米粉食パンは、ふわふわしていてとても美味しい!
一斤タイプの米粉食パンもいいですが、今回は18cmパウンド型で作ります。
一斤食パンで難しい発酵完了の見極めもなく、お手軽に作れるのも嬉しいポイントです。
サンドイッチ・トースト・そのままなど、様々な食べ方でアレンジ自在の米粉食パン。
今回のレシピは、お砂糖もオイルも少なめのヘルシー仕様にしてみました。
サイリウムなしの米粉食パンレシピと、やさしい材料・必要な道具などについてお届けします。
・米粉パンレシピをお探しの方。
・パウンド型で簡単に作れる米粉食パンレシピをお探しの方。
・こだわり食材を取り入れている方&取り入れていきたい方。
ふわふわ米粉食パンは、トースト・サンドイッチどうやって食べようかな♪
いろんな食べ方ができるのも米粉食パンの嬉しいところだよね♡
米粉食パンの材料
<材料>
・無農薬米粉ミズホチカラ 200g
・有機ホワイトソルガム粉 20g
・自然塩 2.0g
・有機砂糖 5g
・白神こだま酵母 3.0g
・圧搾製なたね油 5g
・米粉湯種 無農薬米粉8g:熱湯27g
・水(ぬるま湯) 190g〜※
※今回は198g使用しました。
使用する米粉により水分量が変わります。
初めての米粉をお使いの場合は、185g前後からお試しください。
無農薬米粉ミズホチカラ
米粉パン作りは、米粉選びがとても大切です。
どんな米粉パンを作りたいかで、米粉選びも変わってきます。
パン用米粉の中には、グルテンや増粘剤を含んでいるものもあります。
こちらのレシピでは、グルテンや増粘剤など含まない無農薬米粉100%使用のレシピになっています。
グルテンや増粘剤などを含んでいないパンに向く米粉(米品種)とは・・
・アミロース値が中高程度。
・製粉時の澱粉損傷が少なく、細かく製粉してあるもの。
・気流粉砕など、細かい製粉方法を採用しているもの。
などが挙げられます。
品種としては「ミズホチカラ」「こなだもん」「笑みたわわ」「ほしのこ」などがあげられます。
(その他の品種もあります。)
また、このほか「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種であっても、製粉時にデンプン損傷を10%未満に抑え、かつ粒径75μm以下の割合が50%以上の微細に挽くことで、パン用として使用できます。(参考:農林水産省HP)
パン用米粉の中でも、無農薬栽培や有機栽培の米粉を選んでいます。
米の慣行栽培ではネオニコチノイド系農薬を使用していることがあります。
このネオニコチノイド系農薬は、昆虫の神経を撹乱させる農薬で、浸透性・残効性が強く諸外国では規制のある農薬の一つです。
日本でも、「みどりの食料システム戦略」にて2050年に向けてネオニコチノイド系農薬にかわる、新規農薬の開発をすすめていく方向であると記載されています。
私たちは、この「新規農薬」についても、目を凝らせてみていく必要があるな・・と思っています。
私は、「コバタケファーム」さんの無農薬米粉ミズホチカラを使わせていただいています。
大切な私たちや、大切な環境にやさしい無農薬栽培を採用してくださっています。
また、細かく粉砕されている無農薬ミズホチカラは、とてもふんわりとボリュームのある米粉パン仕上がります。
水分吸収率も低く、初めて米粉パンを作る方にもおすすめの米粉です。
「コバタケファーム 無農薬ミズホチカラ」で検索してみてください。
有機ホワイトソルガム粉
第4の穀物として注目されいてるホワイトソルガム粉。
厳しい環境でも育つ丈夫な穀物です。
WHO(世界保健機構)でも、スーパーグレインとして注目されている穀物の一つです。
