やさしい米粉パンレシピ

【米粉の山食パンレシピ】ふんわりもっちり米粉パンの作り方。米ゲル・ハンドミキサー使用の米粉パンレシピ。

今回は、米粉の山食パンレシピです。

米粉食パンの作り方は、一つじゃありません。

材料も違えば、工程も全く違うことも多くあります。

今、私が作ってみて美味しいなと思うレシピをお伝えできればと思っています!

これからも、改良を重ね、また新たなレシピをお伝えしたいと思っています。

米粉の山食パンレシピ。

今の私が、一番美味しいと思う作り方をご紹介します!

よかったら、一つのご参考までに、ご覧下さいませ♡

このレシピはこんな方にオススメ

・米粉パンレシピをお探しの方。

・米粉パンを美味しく仕上げたい方。

・こだわり食材を毎日の生活に取り入れていきたい方。

くまち

食パンはそのまま食べても、サンドイッチにしても美味しいくま♡

キナコ

ありがとうくまっち♡美味しいよね♡トーストもいいよね♡

ふんわり米粉山食パンの材料

パン向く無農薬米粉   280g

有機片栗粉       20g

有機サイリウム     7.5g

有機砂糖        15g

自然塩         3.0g

白神こだま酵母     6.0g※1

圧搾製法なたね油    15g※2 

水           255g※3

米ゲル     米粉10g:熱湯30g※4

※1 白神こだま酵母は、分量のぬるま湯より50~60g前後とり5分前に溶かしておきます。

 有機ドライイーストをお使いの場合は、ぬるま湯に溶かずに、そのまま米粉に混ぜて使用します。

※2 米油や太白ごま油などでの代用オッケーです。

※3 夏は常温か冷水。冬はぬるま湯を使用しています。

※4 パンに向く無農薬米粉に熱湯を加え、全力で混ぜ米ゲルを作ります。

パンに向く無農薬米粉

毎日食べるごはん。お菓子作りで使用する米粉。

お米栽培ではネオニコチノイド系農薬を使用されていることが多いため、無農薬栽培のものを選んでいます。

ネオニコチノイド系農薬とは・・

昆虫の神経をかく乱させる殺虫剤。

成分の浸透性・持続性があり、濃度が高いため、一年栽培の果物などでも多く使用されています。

海外では規制の対象となっている農薬の一つです。

無農薬米粉を踏まえたうえで、米粉パンに使用する米粉選びのポイントがあります。

米粉パンに向く米粉のポイント

・アミロース値が中高程度のもの。

・製粉の仕方。(気流粉砕・胴搗き製粉など細かい製粉できるもの)

・製粉時にデンプン損傷が少ないもの。

この米粉パンに向くお米の種類では「ミズホチカラ」「ササニシキ」「ほしのこ」「こなだもん」などがあります。

一般的には、米粉パンに向かないといわれている「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種であっても、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75㎛以下の割合が50%以上の微細に挽くことで、パン用としても使用できます。(農林水産省HP参照)

