やさしい米粉パンレシピ

【米粉のまるぱんレシピ】小麦粉・乳製品・卵なしのグルテンフリー成形パンレシピ。翌日も美味しい米粉パン。

グルテンフリーの米粉パン。

今回は、米粉パンの基本のまるパンレシピです。

簡単にアッという間にできるのも魅力の一つ。

次の日も美味しいも、とても魅力。

グルテンフリーでヘルシーも魅力。

と、魅力満載の米粉のまるパンレシピです♡

このレシピはこんな方にオススメ

・グルテンフリーパンを作ってみたい方。

・米粉パンレシピをお探しの方。

・こだわり食材をお求めの方。

くまち

米粉パン!まるパン!かわいくて美味しくて好きくま♡

キナコ

ありがとうくまち♡簡単で美味しくて、あの丸みがかわいいよね♡

グルテンフリー!米粉のまるパンの材料

パンに向く有機米粉    150g

有機片栗粉        25g

有機大豆粉        10g

自然塩          1.5g

有機砂糖         5g

圧搾製法なたね油     8g※1

有機ドライイースト    3.5g

有機サイリウム      4.5g

水            110㏄~

(今回は135㏄でした。あと3~5㏄多いバージョンもありな様子でした。)

※1 米油・太白ごま油・オリーブ油などでも、もちろんオッケーです♪

パンに向く米粉について

「米粉パンは米粉選びが決めて」といっても過言ではありません。

米粉には、様々なタイプがあります。

米粉パンに向く米粉は「水で溶いた時に、さらっとしたタイプの米粉」。

反対に、水で溶いた時に米粉がダマっとなる米粉はしっとりケーキなどに向きます。

米粉の「さらっと」と「ダマっと」は、水分吸収率の違いです。

・「さらっと米粉」は、水分吸収率が低い。

・「ダマっと米粉」は、水分吸収率が高い。

その他、

・アミロース値が中高程度もの

・細かい製粉をしている

・製粉時にデンプン損傷が少なく、細かく挽くことができる

などがあります。

パン作りに向く米粉は「ミズホチカラ」「ほしのこ」「こなだもん」などがあります。

「コシヒカリ」「あきたこまち」などの品種も、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75㎛以下の割合が50%以上の微細に挽くことで、パン用として使用できます。(農林水産省HPより)

などなどあります。

パン用米粉は、ネットでの購入が多いです。

パン用米粉を購入する際に気を付けたいこと・・

グルテンが含まれているパン用米粉などがあります。

その他、米粉パンが作りやすいように、米粉以外のものが追加されていることがあります。

加えられているものが、自分の選びたいものかどうかを確認してみてください♡

パンに向く無農薬米粉2選

米粉パンを作るときも、無農薬栽培の米粉を選んでいます。

どちらの米粉も、無農薬栽培の貴重な米粉です。

とても美味しく作れますし、身体にも環境にもやさしいなんて感謝×100でも足りない位、ありがたいです!

これからも、たくさん使わせていただきます!

ありがとうございます。

こちらは、京都の美山で無農薬米や無農薬野菜などを育ててらっしゃる『吉之丞さん』の無農薬米粉です。

地元で無農薬米粉パンの販売もされています。

お近くの方は、本当にうらやましいです。

京都で、自然栽培にてお米を育てていらっしゃる『コバタケファーム』さんの無農薬米粉です。

無農薬米粉の他にも、おもちやお米などの販売もあります。

どちらも米粉も、とても美味しく仕上がります。

米粉パン作りが初めての方でも、美味しく仕上がると思います♡

有機片栗粉

毎日ごはん・お菓子作り・米粉パン作りで使用する片栗粉。

・遺伝子組み換えでない

・無農薬栽培

の有機片栗粉を選んでいます。

米粉パンに片栗粉をいれると食感がよくなります。

「ムソー」さんの有機片栗粉です。

北海道産の有機馬鈴薯を原料に作られた片栗粉です。

遺伝子組み換え原料一切不使用。

伝統製法の「さらし製法」で丁寧に作られた有機片栗粉です。

さらし製法とは・・

じゃがもをすり潰し液体状にし、不純物を取り除いたあとの「洗浄の工程」を「さらし」といいます。

一般的な片栗粉は脱汁機により高速遠心分離を行い、時間を短縮し洗浄しています。

どうしても微量なカスが残ります。

一方で「さらし製法」はおよそ12時間かけて行う、丁寧な洗浄方法です。

有機大豆粉

納豆やお豆腐など毎日の食卓で欠かせない大豆製品。

大豆製品を選ぶときのポイントは2つ!

