そのまま食べても、サンドイッチにしても、トーストしても美味しい米粉クッペ。
混ぜるだけで簡単にできるのも、お気に入りの一つです!
クープも開き、気泡もできるふんわり軽い米粉クッペ。
米粉パン作りを初めたばかりの方も、作りやすい米粉パンかな・・なんて思っています。
毎日の生活に取り入れていきたい、やさしい材料もちょこっとお伝えしています。
・米粉パンレシピをお探しの方。
・ヴィーガン対応パンレシピをお探しの方。
・毎日の生活にこだわり食材を取り入れていきたい方&取り入れている方。
米粉クッペ!スモークサーモンとクリームチーズを挟みたいくま♪
いいね!くまっち!私は、あんこにしようかな♪ニンジンのラぺサンドもいいな♪
米粉クッペの材料
<米粉クッペ 3本分の材料>
・パンにむく無農薬米粉 220g
・有機片栗粉 10g
・自然塩 3.5g
・有機砂糖 5g
・白神こだま酵母 3.5g
・有機サイリウム 6.5g
・水(冬はぬるま湯) 215g前後
0.1g単位で記載してあるものは、スケールの0.1g単位で計測しています。
1g単位で記載してあるものは、1g単位で計測しています。
パンにむく無農薬米粉
米粉パン作りの一番最初のポイントは、何といっても米粉選び!
どんな米粉を選ぶかで、米粉パン作りの難易度・完成度は変わってきます。
では一体どんな米粉を選ぶとよいのでしょうか?
米粉は大きく3つに分類されます。
①だんごなどを作る昔ながらの上新粉。
②ケーキなどをふんわり仕上げる製菓用米粉。
③パン作りにむくパン用米粉。
上記に合わせて、近年では製粉技術が進化し、より細かく製粉できる気流粉砕が登場しました!
これにより、ケーキもパンもふんわりとした製品の実現にぐっと近づくことになりました。
次に、③のパン作りにむくパン用米粉について詳しくみていきます。
パン用米粉の特徴
・アミロース値が中高程度。
・製粉時にデンプン損傷が少なく細かく製粉できる。
・細かな製粉方法を採用している(気流製粉など)。
上記の特徴と合わせて、米粉パンにむく品種として「ミズホチカラ」「こなだもん」「ほしのこ」などがあげられます。
「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種であっても、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75㎛以下の割合50%異常の微細に挽くことで、パン用として使用できます。
農林水産省HPより
「コシヒカリ」などの品種は、アミロース値が18%前後。→もっちりとした食感。
「ミズホチカラ」などのアミロース値は23%前後。→「パササ」した食感。
「ミズホチカラ」は、もともと飼料や加工目的として品種改良されたお米なのです。
無農薬栽培や有機栽培のお米を選んでいます。
私は、毎日ごはんも、米粉パンや米粉お菓子作りにも、無農薬栽培や有機栽培のお米を選んでいます。
米栽培には、ネオニコチノイド系農薬が使用されていることが、多くあります。
こちらを避けるためにも、自然栽培のお米がオススメです。
ネオニコチノイド系農薬とは・・
昆虫の神経をかく乱させる殺虫剤です。
浸透性・残効性が強く、一年栽培の果物などでも多く使用されています。
海外では、規制のある農薬の一つです。
環境や私たちの身体を考え、やさしい農法を実現して下さっている農家さん。
感謝の気持ちでいっぱいです。
少しでも応援になれているといいな・・なんて思いながら、美味しくいただいています。
コバタケファームさん
無農薬栽培の「ミズホチカラ」を栽培して下さっています
湿式気流粉砕法により、とても細かく製粉して下さった無農薬米粉は、ふんわり米粉パンに最適です。
水分吸収率も少なく、初めて米粉パンを作る方にもオススメです。
いつも、米粉パンを作っている方でしたら、コバタケファームさんの無農薬米粉のふんわり感に感動すること間違いなしです!
