米粉のデニッシュ食パン。
折込なしで、簡単に。
ザクじゅわ〜なリッチな米粉パンには、メープルシロップでとことんリッチにしてみました。
米粉デニッシュ食パンに、メープルシロップはとてもよくあう。
・グルテンや増粘剤などを含まない無農薬米粉100%米粉パンレシピ。
・折込なしの簡単米粉デニッシュ食パンレシピ。
・やさしい素材で作っています。
きました!折込なしシリーズ!
きました!簡単に作れて、美味しく仕上がります!
※レシピの転用転載等はご遠慮ください。
米粉デニッシュ食パンの材料
<材料>
・無農薬米粉ミズホチカラ 230g
・有機片栗粉 15g※
・自然塩 1.8g
・有機砂糖 15g
・白神こだま酵母 3.0g
・有機サイリウムハスク 5.3g
・有機無調整豆乳 76g
・水(30〜35℃) 138g※
・無塩バター 70g
※ 有機片栗粉は有機コーンスターチでの代用O Kです。
※ 水分量は米粉によって変わります。
基本の米粉ソフトまるパンを作ると、お使いの米粉の大体の水分量を把握することができます。
無農薬米粉ミズホチカラ
コバタケファームさんの無農薬米粉ミズホチカラです。
水分吸収率がとても低く、初めて米粉パンを作る方にも使いやすい米粉です。
ふかふかの美味しい米粉パンを作ることができます。
毎日ごはんや、米粉パン・米粉お菓子などの米や米粉は、有機栽培や無農薬栽培の米をいただいています。
米の慣行栽培では、ネオニコチノイド系農薬を使用していることが多くあります。
ネオニコチノイド系農薬は、昆虫の神経を撹乱させる殺虫剤です。
海外では、ヒトや環境への影響から規制のある農薬の一つです。
日本でも、2050年に向けネオニコチノイド系農薬を新規農薬へと切り替える方向となっています。(「みどりの食料システム戦略」より)
新規農薬について、しっかりと見ていきたいと思います。
有機片栗粉
ムソーさんの有機片栗粉です。
国内産の遺伝子組み換えでない有機じゃがいもを使用。
伝統製法である「さらし澱粉製法」により丁寧に作られています。
片栗粉のさらし澱粉製法・・
片栗粉製造時に、澱粉乳を洗浄する「さらし」という工程があります。
通常では、脱汁機などで強制的に分離しています。
さらし澱粉製法では、丁寧に澱粉乳を洗浄し作り上げるため、純度の高い高品質な片栗粉に仕上がります。
有機コーンスターチ
アリサンさんの有機コーンスターチです。
遺伝子組み換えでない有機トウモロコシを使用しています。
無水亜硫酸も不使用です。
コーンスターチに使用されている無水亜硫酸・・
トウモロコシから澱粉を取り出す際に、硬いとトウモロコシをふやかすために使用されていることが多くあります。
白神こだま酵母
米粉パンとの相性もとても良く、美味しい米粉パンを焼くことができます。
発酵力を上げるための添加物や保存料などは不使用です。
高温に弱いため、白神こだま酵母を溶く際は、30〜35℃の水温で溶いています。
有機サイリウムハスク
Organic Indiaさんの有機サイリウムハスクです。
サイリウムハスクは、オオバコ属プランタゴ・オバタという植物の種皮(ハスク)を粉末にしたものです。
食物繊維が豊富で、水分を吸水するとゼラチン状になります。
サラサラとした米粉パン生地をまとめ、成形米粉パンにしてくれます。
きなこレシピでは、サイリウムハスクの素材を活かし、できるだけ少ない量で作れるような工程をとっています。
有機無調整豆乳
マルサンさんの有機大豆を使用した有機無調整豆乳です。
大豆製品は、「遺伝子組み換えでない」と「除草剤(グリホサート)不使用」を選んでいます。
現在、国産大豆の遺伝子組み換え栽培は禁止されています。
しかし、除草剤(グリホサート)」を使用している大豆もあるので、気をつけたいポイントです。
無塩バター
折込なし米粉デニッシュ食パンやクロワッサンでは、バターを室温に戻し柔らかくし使用しています。
普段料理ではあまり使わないバターですが、米粉パンや米粉お菓子にたま〜に登場する際は、エシレ発酵バターやグラスフェッドバターを使用しています。
健康志向の方が選ぶ「グラスフェッドバター」とは・・
牧草だけを食べて育った牛のミルクから作られたバターのこと。
一般的なバターより、少し黄色味がかった色をしています。
グラスフェッドバターには不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸は、体内でつくることができず、食べ物から摂り入れる栄養素です。
有機砂糖
ナチュラルキッチンさんの有機砂糖です。
ブラジル産の有機サトウキビのグラニュータイプです。
毎日料理は、重ねるだけ料理で砂糖不使用です。
米粉お菓子や米粉パンなどに使用する砂糖は未精製の無農薬栽培や有機栽培のものを選んでいます。
健康志向の方に選ばれている甜菜糖。
砂糖大根から作られるお砂糖です。
一般的に販売されている甜菜糖には、ネオニコチノイド系農薬を使用している場合が多いです。
甜菜糖を使用する際は、ムソーさんの有機甜菜糖を選んでいます。
自然塩
海の精さんのあらしおです。
伊豆大島の海水を使用し、太陽・風・火の力を利用し日本の伝統製塩方法により丁寧に作られている自然海塩です。
ミネラルを豊富に含んだ健康的なお塩。
毎日お料理や、お菓子作りパン作りなどでも、こちらの自然海塩を使用しています。
米粉デニッシュ食パンレシピ
<準備>
・無塩バターは室温に戻しておく。(柔らかい状態に)
・有機無調整豆乳は常温にしておく。
<作り方>
水(30〜35℃)に、白神こだま酵母を加え、5分おきます。(酵母液)
別のボウルに、無農薬米粉ミズホチカラ・有機片栗粉(有機コーンスターチ)・自然塩・有機砂糖・有機サイリウムハスクくを加え、泡立て器でぐるぐる混ぜ合わせておきます。
米粉クロワッサン系の生地は、あまり混ぜないが鉄則!