・国内産大豆100%使用(グリホサート不使用のもの)

・有機大豆100%使用

Q:なぜ大豆製品は「国産」「有機大豆」を選ぶの?

A:その理由は「遺伝子組み換え大豆」を避けるためです。

現在、国内産大豆の生産において、遺伝子組み換え大豆栽培は禁止されています。

そのため、国内産100%使用の大豆は遺伝子組み換え大豆を避けることができます。

有機大豆は、「遺伝子組み換えでない」という表記を確認して選んでみてください。

あわせて、最近国内産大豆にグリホサート(除草剤)を使用しているメーカーもあるので不使用かどうかの注意も必要です。

私は、こちらの有機大豆粉を使用しています。

自然塩

毎日ごはん・お菓子作り・身体つくりにも欠かせない大切なお塩です。

精製塩でなく、ミネラルを豊富に含む昔ながらの「自然塩」がオススメです。

伊豆大島の海水のみを使用した自然塩です。

太陽と風の力を利用し、海水を濃縮。

火の力で丁寧に炊き上げる昔ながらの伝統的な製塩製法で作られています。

ミネラルを豊富に含んでいるので、健康的な身体つくりの強い味方です。

有機砂糖

私は、毎日ごはんではお砂糖は使いません。

お砂糖の代わりに、玉ねぎやキャベツや切干大根などのお野菜に甘さはお任せしています!

お菓子作りやパン作りで使用するお砂糖は、無農薬栽培の有機砂糖を使用しています。

ブラジル産の有機サトウキビを使用しています。

グラニュータイプです。

私は、グラニュータイプの有機キビ糖をミルサーで細かく挽いて使用しています。

お菓子作りのメレンゲ作りなど、細かく挽いたお砂糖の方が材料に溶けやすいく使いやすいです。

有機甜菜糖

健康志向の方に人気なお砂糖の「甜菜糖」。

砂糖大根からとれるお砂糖です。

ミネラルも豊富に含んで、とても穏やかなやさしい甘さの「甜菜糖」ですが、

気になることが2つほどあります。

「甜菜糖」で気になること。避けたいこと。

・遺伝子組み換え

・ネオニコチノイド系農薬使用

健康的なお砂糖と言われている「甜菜糖」も、市場のほとんどのものは、上記の心配があります。

ネオニコチノイド系農薬とは・・

昆虫の神経をかく乱させる殺虫剤。

効き目が強く、長く効果が続くことから、

お米・果物・野菜・砂糖大根など、多くの作物で使用されています。

私は、「遺伝子組み換えでない」「ネオニコチノイド系農薬不使用」の甜菜糖を選んでいます。

有機砂糖大根から作られた「有機甜菜糖」です。

大根のように太い根の部分に、ショ糖が貯えられています。

ミネラルが豊富で、やさしい甘さです。

健康志向の方に選ばれているお砂糖です。

圧搾製法なたね油

クセがなくドレッシングから揚げ物まで、何でも使える「なたね油」。

油を選ぶときのポイントは3つ!

油を選ぶときの3つのポイント!

・原材料げ遺伝子組み換えでない。(非遺伝子組み換え)

・石油系の溶剤不使用の圧搾一番絞り。

・ろ過の工程でも薬剤等一切不使用。

市販の多くの油は、石油系のヘキサンなどの溶剤を使用し油を抽出する「溶解抽出法」を用いています。

「溶解抽出法」で作られた油で心配なこと・・

・抽出された油を精製しますが、使用した石油系溶剤が少量残留するという専門家もいます。

・油を抽出する際に、高温処理があり「トランス脂肪酸」が心配。

菜種油の原料は海外からの輸入がほとんど。

そこでも心配なことが・・「遺伝子組み換え」です。

原材料も「遺伝子組み換えでない」を選んでいきたいです。

国内産ナタネ使用。(遺伝子組み換えでない。)

無エルカ酸の「キザキノナタネ」使用。

石油系の溶剤不使用の圧搾一番絞り。

ろ過脳工程でも薬剤等一切不使用のやさしい製法。

国産ナタネは以前「エルカ酸」が心配されていました。

(エルカ酸を多量に摂取すると心疾患の原因となりやすいということが心配されていました。)