「コバタケファーム」さんの無農薬米粉です。

品種は「ミズホチカラ」です。

無農薬のミズホチカラを細かく製粉して下さっています。

ふっくらもっちり美味しい米粉パンが焼けます♡

「吉之丞」さんの無農薬米粉です。

「ミズホチカラ」と「月あかり」をおよそ5:5で配合されています。

無農薬米を200メッシュと細かく製粉して下さっています。

ふっくらもっちり美味しい米粉パンになります♡

有機片栗粉

片栗粉は本来、カタクリという植物の地下茎から作られたデンプンの粉です。

カタクリはとても希少なため、市場のほとんどの片栗粉は「ジャガイモ」からとれるデンプンの粉です。

「ムソー」さんの有機片栗粉です。

北海道産の非遺伝子組み換え(遺伝子組み換えでない)有機ジャガイモを使用しています。

伝統製法の「さらし澱粉製法」」によって丁寧につくられた有機片栗粉です。

「さらし澱粉製法」とは・・

片栗粉を作る際に、でん粉乳を水で洗浄する工程のことです。

一回4時間を3回繰り返すとても丁寧な作業です。

それにより、不純物が残らず、高品質な片栗粉が出来上がります。

一般的なものは、高速遠心分離により強制的に分離させます。

有機砂糖

毎日ごはんでは、お砂糖を使用せずお野菜や出汁に甘味をお願いしています。

お菓子作りやパン作りで使用するお砂糖は無農薬栽培のものを選んでいます。

ブラジル産の有機サトウキビ使用です。

キビ糖は、マグネシウムやビタミンB群などのミネラルが含まれています。

私は、グラニュータイプの有機砂糖をミルサーで細かく挽いて使用しています。

お菓子作りでメレンゲなどを作る際に、卵白にすぐ馴染み使いやすいです。

健康志向の方にとても人気のある「甜菜糖」です。

やさしい甘さと、ミネラルなどを含んだ健康的なお砂糖の甜菜糖。

「砂糖大根」からとれるお砂糖です。

甜菜糖の栽培には、「ネオニコチノイド系農薬」が使用されていることが多く、こちらもやはり無農薬栽培のものがオススメです♡

「ネオニコチノイド系農薬」とは・・

昆虫の神経をかく乱させる殺虫剤。

農薬の浸透性・残効性が高いです。

果物などに多く使用されますが、食べ物だけではありません。

玄関や網戸などにぶら下げるタイプの虫よけ商品にも含まれており、意外にも身近な避けたい農薬の一つです。

白神こだま酵母

種おこし不要です。

乳化剤やビタミンCなどの添加物は不使用です。

発酵力を手伝う添加物等は一切使用していません。

白神こだま酵母は、種おこし不要なので思い立ってすぐ作れるのも魅力♡

パン作りで使用する水分量から、少量のぬるま湯をとりだし溶き、酵母液を作ります。

作業5分前くらいに酵母液を作っておきます。

発酵力も高く、とても使いやすいので、食パンタイプの米粉パンの時は、白神こだま酵母を使用しています。

有機ドライイースト

有機穀物から作られたドライタイプの天然酵母です。

種おこし不要、水とき不要です!

原材料:酵母(ドイツ)・有機小麦・有機とうもろこし

全て有機素材を使用した天然酵母の有機ドライイーストです。

もちろん非遺伝子組み換え(遺伝子組み換えでない)。

原材料に、小麦を使用していますので、使用においてはご確認くださいませ。

原材料に有機小麦が含まれていますが、最終的な商品には有機小麦のグルテン成分は残っておりません。(「風と光」HPより参照)

自然塩

毎日ごはんにも、お菓子作りにも、パン作りにも、大切な身体つくりにも欠かせないお塩。

精製塩でなく、ミネラルを豊富に含む自然塩がオススメです♡

伊豆大島の海水からつくられています。

太陽の陽・風を利用し海水を濃縮し、火の力で丁寧に炊き上げられて作られる伝統的な自然製塩法です。

マグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

しっとりしたタイプのお塩です。

私は、毎日ごはん・お菓子作り・パン作りなど全てこちらの自然塩を使用しています。

おにぎりなどには、焼き塩タイプもオススメです♡

海の精のあらしおを高温で焼き上げたお塩になっています。

600℃以上の高温で焼き上げているため、湿度の原因となっているニガリ成分(塩化マグネシウム)が分解しています。

そのため、苦味が抑えられマイルドなお味になっています。

おにぎり・茹で卵・目玉焼き・蒸し焼き野菜・天ぷらなど様々なお料理を美味しくしてくれます♡

とっても使いやすいです!

有機サイリウム

「サイリウム」は、水分を閉じ込め保水性に優れています。

米粉パンを成形しやすくするために「サイリウムハスク」を入れます。

日本で一般的なサイリウムは、オオバコ属のプランタゴ・オバタという植物のことをいいます。

また、「サイリウムハスク」の「ハスク」は「殻」という意味です。

つまり、オオバコの殻を粉末にしたものが「サイリウムハスク」です。

私は、こちらの有機サイリウムハスクを使用しています。

有機栽培の高品質なオオバコを使用しています。

お好みのものを見つけてみて下さい♡

圧搾製法なたね油

お料理の際に、必ずと言っていいほど、必要になる油。

使う頻度が高いからこそ、良質な健康的なものを選びたいです♡

健康的な良質な油を選ぶ際のポイントは3つ!