美味しく、環境にも身体にもやさしい米粉を丁寧に作ってくださりコバタケファームさんの感謝の気持ちでいっぱいいです!
ありがとうございます!!!
有機片栗粉
米粉パンをしっかり・さっくり仕上げたい時に、有機片栗粉を少量加えています。
片栗粉は、本来カタクリの地下茎から作られるデンプンです。
とても希少なため、私たちの身近な片栗粉のほとんどは、ジャガイモから作れらるデンプンです。
片栗粉も、遺伝子組み換えを避けよう!
「ムソー」さんの有機片栗粉です。
北海道産の遺伝子組み換えでない有機ジャガイモ使用。
片栗粉の伝統製法である「さらし澱粉製法」により丁寧に作られた、純度の高い有機片栗粉です。
さらし澱粉製法とは・・
片栗粉を作る際に、澱粉乳を洗浄する工程のことを「さらし」といいます。
市場の多くは、高速遠心分離機により行われています。
さらし澱粉製法では、1回の洗浄を4時間程かけて丁寧に行い、この工程を3回繰り返し作られます。
そのため、一般品に比べ生産量は少なくなりますが、純度の高い片栗粉に仕上がります。
白神こだま酵母
種おこし不要。
パン作り開始5分前くらいに、加える分量の水(30~35℃)から取り出し溶くだけでオッケーです!
発酵力を加えるための添加物や保存料などは、一切不使用です。
グルテンも添加物も一切含まないので、グルテンを避けたい方でもお使いいただけます。
種おこし不要でぬるま湯(30℃~35℃)で溶くだけで作れるのも魅力です。
グルテンを一切含まない米粉パンも、しっかり発酵します。
有機砂糖
お菓子作りやパン作りなど、美味しく仕上げてくれるお砂糖。
どんなお砂糖を選んでいますか?
お砂糖選びのオススメは、ミネラルを含む未精製のお砂糖です。
未精製のお砂糖とは・・キビ糖・甜菜糖・黒糖・マスコバド糖など。
米粉パンにお砂糖をいれることで、酵母が発酵力をまし、ふわふわとしたボリュームのある米粉パンが焼けます。
また、こんがりとした美味しそうな焼き色作りにも、役立っています。
ブラジル産の有機サトウキビからとれる、有機キビ糖です。
お菓子作りなどでも使いやすい、グラニュータイプの有機キビ糖です。
お砂糖を選ぶときは、未精製のものと、もうひとつ。
できるかぎり環境や私たちにやさしい栽培方法のものを選んでいます。
有機サトウキビからとれる有機キビ糖は、やさしい甘さで、お菓子やパンを美味しくしてくれます。
「ムソー」さんの有機甜菜糖です。
甜菜糖は、砂糖大根を使用しているミネラルを含んだお砂糖です。
健康志向の方に、とても注目されています。
甜菜糖の原料である甜菜大根の栽培には、ネオニコチノイド系農薬が使用されていることが多くあります。
そのため、甜菜糖を選ぶときは、有機栽培や無農薬栽培のものがオススメです。
ネオニコチノイド系農薬とは・・
昆虫の神経をかく乱させる殺虫剤です。
浸透性・残効性がつよく、一年栽培の果物などでも多く使用されています。
海外では、使用に規制がある農薬の一つです。
有機サイリウム
米粉パンを成形する際に使用するサイリウム。
サイリウムを加えると、水分をどんどん吸い、アッとう間に成形ができるようになります。
サイリウムハスクとは・・オオバコ属のプランタゴ・オバタの種皮を粉末状にしたものです。
食物繊維が豊富で、ダイエット中の方にも注目されている植物です。
「India Organic」さんの有機サイリウムハスクです。
アメリカのオーガニック認証であるUSDA認定の貴重な有機サイリウムです。
市場でみかけるものは白いものが多いですが、こちらの有機サイリウムはベージュ色をしています。
私のレシピでは、こちらの有機サイリウムを使用しています。
こちらのサイリウムをお持ちでない方も、他社さんのサイリウムの分量と、ほとんど変わりなくご使用いただけるかと思います。