現在は無エルカ酸の「キザキノナタネ」という品種が開発されています。

有機ドライイースト

私は、「風と光」さんの有機ドライイーストを使用しています。

厳選された酵母を有機小麦を主原料に完全有機素材栄養素で育てたドライイーストタイプの有機天然酵母です。

酵母も、酵母を育てている原料も全て遺伝子組み換えでないものを使用しています。

原材料:酵母・有機小麦・有機トウモロコシ

水に溶かすタイプではないので、私は全ての材料を混ぜ終えた最後に投入しています。

※原材料に小麦を使用しています。

有機サイリウム

保水性があります。

水に溶くと、さらさらするパンに向く米粉の水分を閉じ込めてくれて、ふっくらとした米粉パンにするお手伝いをしてくれる役割があります。

私は、こちらの全粒タイプの有機サイリウムを使用しています。

非遺伝子組み換えプロジェクト認定商品です。

USDAオーガニック取得。

小規模な家族農家の方々が、再生型有機農業により持続可能な手法で栽培しています。

iHerbでも購入できます♡

米粉のまるパンの作り方

夏は、材料を使用する直前まで冷蔵庫に。

冬は、材料を常温にしておく。

夏は、常温の水を使用。

冬は、ぬるま湯を使用。

ボウルに、有機米粉・有機片栗粉・有機大豆粉・有機サイリウム・有機砂糖・自然塩を入れます。

泡だて器などで、ぐるぐると混ぜ合わせます。

水を入れます。

ゴムベラで混ぜ合わせていきます。

120g~様子をみながら水をいれてみてください。

今回は135gでした。

140~145gくらいでもいいかなと思いました。

生地に指をぐっと押し込んだ時に、生地が少しくっつく位の水分量にします。

夏は、常温の水を。

冬は、ぬるま湯を入れます。

圧搾製法なたね油を入れます。

しっかり混ぜ合わせます。

最初は、オイルでつるっとした表面ですが、混ぜ合わせていくとマットな感じになっていきます。

有機ドライイーストをいれ、よく混ぜ合わせます。

「風と光」さんの有機ドライイーストは水に溶かないタイプです。

水に溶くタイプの酵母等をご使用の場合は、水をいれるタイミングで投入します。

有機ドライイーストが混ざり切らないことがあります。

しっかりと混ぜ合わせてください。

生地を4分割にします。

生地をころころとそれぞれ丸めます。

丸めた生地を平たくして、くるくると生地を集めて丸い形にします。

霧吹きでそれぞれ4~5プッシュ程、水を吹きかけます。

ラップなどで空気が触れないように、ふんわり密封します。

40℃35分~60分発酵させます。

生地が1.5倍~2倍位の大きさになるように発酵させます。

くまち

レシピの途中ですが、動画もよかったらみてくま♡

しっかり発酵完了したら、生地の表面にオイルを塗ります。

クープを入れます。

クープはなくても、ころんと丸い形も可愛いです♡

焼きあがったら、ラップをふんわりかけて乾燥を防ぎます。

焼きたての外パリっ、中ふわもちの美味しさを是非味わってみてください♡

翌日は、そのままでも美味しいです。

フライパンや、オーブンやトースターなどで軽く温めると、外パリっと感が復活して美味しです♪

チアシードパンとサイリウムパンの違いについて

今回の「米粉の基本のまるパンレシピ」は、有機サイリウムを使用しました。

保水性があり、水分をしっかり吸収してくれて、しっとりもっちり感のある米粉パンを実現させてくれます。

サイリウムとチアシードって何?からちょこっと解説していきます。

サイリウムって何?

日本で一般的なサイリウムは・・オオバコ属のプランタゴ・オバタという植物のことです。

サイリウムのハスクのハスクは殻という意味です。

オオバコの殻を粉末にしたものがサイリウムハスクです。

オオバコ属は世界中で200種類以上存在します。

サイリウムの特徴

サイリウムには水分を保持する力があります。

サイリウムハスクに水を入れるとゼラチンのようになります。

水分を含んだサイリウムを練るとまるで「わらび餅」のようになります。

「サイリウムわらび餅」というのも話題になりました。

サイリウムの効果

プランタゴ・オバタの種皮(殻)には、食物繊維が豊富に含まれています。

とくに水溶性食物繊維が豊富で、血糖値の上昇をゆるかやかにし、高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちます。

腸内の有害な物質の排出を促し、善玉菌を増やす働きがあります。

チアシードって何?