米粉パンに少量加えると、ふっくらとした米粉パンに仕上がります。
有機ホワイトソルガム粉です。
オーストラリア有機栽培認定・有機JAS認定取得済みです。
クセのないホワイトソルガム粉は、グルテンフリーの小麦の代替穀物として、健康志向の方にとても注目されています。
白神こだま酵母
種おこし不要で、パン作り5分前に使用する水分量から取り出し溶いておくだけでOKです。
発酵力を強めるための添加物や保存料なども一切不使用です。
種おこし不要で、しっかり発酵力もある白神こだま酵母。
白神こだま酵母はトレハロースを多く含んでいて、甘みとしっとり感を出してくれます。
米粉パン作りとの相性もとても良いです。
圧搾製法なたね油
今回のレシピでは、オイルの量をとても少なく作っています。
きなこレシピでは、お砂糖や油を少なく少しでもヘルシーにを目指しています。
おすすめ油の選び方
☜おすすめ油のポイント
・圧搾製法を採用している。
・原材料が遺伝子組み換え使用でない。
・濾過の工程でも、薬剤など一切不使用。
市販の多くの油は、石油系溶剤を使用した溶解抽出法を採用しています。
石油系溶剤を使用し作られた油は、多く抽出することができます。
石油系溶剤は油抽出後、高温処理にて石油系溶剤を取り除く作業があります。
この高温処理の過程で「トランス脂肪酸」が発生してしまいます。
トランス脂肪酸は、多く摂り続けると冠動脈心疾患のリスクが高まるという研究結果があります。
参考:農林水産省HPより
毎日使用する油は、少しでも安心素材のものがおすすめです。
「オーサワ」さんの圧搾製法なたね油です。
国内産の遺伝子組み換えでないナタネ使用。
クセのない安心なななたね油は、毎日お料理はもちろんお菓子作りやパン作りなどでも使いやすいです。
国産ナタネのエルカ酸(エルシン酸)について・・
以前、国産なたね油に含まれるエルカ酸(エルシン酸)を多量に摂取すると心臓に負担がかかるというデータがありました。
改良が行われ、現在の国産なたね油では、無エルカ酸・低エルカ酸になっています。
有機砂糖
今回のレシピでは、お砂糖の量をとても少なく作っています。
きなこレシピでは、お砂糖や油を少なく少しでもヘルシーにを目指しています。
お菓子作りやパン作りで使用するお砂糖は、有機栽培や無農薬栽培のものを選んでいます。
また、精製度が低く少しでも多くミネラルが含まれたお砂糖がおすすめです。
「ナチュラルキッチン」さんの有機砂糖です。
グラニュータイプのお砂糖で、お菓子作りやパン作りでも使いやすいです。
健康志向の方に選ばれている「甜菜糖」は、栽培中にネオニコチノイド系農薬を使用することが多くあります。
そのため、ミネラルを豊富に含み、やさしい甘さの「甜菜糖」を選ぶ際も無農薬栽培や有機栽培のものがおすすめです。
「ムソー」さんの有機甜菜糖です。
貴重な有機栽培の甜菜糖です。
ミネラルを豊富含み、やさしい甘味はどんなお料理にもよく合います。
自然塩
私たちの生活に欠かせないお塩。
大切な私たちの身体にも欠かせません。
海の精のお塩です。
伊豆大島の海水を100%使用し、太陽・風・火の力を使い日本の伝統的な製塩方法により作られた貴重なお塩です。
毎日お料理やお菓子作り・パン作りなどどんなものにも使用できます。
米粉食パンレシピ
<作り方>
パン作り5分前に、白神こだま酵母を分量の水から取り出したぬるま湯で溶き、酵母液を作ります。
ぬるま湯温度:30〜35℃
無農薬米粉に熱湯を注ぎ、素早く全力で混ぜ合わせます。
混ぜていくと、伸びのあるゲル状の米粉湯種が出来上がります。
そのまま冷まして使用します。
ボウルに無農薬米粉・有機ホワイトソルガム粉・自然塩・有機砂糖を入れ、