健康的な油を選ぶポイント・・

・原材料が非遺伝子組み換え(遺伝子組み換えでない)である。

・石油系の溶剤などを使用せず、圧搾一番絞り。

・ろ過の工程においても、薬剤等一切不使用。

市場の多くの油は、石油系溶剤を使用して作られた「溶解抽出法」を採用しています。

販売者側の見解では、ろ過などの工程などにより、最終的には溶剤などは取り除かれているとのことです。

しかし、それだけではないのです・・。

ろ過などの工程において、溶剤などを取り除く際に、高温処理されます。

それにより「トランス脂肪酸」が発生してしまうのです・・。

少しでも健康的に安全に。

国産のナタネ使用です。

非遺伝子組み換え(遺伝子組み換えでない)ナタネ使用。

石油系の溶剤を使用せず、伝統製法の圧搾一番絞りです。

ろ過の工程でも、薬剤等一切不使用です。

国産ナタネについて・・

以前、国産ナタネは、心臓に負担をかける恐れがあるという「エルカ酸(エルシン酸)」が心配されていました。

現在は、低エルカ・無エルカのナタネに品種改良されていますので、安心してお使いいただけます。

ふんわり米粉山食パンの作り方

材料は、夏は使用直前まで冷蔵庫に。

冬は、常温にしておきます。

18cmのパウンド型に、圧搾製法なたね油を塗っておきます。

パン作り開始5分前くらいに、

白神こだま酵母にぬるま湯をいれ、酵母液を作っておきます。

ぬるま湯は、パンに入れる分量の水から抜いたものです。

「風と光」さんの有機ドライイーストをご使用の場合は、水に溶かず直接米粉などのボウルに入れます。

「米ゲル」を作ります。

パンに向く無農薬米粉に分量の熱湯を注ぎ、全力で混ぜます。

粘りが出て、半透明位になるまで、しっかりと混ぜ合わせます。

私は、小さい泡だて器を使用しています。

ボウルに、パンに向く無農薬米粉・有機片栗粉・自然塩・有機砂糖・酵母液・水(ぬるま湯:季節によって変わります。)をいれ、ゴムベラで混ぜ合わせます。

次にハンドミキサーの低速で、約1分間程しっかり混ぜ合わせます。

先ほど作っておいた「米ゲル」と圧搾製法なたね油をいれ、

引き続きハンドミキサーの低速で約2分~3分程混ぜます。

有機サイリウムを全体に広げながらいれます。

ゴムベラで混ぜ合わせます。

ハンドミキサーの低速で軽くまぜてもオッケーです。

成形すると、生地が少しペタ付き成形しにくいため、生地を少し休ませます。

常温で10分~15分程度です。

くまち

動画もあるくま♡よかったら、ご覧下さいませ。

カードなどを利用し、軽く混ぜ合わせます。

生地を3つに分割し、軽く丸めます。

生地が手や捏ね台に付くようであれば、米粉で打ち粉をします。

楕円に広げます。

両端をたたみ、三つ折りにします。

端からくるくると、空気を含めながらふんわり丸めます。

綴じ目をつまみ、閉じます。

軽くころころと転がし、少し高さをだします。

米粉山食パンを小麦粉山食パンのように高さを出したく、

このような成形にしてみました♡

これは一例です!