チアシードとは・・シソ科のチアという植物の種子のこと。

メキシコ中部から南部に自生する温暖な気候を好むシソ科の植物です。

栄養価が高く、スーパーフードとして非常に人気が高いです。

チアシードは2種類・・ブラックチアシードとホワイトチアシード。

・ブラックチアシードは・・黒いゴマのような見た目。水を含むと10倍に膨らみます。

・ホワイトチアシードは・・見た目が白く、水を含むと14倍に膨らみます。

チアシードの栄養価

スーパーフードとしても話題の「チアシード」。

小さな一粒一粒に素晴らしき栄養価がぎゅっと詰まっています。

チアシード100gあたり
たんぱく質19.4g
炭水化物34.5g
食物繊維36.9g
一価不飽和脂肪酸2.26g
多価不飽和脂肪酸25.5g
カルシウム570mg
マグネシウム360mg
7.6mg
亜鉛5.9mg
マンガン4.8mg
セレン11㎍
カロテン0.45㎍
ビタミンB10.97mg
ナイアシン9.8mg
葉酸84㎍
ビタミンC1mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)-厚生労働省より引用

チアシードは、たんぱく質・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれています。

タンパク質が豊富

たんぱく質は細胞の新陳代謝や免疫など体の機能全般に関わる大切な栄養素です。

細胞・骨・筋肉・髪など定期的に作り替えられる際、必要な材料がタンパク質です。

チアシードのたんぱく質には必須アミノ酸が全て含まれているため、とてもバランスが良いです。

Q:必須アミノ酸ってなに?

A:タンパク質を合成するアミノ酸。

アミノ酸は全部で20種類あります。

そのうち体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。

必須アミノ酸は9種類あり、どの値も一定数必要です。

健康維持には、どれも不足してはなりません。

食物繊維が豊富

チアシードは水を含むと約10倍に膨らみます。

ホワイトチアシードは約14倍膨らみます。

これは「グルコマンナン」という成分で、水溶性食物繊維の一種です。

水溶性食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにするなど、生活習慣病予防に役立ちます。

また腸内の有害物質を排出する働きもある、とても心強い味方です♪

オメガ3脂肪酸が豊富

チアシードには体内で作ることがでいない必須脂肪酸のα-リノレン酸を豊富に含みます。

α-リノレン酸はオメガ3系(n-3系)に分類される必須脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸の効果

・血流をよくする。

・血管を強くする。

・血圧低下、動脈硬化予防。

・アレルギー症状の抑制。

米粉パンにチアシードとサイリウムどっちが向く?

チアシードもサイリウムも保水性があり、自然に生息する植物です。

栄養価が高く、上手に取り入れていくと健康維持に役立つ優れた食品です。

米粉のまるパンレシピ。

チアシードバージョンとサイリウムバージョンどちらも作りました。

どちらも、しっかり保水してくれるので、成形がしやすかったです。

結論・・

サイリウムパンは、万能!

翌日も、ふっくら美味しく食べられます。

チアシードパンの焼きたては、最高!

でも時間が経つと、なかなかしっかりとした歯ごたえになってしまいます。

ハード系のパンがお好みの方は、焼きたてに食べるなら、チアシードもいいと思います。

私は有機チアシードのパウダータイプを使用しました。

まとめ

今回は米粉のまるパンレシピでした。

基本のまるパンレシピです。

米粉パン作りは、米粉によって水分量がかなり変わります。

まずは、この基本のまるパンでお好みの米粉の水分量を把握していきましょう♪

お使いの米粉の水分量を把握すると、米粉のアレンジパンが作りやすくなります。

これから米粉のメロンパン・シナモンロール・可愛いリボンパン・ねじねじパンなど、

様々な米粉アレンジパンレシピが登場します。

一緒に、おうちで簡単に美味しい米粉パン焼きたてを味わっちゃいましょう♪

毎日いろんなことがあるかと思いますが、笑顔の瞬間がありますように。

なんだかもやっとする日も、少しでもホットする時間がありますように。

いろんな毎日があると思いますが、大切なご自身を温かくしてあげてください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます♡

温かいあなたに感謝の気持ちでいっぱいです。

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。