ハンドミキサーの羽を使用しぐるぐると混ぜ合わせます。
先ほど作った酵母液と、残りの水を加え、ゴムベラで粉類と混ぜ合わせます。
粉類全体に水分が行き渡ったら、ハンドミキサーの低速で軽く混ぜます。
圧搾製法なたね油と、先ほど作った米粉湯種を加えます。
再びハンドミキサーの低速で約5分間混ぜます。
クイジナートさんのハンドミキサーの低速2で混ぜています。
サラサラと落ちる、トロミのある生地に仕上がります。
霧吹きをし、ラップと輪ゴムなどで密封します。
常温で5分おき、そのまま35℃10分発酵します。
発酵後、ゴムベラで混ぜガス抜きをします。
クッキングシートをセッティングした18cmのパウンド型に生地を流し込みます。
竹串などを使用し、大体2倍くらいになるところに生地で印をつけます。
ラップをふんわりかけ、輪ゴムで密封をし35℃10分〜発酵します。
35℃35分発酵しました。
輪ゴムとラップをそろ〜っと外します。
動画もあります♡
同じ多きさのパウンド型を蓋にしています。
パウンド型がない場合は、アルミホイルで蓋を作ります。
予熱なしオーブンで蓋をしたまま160℃25分焼成します。
オーブンから一旦取り出し、オーブンを200℃に予熱スタートします。
蓋を外し、表面に圧搾製法なたね油を塗ります。
200℃オーブンで15分焼成します。
焼き上がったら、型から生地をすぐに取り出し冷まします。
粗熱が取れたら、ラップをかけます。
完全に冷めない温かさがあるうちにラップで包みます。
温かいうちに、ラップで包むことでふわふわに仕上げます。
ラップが汗をかいたら、ラップをすぐ交換します。
ラップが汗をかいたままですと、生地の表面がふやけてしまいます。
完全に冷めてからカットします。
そのまま食べても、トーストやサンドイッチにしても♡
カットした米粉パンは、一枚ずつラップで包んで冷凍保存します。
米粉パンは冷凍保存がおすすめです。
米粉食パンを美味しく仕上げるポイント
米粉湯種
無農薬米粉ミズホチカラに熱湯を加えて、素早く力いっぱい混ぜると、伸びのあるゲル状のものができます。
「米粉湯種」は、増粘剤や乳化剤のような役割があります。
このゲル状の「米粉湯種」を加えることにより、米粉パンがふんわりふっくらします。
ハンドミキサー
米粉食パンをふんわりボリューミーに仕上げるために、ハンドミキサーを使用しています。
トロミのある米粉生地は、パワーのあるハンドミキサーを使用するのがおすすめです。
クイジナートさんのハンドミキサーです。
パワーのあるタイプのハンドミキサーなので、米粉パン作りでも大活躍です。
パン捏ね用のニーダも付いています。
ニーダも、米粉成形パンを混ぜる際に使用できます。
まとめ
今回は、米粉のふわふわ食パンレシピでした。
18cmパウンド型を使用したミニ食パンタイプになっています。
米粉湯種とハンドミキサーを使用することにより、ふわふわボリューミーな米粉食パンに仕上がります。
お砂糖・オイル少なめの、ちょこっとヘルシーな米粉食パン。
そのまま食べてもトースト・サンドイッチなど様々な方法で美味しく召し上がっていただけます。
米粉食パンは、米粉パン粉にもなります。
<米粉パン粉作り方>
米粉食パンをカットし、冷蔵庫で2、3日おきます。
硬くなった米粉パンをフードプロセッサーやパワータイプのミキサーで粉砕し出来上がり♪
米粉カレーパンやコロッケなどの衣にも♡
美味しい米粉パンタイムになりますように。
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
温かく穏やかな時間がありますように✨
最後まで、ご覧くださいましてありがとうございます✨