自然塩
私たちの生活の中で、欠かせない存在のお塩。
毎日使い、とても身近なものだからこそ、いいものを選びたいです。
お塩を選ぶときは、精製されてないミネラルを豊富に含んだ自然塩がオススメです。
「海の精」さんのあらしおです。
伊豆大島の海水を使用し、太陽と風と火の力を利用し濃縮させたお塩です。
丁寧に濃縮し、炊き上げるお塩は日本特有の伝統的な製塩方法で作られています。
海のミネラルを豊富に含んだお塩は、毎日ごはん・お菓子・パンなども美味しくしてくれます。
米粉クッペの作り方
<作り方>
パン作り開始5分前位に、白神こだま酵母に水を少量加え溶きていきます。
加える水は、分量の水から取り出したものです。
ボウルに、無農薬米粉ミズホチカラ・有機片栗粉・自然塩・有機砂糖・有機サイリウムをいれ、泡だて器などでぐるぐると混ぜます。
先ほど作った酵母液と、残りの水をいれゴムベラで混ぜ合わせていきます。
切るように混ぜたり、広げたり、押し付けたりなどを繰り返しながら混ぜていきます。
だんだんとサイリウムが水分を含み、ぷっくりとした生地になってきます。
手で触っても、生地がくっつきにくくなってきたら、カードなどでサポートしながら、混ぜていきます。
完全に手に生地が付かなくなったら、混ぜ込み完了です。
生地を丸め、ボウルに戻します。
霧吹きをし、ラップと輪ゴムで密封をし、40℃で30分発酵します。
発酵完了後、オーブンは250℃で天板ごと予熱スタートします。
発酵した生地のガス抜きをします。
手に圧搾製法なたね油をぬり、生地をつるんと丸め3分割にします。
丸めた生地を広げて、くるくると端から丸めていきます。
手に圧搾製法なたね油を薄く塗りながら、つるんとした感じに成形してきます。
両手で生地の形を整えます。
クッキングシートに生地をのせ、表面に圧搾製法なたね油をぬっていきます。
無農薬米粉をふるっていきます。
※写真や動画では、一枚のクッキングシートに3つの生地をのせていますが、
生地一つに一枚のクッキングシートの方が、天板への移動がスムーズに行えます。
クープナイフの先端に圧搾製法なたね油をつけ、クープをいれていきます。
クープは、同じところをもう一度なぞります。
米粉パンは、しっかりクープが入れられるので、2回位クープをいれます。
クープの切れ目に、オイルを少したらします。
予熱完了のオーブンに素早くクッキングシートごと移動します。
天板には、熱湯をはった湯はりをしています。
オーブンの扉や側面、最後に真ん中に一回ふわっと霧吹きをし、すぐに扉を閉めます。
250℃で予熱していたオーブンで240℃20分加熱します。
動画もあるくま♪
焼きあがったら、天板から生地を取り出し、ケーキクーラーなどで冷まします。
粗熱がとれたらラップをして、乾燥を防ぎます。
カットする場合は、完全に冷めてからですが、出来立てもザクっとしていて美味しいです!
冷める前に、ラップで包みます。
カットは、完全に冷めてから。
完全に冷めたらカット!
こんな感じで気泡もできます。
トースターやオーブンで温めると、カリッと感も復活します。
もっちり、カリッとした米粉クッペ。
サンドイッチにしても、トーストも、そのままも美味しいです。(と思っています!)
まとめ
今回は、米粉クッペレシピでした。
材料を混ぜていくだけで、簡単に作れるのも魅力の一つです。
そのまま食べても、トーストしても、サンドイッチにしても。
甘い系でも、お食事系でも、どちらにも合うシンプルな米粉クッペ。
米粉ハードパンは、ハンドミキサーを使わずシンプルな工程で作れるので、何時でも気にせず作れるのも嬉しいです。
よかったら、作ってみてください。
最後まで、ご覧下さいましてありがとうございます!
やさしさに包まれる日になりますように🌈