やさしいごはんとおやつの選び方

『層ができるザクザク米粉クロワッサンの作り方』やさしい材料で作る米粉クロワッサンレシピ

ざっくざくクロワッサンって、美味しいですよね。

もちもち代表の米粉で、クロワッサンって作れるの?

そんなことを思いながら、何度も試作を繰り返し、完成しましたぁ♡

米粉らしい食べ応えのある、美味しい米粉クロワッサンになりました。

工程が多いでが、ゆっくりと生地を伸ばす時間は、なんだか気持ちが整い心地が良いです。

一緒に、生地をゆっくり伸ばしゆったり時間を過ごしましょう♪

このレシピはこんな方にオススメ

・米粉クロワッサン生地をお探しの方。

・米粉パンレシピをお探しの方。

・こだわり食材を毎日生活に取り入れている方&取り入れていきたい方。

くまち

ざっくざくクロワッサン♡食べたい〜!

キナコ

ありがとう!くまち♡一緒に、心を整えながら楽しみ生地作りしよう〜♪

米粉クロワッサンの材料

<材料>

無農薬米粉ミズホチカラ      150g

有機片栗粉            10g

有機大豆粉            10g

白神こだま酵母          2.0g ※

有機サイリウム          5.5g ※

有機砂糖             15g

自然塩              2.0g

水                150g

折り込みバター(無塩)      65g

※ 白神こだま酵母1.5g ・有機サイリウム5.0gでも生地作りができました。

こちらの生地を使用する場合は、

・生地完成後、霧吹きをしラップと輪ゴムで密封します。

・常温で15分生地を休ませます。

この工程を加えて行ってみてください。

キナコ

後日、ショコラクロワッサンレシピで、こちらの工程でレシピをお届け予定です。ぜひご覧くださいませ♡

無農薬米粉ミズホチカラ

☜米粉パン作りに大切な米粉選びについてのポイント3つ

①米粉選びで気をつけたいこと

米粉パン作りで、米粉選びはとても大切です。

まず、どんな米粉パンを作りたいかを確認します。

米粉パンには、様々な種類があります。

中には、グルテンを含むものもあります。

そのため、米粉の中にグルテンが含まれているものもあります。

キナコの米粉パンレシピは、グルテンなし米粉のみの米粉パンレシピになっています。

そのため、こちらのレシピをお使いの方は、グルテンを含まない米粉オンリーの米粉をお探しください♡

②米粉パンにむく米品種などについて・・

米粉パン作りには、米粉パンにむく米品種の米粉を選びます。

米粉パンにむくと言われている米品種は、「ミズホチカラ」「笑みたわわ」「ほしのこ」「こなだもん」などがあります。

米粉パンにむく米品種に合わせて、製粉方法なども大切です。

米粉パンに向く米品種の特徴について、ざっくりまとめてみました。

米粉パンにむく米品種の特徴・・

・アミロース値が中高程度もの。

・気流粉砕など、細かく製粉できるもの。

・製粉時にデンプン損傷が少なく、細かい製粉できるもの。

このほか、「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種であっても、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75μm以下の割合が50%以上の微細に挽くことで、パン用として使用できます。(参考:農林水産省HP)

③無農薬栽培や有機栽培の米粉を選んでいます

毎日ごはんのお米も、米粉パンや米粉お菓子のお米も、無農薬栽培や有機栽培のお米を選んでいます。

米の慣行栽培では、ネオニコチノイド系農薬が使用されていることが多くあります。

ネオニコチノイド系農薬は、昆虫の神経を撹乱させる浸透性・残効性が強い殺虫剤です。

海外では、規制のある農薬の一つです。

日本でも、『みどりの食料システム戦略』にてネオニコチノイド系農薬などの殺虫剤の使用についても記述があります。

スマート防除技術体系の活用や、リスクの高い農薬からリスクのより低い農薬への転換を段階的に進めつつ、化学農薬のみに依存しない総合的な病害虫管理体系の確立・普及等を図ることに加え、2040年までに、多く使われているネオニコチノイド系農薬を含む従来の殺虫剤を使用しなくても済むような新規農薬等の開発により、2050年までに、化学農薬使用量(リスク換算)の50%低減を目指す。