生地の混ぜすぎ防止のために、サイリウムハスクは先入します。
※レシピの転用転載等ご遠慮ください。
酵母液5分後。
酵母液を泡立て器でぐるぐる混ぜ合わせ、先ほど混ぜた米粉類と、常温の有機無調整豆乳を加えます。
ゴムベラで全体を混ぜ合わせます。
1〜2分ほど、サイリウムを粘らせるように混ぜます。
動画では、1分40秒ほど混ぜました。
密封し、常温で1分おきます。
「混ぜる→5分休む→混ぜる」(きなこのボリュームアップ製法)
を取ることで、ふっくらとボリュームのある米粉パンを焼くことができます。
また、サイリウムハスクを少なくすることができます。
※レシピの転用転載等はご遠慮ください。
5分後。
カードなどを使用し、生地を1分前後混ぜます。
生地を広げるように混ぜていきます。
動画では45秒ほど混ぜました。
密封し、常温で15分おきます。
米粉パンは一気に作りません。
この時間をつくることで、次の作業で生地に触れた時、ふわふわ感の違いにお気づきになるかと思います。
生地を軽く混ぜます。
捏ね台にラップを広げます。
手・生地表面に圧搾製法なたね油を塗ります。
生地をおき、オイルつけた麺棒で生地を伸ばしていきます。
室温に戻し、柔らかくなった無塩バターの2/3を全体にちぎっていきます。
生地が破れないように、ソフトに全体に手で伸ばしていきます。
動画もあります♡
端から生地を丸めます。
丸めた生地の閉じ目を上、縦方向におきます。
麺棒にオイルを塗り、ソフトに生地を伸ばしていきます。
残しのバターを先ほど同様に、手でちぎり全体に散らします。
ソフトに、バターを塗り広げます。
端から生地をまき、閉じ目を閉じます。
糸で生地を3分割にします。
クッキングシートをセットした18cmパウンド型に生地を詰めます。
霧吹きをし、28℃以下の涼しい環境下で、
30〜60分ほど発酵。
しっかり生地量が膨らむまで発酵させます。
発酵完了後、オーブンを230℃で予熱スタートします。
生地表面に圧搾製法米油を塗ります。
予熱が完了したオーブンで、210℃20分、そのまま180℃10分焼成します。
焼き上がったら、型からすぐはずします。
クッキングシートも剥がします。
粗熱が取れたらラップをかけ乾燥を防ぎます。
米粉パンの保存方法・・
米粉パンは、完全に冷める前にラップで密封し、冷凍保存します。
有機メープルシロップをかけて召し上がれ♡
※レシピの転用転載等はご遠慮ください。
まとめ
じゅわ〜っとリッチな米粉デニッシュ食パン。
折込とか、生地の扱いが面倒なイメージがありますが、実は簡単です!
折り込みとかしません!
簡単ポイント!
バターは折り込まないから、一気に作れます。
生地作りは、しっかりと生地の状態をよくしながら作ります。
米粉パンを美味しくつくるポイント
米粉パン生地は一気に仕上げない!
しっかり生地の休憩時間をつくることで、ふっくら美味しい米粉パンに仕上げることができます。
おすすめは、メープルシロップがけです。
バターとメープルシロップが、最高にリッチなパンにしてくれます。
美味しい米粉パンタイムになりますように✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
毎日いろんなことがあるかと思いますが、
ほっと安らぐ穏やかな時間がありますうように✨
※レシピの転用転載等をご遠慮ください。