ふっくら米粉パンを作るためのポイントをまとめてみました。
ふっくら米粉パンが焼けると、焼きたても美味しい。
もちろん冷めたても、冷めても美味しい◡̈*
少しのポイントを押さえて、もちもちだけじゃない!もっと美味しいふかふか米粉パンに◡̈*
※レシピ等の転用転載はご遠慮ください。
・米粉パンをふっくら作るためのポイントまとめ
・素材を最大限に活かす方法
きなこのふっくら米粉パンのポイント、言っちゃうよ〜!
言っちゃう言っちゃう!米粉パンは、もちもちだけじゃないの。ふかふか美味しい米粉パン作りのポイントをお届けします。
米粉パンの米粉と水分量
米粉パン作りの最初のポイントは、主原料である米粉。
美味しい米粉パンを作るためには、米粉選びが大切です。
まずは、米粉パン作りにむく、米粉の特徴についてみていきます。
パンに向く米粉の特徴
・アミロース値が中高程度のもの。
・気流製粉などの細かい製粉方法を採用している。
・製粉時の澱粉損傷が少なく、細かく製粉できるもの。
これらのポイントを抑え、注目されている品種に「ミズホチカラ」「笑たわわ」「こなだもん」などがあります。
まずはお好みのパン用米粉を見つけてみてください。
米粉パン成功のポイントは、まずはお気に入りのパン用米粉を見つけること!
▶︎なぜお気に入りの米粉を見つける必要があるのか?
それは、米粉によって水分吸収率が変わるからです。
『お気に入りの米粉を見つけ、お使いの米粉の大体の水分量を確認すること。』
これが、米粉パン作りをグッと簡単にするポイントになります。
基本の米粉ソフトまるパンを作ると米粉の水分量を大体把握することができます。
▶︎お気に入りの米粉が決まっても、水分量は変わる!
お気に入りの米粉が決まり、基本の米粉ソフトまるパンにより大体の水分量を把握し、同じ米粉でも水分量は多少変わります。
そのため、米粉パン作りは、お使いの米粉の最低量からスタートします。
ハード系米粉パンは、大体の水分量を把握したら、『ほったらかしタイム』で調整します!
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米粉パンには休み時間が必要
米粉パンは、もちもちだけが魅力じゃありません。
米粉パンは、とてもふかふかなんです。
ふかふか米粉パンに仕上げるために、必要なことは・・『休み時間』!
休み時間を作ることにより、素材の力を最大限に活かすことができます。
米粉パンは、小麦粉パンより早く作ることができます。
でもだからといって、「一気に作るのはちょっとまった!」です。
「サイリウムハスクを加えて」「生地をしっかりまとめて」の、生地に変化を加える度に「生地休め」をします。
それにより、米粉湯種不使用でもふっくらふかふか米粉パンに仕上がります。
ソフト系米粉パンでは、サイリウムハスクを加えたら
『混ぜ→5分休み→混ぜ』の工程を取ります。
一気に混ぜないことで、混ぜる時の腕疲れも防げます!
生地を混ぜ終えたら、常温で15分生地を休めます。
この15分生地を休めることで、ふわふわな生地に仕上がります。
15分休憩前後の生地のふわふわ感の違いは、生地に触るとすぐわかって頂けると思います。
▶︎ハード系米粉パンも、「生地休め・じっくりほったらかし」でパリッと仕上げる。
ハード系米粉パンも、『混ぜ→5分休み→混ぜ』の工程で・・
焼き上がり外パリ感が、中ボリューミー感が作れます。
ハード系米粉パンも、一気に作りません。
生地を休める工程を取りながら進めることで、気泡がしっかりでき、外パリっとし中ボリューミーな米粉ハードパンに仕上がります。
米粉パンバゲットも、ベーコンエピ・リュスティック・クッペも、「外パリ・気泡もバッチリ・中ボリューミー」で美味しいです。
米粉パンは、ハード系のパンが結構おすすめ!
しっかり生地休めの工程をとることで、もちもち感だけでない、美味しい食感と旨みに出会えます。
米粉ハードパンは、じっくりほったらかし時間を作り、気泡を作っていきたいので、イースト量を少なくしています。
▶︎米粉ハードパンをパリット仕上げるためコツ
米粉ハードパンは、混ぜの回数を少なくすることが大切!
そのために、サイリウムハスクを先入します。
生地休めの時間を作ることにより、混ぜの回数も少なくなります。
米粉ハードパンは、生地にオイルなどの油脂も不使用です。
砂糖量もとても少なく仕上げているので、ヘルシー米粉パンになっています。
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米粉パンのサイリウムハスク量を見直して
米粉パンをもっちりだけに仕上げないポイントで大切なことは、「サイリウムハスク量」。
米粉パンを餅化させないためには、サイリウムハスク量を見極める必要があります。
特に、マヨネーズやチーズ・トマトソースなどをトッピングするタイプの米粉パンには、サイリウムハスク量が美味しさを左右します。
サイリウムハスクは、オオバコ属プランタゴ・オバタの種皮(ハスク)を粉末状にしたものです。
食物繊維が豊富で、水分を吸収するとゼラチン状にまとまります。
その特性を活かし、サラサラとした米粉パン生地をまとめ、成形米粉パンを作り上げます。
まとまる役割のあるサイリウムハスクですが、入れすぎ注意です。
サイリウムハスクと米粉の吸収力を最大限に活かすことで、美味しい米粉パンに仕上がります!
▶︎最大限に活かすとは?
「生地休め」が必要になります。
サイリウムハスクと米粉に、水分を吸収する時間を作ることにより、最低量で作り上げることができます。
また、サイリウムハスクを入れすぎると、サイリウムハスク特有の粘り効果を活かすことができません。
ネチネチしない米粉パン作りのためには、このサイリウムハスクの量のがとても大切になります。
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まとめとお願い
米粉パンをもっと美味しく仕上げるために必要な3つのポイントをお届けしました。
・米粉と水分量の把握
・休み時間をつくる(素材を最大限に活かす)
・サイリウムハスク量を見極める(素材を最大限に活かす)
米粉パンは一気に作りません。
それぞれの材料の特性を最大限に活かすことにより、ふかふかとした美味しい米粉パンに仕上げることができます。
きなこからのお願い
きなこレシピは、無農薬米粉はじめ、やさしい素材を使用しオリジナルレシピ作りをしています。
最近、米粉やグルテンフリーに大変注目が集まり、米粉仲間が増えてきたことはとても嬉しく思います。
しかし、きなこレシピが使用されている印象を受けるレシピを目にすることがあります。
もちろん、米粉やオーガニックなど私たちが健康的な生活を送る上で仲間が増えることがとても幸せなことです。
しかし、自分なりに多くの壁にぶち当たりながら、少しずつゲットしてきたレシピは、とてもとても大切なものです。
どうか、この気持ちが伝わりますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます◡̈*
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
穏やかな時間がありますように◡̈*