参考文献:農林水産省HP『みどりの食料システム戦略』

キナコ

新規農薬についても、これから注目していきます。

『コバタケファーム』さんの無農薬米粉ミズホチカラです。

湿式気流粉砕にて細かく製粉して下さっています。

ふんわり美味しい米粉パンを焼くことができます。

コバタケファームさんのホームページにてご購入いただけます。

有機片栗粉

ザクザクっと歯切れのよいクロワッサンの食感を出すために、有機片栗粉を使用しています。

本来の片栗粉は、カタクリの地下茎から作られた澱粉の粉末ですが、とても希少なため市場のほとんどはじゃがいもの澱粉になっています。

片栗粉は、遺伝子組み換えでないじゃがいもを使用したものを選びます。

「ムソー」さんの有機片栗粉です。

北海道産の遺伝子組み換えでない有機じゃがいもを使用した有機片栗粉になっています。

伝統的な「さらし澱粉製法」で丁寧に作られています。

片栗粉の「さらし澱粉製法」とは・・

片栗粉製造に、澱粉乳を水で洗浄する『さらし』という工程があります。

市販の多くの片栗粉は、脱汁機で強制的に行っています。

さらし澱粉製法では、丁寧に時間をかけて行われています。

それにより、高品質な純度の高い製品が出来上がります。

有機大豆粉

米粉クロワッサンに甘味とふんわり感をプラスしてくれます。

大豆製品は、遺伝子組み換えでないものを選んでいます。

・国内産大豆100%(グリホサート不使用に限る)

・有機大豆100%使用(遺伝子組み換えんでない大豆に限る)

