂取率が高い」ということ。
(前略)一日の摂取量の平均値はいずれの年代においても、JECFAが設定したPTWIを下回ったが、アルミニウムを含有する食品を多量に摂取する小児の推計では、95パーセンタイル値以上でPTEIを上回ったことが判明した。また、食品群の2群「穀類」、6群「砂糖類、菓子類」の寄与が大きいことが判った。(後略)
厚生労働省HPより
・JECFA(FAO/WHO Joint Expert Committe on Food Additives;FAO/WHO合同食品添加物専門会議)
・PTWI:アルミニウム暫定耐容週間摂取量
えーー!💦小さい子どもの摂取量が多かったってことなの?
そうなの・・。小児の摂取量が多いの。これは、避けたいよね!
上記をふまえて、厚生労働省は、以下の2つの取り組みを宣言しています。
・アルミニウム摂取量の使用基準の見直し。
・アルミニウム使用量の低減化の取り組み。
ほっ。これで安心くま~!
使用基準の改正や、低減化はいいよね!
でも、まだ安心できない「心配ごと」があるんだぁ💦ごめんね。
「膨張剤」「ベーキングパウダー」だけの表示ではわからないー!
小児のアルミニウム摂取量が基準を上回っているとのことを受け、厚生労働省では以下のことを掲げました。
・アルミニウム使用基準の見直し
・アルミニウム使用量の低減化の取り組み
国の方針が少しでも、子どもたちにやさしくなることは、大賛成!
でも、それだけで安心はできません。
私たちは、実際にお菓子を選び食べています。
その選ぶお菓子は、どんなものを使っているのでしょうか。
「膨張剤」「ベーキングパウダー」ですが、一体どんなもので出来たものか、というところまでは現在のところ、表記する義務がありません。
つまり、「膨張剤」「ベーキングパウダー」という表示では、実際何を何種類使用したかが分からないんです。
でも大丈夫!
安心を選ぶポイントがあります!
大丈夫!安心お菓子の選び方
安心お菓子の選び方は、あります♪
原材料をしっかり確認して、美味しいおやつタイムを「安心の美味しいおやつタイム」に♡
・「アルミニウム不使用」「アルミニウムフリー」の文字を探そう!
・「膨張剤(炭酸水素ナトリウム、または重曹)」の文字を探そう!
安心お菓子には、どんな膨張剤を使用したか、しっかり記載されています。
裏面の原材料をしっかり確認して、安心ゲットです👍
安心ベーキングパウダーが使われているお菓子たち
一口サイズのふんわりカステラです。
原材料:小麦粉(国産)、砂糖(三温糖)、鶏卵、植物油脂(パーム油)、米飴/膨張剤(重曹)
膨張剤に重曹を使用しています。
野菜や魚や動物など、かわいい形の一口カステラは、やさしい甘さで美味しです。
今、話題のワッフルを安心材料で作って下さっています。
原材料:有機小麦粉(カナダ産)、有機豆乳(有機大豆カナダ・アメリカン産)、有機砂糖(ブラジル産)、菜種油(カナダ・アメリカ産)、はちみつ(メキシコ産)、パン酵母(フランス産)、食塩(フランス産)
蜂蜜を使用しているのでビーガン対応ではないですが、
植物性で出来た有機素材使用のワッフルです。
米粉を使用したドーナツです。
原材料:有機豆乳、米粉(自然栽培)、圧搾製法菜種油(非遺伝子組み換え)、甜菜糖(北海道)、コーンスターチ、有機絹豆腐、アーモンドプードル、片栗粉、水飴、大豆粉、有機ココナッツオイル、有機ココナッツミルク、ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)、有機きな粉、大和芋粉、天日海塩、レモン果汁、重曹
小麦粉不使用で、米粉でつくったドーナツです。
植物性のみで作った、ビーガン対応おやつです。
安心ベーキングパウダー厳選2選
手作りお菓子で使うベーキングパウダーも、安心のものを♡
風と光
有機素材でできたベーキングパウダーです。
アルミニウム・第一リン酸カルシウム不使用の安心ベーキングパウダー。
原材料:有機コーンスターチ(遺伝仕組み換えでない)36%、酒石酸(有機濃縮ブドウ果汁由来)34%、炭酸水素ナトリウム30%
安心手作りおやつで大活躍してくれる有機ベーキングパウダーです。
アリサン・ラムフォード
アルミニウム不使用のベーキングパウダーです。
原材料:第一リン酸カルシウム42%、炭酸水素ナトリウム32%、コーンスターチ(遺伝子組み換えでない)26%
天然鉱物から摂れた成分と、遺伝子組み換えでないトウモロコシから作られたベーキングパウダーです。
よく膨らむと人気のラムフォードのベーキングパウダーは、
水を加えた時と、熱を加えた時の2回炭酸ガスを発生させるダブルアクティング。
ふんわり美味しく仕上がります。
まとめ
今回は、安心を選ぼう!シリーズで「膨張剤」「ベーキングパウダー」の選び方でした。
「膨張剤」「ベーキングパウダー」の気を付けたいポイントは・・
・国が使用基準を設けている添加物である。
・子どもの摂取比率が高い。
・「膨張剤」「ベーキングパウダー」のみの記載ではどんな添加物を使用しているのかわからない&何種類使用しているかも不明。
私たちができることは、安心を選ぶことだと思います。
安心を選ぶために気を付けること・・
・「膨張剤」「ベーキングパウダー」は「アルミニウムフリー」をチョイス!
・「膨張剤(炭酸水素ナトリウム、または重曹)」の記載されているお菓子をチョイス!
安心素材で作られた「ベーキングパウダー」や、「美味しいおやつ」の販売は思ったい以上に多くあります♪
ちょっとだけ、原材料を確認して私たちの健康を考えてくれいる「やさしおやつ」や「やさしい素材」を選んでみませんか?
とは言っても、いろんなおやつを食べる機会があるかと思います。
そんな時も大丈夫です。
毎日のごはんやおやつの方が大切ですし、
よく噛んで美味しく食べちゃえばオッケーです♪
よく噛んで、しっかり唾液を分泌させると「抗菌作用」や「活性酸素を減少させる」効果なんかもでて最高です!
楽しく 美味しく ちょぴり気を付けてみるの毎日の先には、健康的な毎日があると思っています。
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
笑顔の瞬間がありますように✨
なんだか寂しい時は、そっと温かい飲み物で手とお腹を温めてあげてください。
そうして、少しでも心も温まりますように。
少しずつ温まる時間が増えていきますように。