通常通りの俵方や丸型など、お好みの成形で米粉パン作りを楽しんでくださいませ♡

オイルを塗った18cmのパウンド型に、先ほど成形した生地を入れます。

生地の綴じ目は、型の方に向かないようにしています。

霧吹きをして、ラップで密封します。

35℃~40℃で15分~発酵します。

私は、40℃で20分発酵しました。

分量外の圧搾製法なたね油を生地の表面に塗ります。

塗り忘れの部分がないように、全体にまんべんなく塗ります。

180℃で予熱していたオーブンで180℃20分・その後190℃に温度を上げ20分焼きます。

焼きあがったら、型ごと上からパンパンと打ち付け、型から生地を取り出します。

生地が型から外れない場合は、ナイフなどを利用し外します。

粗熱がとれてきたら、ラップをかぶせ乾燥を防ぎます。

途中ラップに水分がつくようであれば、ラップを交換します。

そのままにしておくと、米粉パンの表面がふやけてしまうので、気を付けてください♡

完全に冷めてから、お好みの厚さにカット!

米粉パンは、食べない分は、一つ一つラップにくるみ冷凍保存がオススメです!

米ゲルについて

今回の米粉山食パンレシピでは、「米ゲル」を使用しています。

最近注目されている「米ゲル」。

高アミロース米を粒のまま水を加えて炊飯・糊化させ、高速せん断撹拌をする「ダイレクトGel転換」により、ゲル状の食品素材を調整できる。米粉に加工する必要がないため、低コスト化が可能で、洋菓子やパン、麺など多彩な用途に利用できる。

農耕機構HPより

「濃厚機構」さんのHPをみると、ゆるめのゼリー・ぷるるんつるるんな米ゲルなど様々なものがみられます。

この「米ゲル」を簡易で作ったものを米粉パンに使用しています。

「米ゲル」が「増粘剤」の役割をしてくれ、ふっくらとした米粉パンにしてくれます。

米粉と水を直接火にかけて、しっかり練りその後ブレンダーで撹拌すると、きっともっといい米ゲルになるかと思うのですが・・・

洗い物が増えるな・・なんて考え、試した結果。

熱湯をかけ全力で混ぜるという簡単な感じになりました!(笑)

米粉パン、より簡単で、より美味しくを目指し、日々改良しています。

また新たな発見があった際には、お伝えいたします♡

ハンドミキサーについて

今回の米粉山食パンでは、「米ゲル」の他に「ハンドミキサー」も使用しています。

米粉パン作り、洗い物少なく、簡単にを目指しているのですが、この「ハンドミキサー」オススメです!

ハンドミキサーを使用することにより、ハンドミキサーなしより水分が10g前後多く入れられるんです。

ただ水分を多くいれると、ねちっとしたパンになってしまうのですが、

ハンドミキサーでしっかり空気を含ませながら、撹拌することで、ふわっと感をアップしてくれる気がします。

ハンドミキサーで撹拌させていると、生地の重さやまとまりの感じにも変化があります。

初めはサラサラだった生地が、だんだんとトロミのある生地になっていきます。

もちろん、ハンドミキサーなしでも美味しく作れます♡

現在の私は、この「米ゲル」「ハンドミキサー」のふんわり米粉パンに夢中なので、現段階では使用しています。

・・が、こちらもより美味しく、より簡単にを目指し、日々改良中です。

新たな発見がありましたら、お伝えいたします♡

米粉パンの生地は、お菓子作りより生地が重いので、パワーのあるハンドミキサーがオススメです。

パワーのあるハンドミキサーでも、速度を上げると故障の原因になるため、低速にて使用しています。

まとめ

今回は米粉で作る、ふんわり米粉の山食パンレシピでした。

小麦粉・卵・乳製品なしの米粉の山食パン。

「米ゲル」と「ハンドミキサー」を使用して、ふんわり感アップを目指しました♡

これからも、より美味しく より簡単にを目指し、改良していきます!

新たな発見がありましたら、お伝えいたします♡

美味しい 楽しいパン作りになりますように🌈

毎日いろんなことがあるかと思いますが、笑顔の瞬間がありますように。

大切なご自身のために、少しでもゆったりとするお時間を作ってあげてくださいませ。

心が動き出せない日に、温まる飲み物などでほっと安らぐ時間がありますように。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!

いい日になりますように🌈

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。