国内産大豆にグリホサートが使用されていることがあります。

大豆製品は、私たちの毎日の食事にとても身近な食品です。

きなこ

納豆・豆腐・豆乳などの大豆製品を選ぶときは、ちょこっと確認することがオススメです。

遺伝子組み換えでない、有機大豆の粉末です。

アリサンさんの有機大豆粉も、遺伝子組み換えでない有機大豆を使用したものです。

白神こだま酵母

種おこし不要で、パンを焼きたい時にすぐ焼けます。

パン作り5分前に、30℃〜35℃のぬるま湯に溶くだけです。

発酵力をあげるための添加物や保存料などは、一切不使用です。

自然界の糖分の一種である「トレハロース」を多く含んでいます。

それにより、ほんのり甘いふんわりしたパンを焼くことができます。

グルテン含有量が少ない国産小麦との相性が良い「白神こだま酵母」は、米粉パンとの相性も良いです。

ふっくら米粉パンを焼くことができます。

参考:サラ秋田白神HP

有機サイリウム

サイリウムは、水分を吸収する特性があります。

成形米粉パンを作る際、生地をまとめるために使用しています。

サイリウムハスク(サイリウムパウダー)とは・・オオバコ属プランタゴ・オバタという植物の種皮(ハスク)を粉末にしもたものです。

食物繊維が豊富な植物です。

「Organic India」さんの有機サイリウムハスクです。

アメリカのオーガニック認証であるUSDA認証を取得しています。

iHerbでも購入できます。

有機砂糖

毎日お料理では砂糖をほとんど使用していません。

お菓子作りやパン作りで使用するお砂糖は、有機栽培・無農薬栽培のものを選んでいます。

ブラジル産の有機サトウキビから取れる有機キビ糖です。

グラニュータイプなので、お菓子作りやパン作りにも使いやすいです。

穏やかな琥珀色は、未精製ゆえです。

無塩バター

無塩バターを使用します。

よつ葉HPより

米粉は、油分の吸収が小麦粉より低いです。

そのため使用する無塩バターの量も一つにつき3gと少なめにしています。

低脂肪バター・チューブタイプバターなどには、添加物が含まれていることがあります。

自然塩

私たちの毎日の生活に欠かせないお塩。

お料理はもちろん、大切な身体づくりにも欠かせません。

ミネラルを豊富に含む塩を選んでいます。

「海の精」の自然開園です。

伊豆大島の海水を使用しています。

太陽・風・火の力などを利用し、伝統製塩法により丁寧に作られたミネラルが含まれたお塩です。

毎日料理や私たちの大切な身体づくりに欠かせないお塩。

だからこそ、いいものを選んで取り入れていきたいと思っています。

米粉クロワッサンレシピ

<作り方>

無塩バターをラップで包み、伸ばし折込バターを作っていきます。

折込バターは、冷蔵で冷やします。

パン作り5分前に酵母液を作ります。

白神こだま酵母に、加える分量の水から取り出したぬるま湯を加え、酵母液を作っておきます。

水温:30℃〜35℃

ボウルに、無農薬米粉ミズホチカラ・有機片栗粉・有機大豆粉・自然塩・有機砂糖・有機サイリウムを入れ、

泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせます。

先ほど作っておいた、酵母液と水(冬はぬるま湯)を全量加え、ゴムベラで混ぜ合わせていきます。

白神こだま酵母1.5g *有機サイリウム5.0gのレシピの場合。

生地完成後、霧吹き&ラップと輪ゴムで密封し、常温にて15分ほど生地を休ませます。

その後は、生地を軽く混ぜ、以降のレシピ同様仕上げていきます。

出来上がった生地をラップ上にのせます。

ラップで包み、綿棒で生地を四角に伸ばします。

ラップで密封した生地は、冷凍庫で20分冷やします。

生地を伸ばし、冷やしていた折込バターを中心におきます。

端から、バターを包むように生地をたたみます。

たたんだ生地部分の閉じめをつまんで、しっかり閉じます。

無農薬米粉をふるいます。

綿棒で、やさしく生地を伸ばしていきます。

生地を3つ折りにします。

ラップでしっかり包み冷凍庫で15分冷やします。

無農薬米粉をふるいます。

生地をやさしく伸ばしていきます。

先ほど同様、生地を三つ折りにし冷凍庫で15分冷やします。

再度同様に、生地を伸ばし→米粉をふるいます→やさしく生地を伸ばします→三つ折りにします。

ラップでしっかり密封し15分冷凍します。

くまち

動画もあります♡

新しいラップを用意し、無農薬米粉をふるいます。

冷凍していた生地をのせ、無農薬米粉をふるいます。

生地をやさしく伸ばしていきます。

ラップでサポートしながら、四角に伸ばしていきます。

冷凍庫で15分冷やします。

生地をカットします。

私は、ピザカッターでカットしています。

無農薬米粉を軽くふるい、生地を軽く伸ばします。

端から、くるくると成形していきます。

ラップでしっかり密封し、常温にて発酵します。

29℃以下の涼しいところで発酵します。

常温にて、70分発酵しました。

全体的に、少しふっくらとしました。

発酵完了後、オーブンは220℃で予熱スタートします。

表面に圧搾製法なたね油を塗っています。

予熱が完了したオーブンで210℃15分焼成します。

焼き立ては、ザックざくで美味しいです♪

冷凍保存もできます。

オーブンで温め直しても、ザックザクになります。

まとめ

今回は、ざっくざく美味しいクロワッサンを米粉で作ってみました。

小麦粉のクロワッサンの食感とは、また少し違う。

米粉の良さも、しっかり味わえるクロワッサンになっています。

米粉クロワッサン成功のポイントは・・

・バターが溶け出さないように、室温は低く。

・生地の硬さ。

・生地が張り付かないように、米粉をふるう。

・バターを織り込んでいく際は、力を入れずやさしく伸ばす。

・29℃以下でしっかり発酵する。

工程がいくつもある米粉クロワッサン。

やさしく ゆっくりと生地を伸ばしていくと、なんだか心がゆっくりと

穏やかになっていきます。

やさしく向き合う時間が、とても心地よいです。

こうして時間をかけて焼きあがるクロワッサンは、より一層美味しく貴重に感じます。

涼しい季節になったら、米粉クロワッサンを味わってみてください。

最後まで、読んでくださりありがとうございます。

毎日いろんなことがあるかと思いますが、

ゆったりとやさしい風に包まれる

穏やかな時間が少しでも多く訪れますように✨

ABOUT ME
kinako
はじめまして。kinakoと申します。 社会福祉士の仕事を通して、多くの方と関わり支援を行ってきました。その中で、食事の大切さを痛感し、それから私の頭の中は食べることでいっぱい! 安心安全で美味しいやさしいごはんやおやつを通して子どもたちの明るい未来を願って。